こんにちは。今回から、中学受験「危機管理力診断」の個々のテーマについてみていきたいと思います。30個のテーマの中から、ご質問のあったなかから取り上げていきます。

 
   さて、今回は「お小遣いのあげ過ぎの是非」です。



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第六章 危機管理診断



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■□■  危機管理力診断(分析)  ■□■
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3.小遣いのあげ過ぎは是か非か


  お小遣いのあげ過ぎって悪いことですか?っていうか、「お小遣いのあげ過ぎ」って何でしょう?




  よく報道やドラマで見るのは、親がこどもにせがまれるままにお金を渡すシーン。
  「母ちゃん、金くれよ〜」
  「金よこせ〜」
  「はいはい、いくら必要なの?」
  です。




  これが典型的な「お小遣いのあげ過ぎ」。かなりイメージが悪い。




  けれど、こどもの受験生活で問題になる「お小遣いのあげ過ぎ」は、「駆け引き」のこと。
  「今度10番以内に入ったら、時計を買ってやる」です。



  
  ちなみに、こどもは現金よりモノを欲しがると思っていましたが、最近では現金のほうが好まれるようですね。




  さて、お金で受験生のモチベーションをつるのはいいことか、悪いことか。




  私は、こうしたモノでつるやり方もアリかな、と思います。こどものモチベーションは確かに上がるからです。




  「そんな安易な考え方でいいのかっ!」って怒られそうそうですが・・・。




  でも、だれだってお金(モノ)でこども釣ったことはあるでしょう。かなり有効な武器であることは誰だって知っていると思うんです。




  それなのに、お金(モノ)でこどもを釣ることに対するイメージが悪いのは、「こどもが親にたかるシーン」を思い出してしまうからですね。こどもがグレたり、怠け者になるのがイヤ。




  心配ご無用です。少し位お金で釣ったって、小学生ごときがカンタンにグレることはまずありません。中学生だって、多少グレても、ほっとけばすぐ直ります。




  だから、こどものモチベーションが上がるなら、多少お金(モノ)で釣ったっていいんです。




  ただ問題なのは、受験には「期限」があるということ。







  その場だけいい気になっても、それは外的動機付けに過ぎないから、Bゾーン止まり。Cゾーンに突入するためには、どうしても「効率」との戦いに挑まなければならない。




  だから、いくら大金を積んでも受験は突破できないことを教える必要がある。「効率的な勉強法」は金では買えない。買うものではなく、自分で作り上げるもの。




  むしろ、お金やモノに気が向いていてはいい学校に入れるはずはない。こうしたことを教えることが必要だと思います。




  「じゃあ、結局お金で釣るのはダメなんじゃん」ですよね。




  でも、繰り返しになりますが、お金で釣るのは効果的な手段なんです。ですから、Bゾーンにあるうちは多少お金で釣っていい、けれど他方で、Cゾーンという段階があることも同時に教えて欲しいのです。




  「じゃあ、受験のためならこどもをダメにしたっていいのか!」ですよね。




  そうです、「道徳的な問題」があるんですね。こどもが拝金主義になりはしないか、と。




  また、こどもが見ているのが「親のサイフ」なのが「親の生きざま」なのかはとても重要な問題です。親のサイフばかり見て育つこどもは、他人に対しても同じような目でみることが多い。




  だけど、意味もなくお金を敵視するのもいけない。お金がなくては食べていけないし、「衣食足りて礼節」を知るとも言われる。




  そこで、お金やモノで釣りつつ、こどもに分別がついてきたら、「お金」の機能を教えたほうがいい。




  お金は、価値の交換手段です。
  売る側も買う側も、価値をお金に換算して評価する。お金が動く前に、必ず「評価」が先行する。
  だから、価値の分からない人(感謝・感動のない人)のまわりでは金は動かない。




  今はカンタンに親に何でも買ってもらえても、将来独り立ちしたときに「価値」が分からない人のままでは、その子に満足なお金の出入りはない。




  そして、受験生活だけでは決して「価値」が分かるようになるにはならない。「謙虚に自分を一歩引っ込めて、人の話をよく聞く」「実るほど頭を垂れる稲穂かな」です。こうして、さまざまな試練を自分に課してこそ、「価値」が見えてくる。




  お金はこどもを釣る有効な手段ですが、もっとよく考えると、そうした行動を通じていろいろなことを教えてあげられると思うのです。
  一概に「お金でこどもをつるのは良くない」と決め付けないほうがよさそうです。



  
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