こんにちは。今回は、危機管理力診断」の30個のテーマの中から、「勉強する気あるの?」を取り上げていきます。

 
  なお、今週から、整数、場合の数の問題もご紹介していく予定です。


中学受験でも高校受験でも、できる子と伸び悩む子の差が激しい分野は、整数、場合の数、空間図形です。これらのテーマを克服したかどうかで、算数・数学に自信がつくかどうかが決まるといっていいほどです。


  ところが、中学受験では、整数や場合の数を数多く取り扱っている問題集は大手塾のテキストくらいで、市販のものでは不十分です。ですので、「指導の現場」で、難関校合格に必要十分な問題をご紹介していきたいと思います。



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■□■  危機管理力診断(分析)  ■□■
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第六章 危機管理診断



4.「あんた、勉強する気あるの?」



   「あんた、勉強する気あるの?」
   「あんた、受験する気あるの?」
   「あんた、塾に行く気あるの?」



   これって、つい言いたくなりませんか? 私だって言いたくなります。
   「オマエやる気あんのかよぉ〜」



   この「〜する気あるの?」というフレーズ、私生活でもありますよ。
   「あなた私を愛する気あるの?」
   「オマエ練習する気あんのかよ!」



   「〜する気あるの?」というフレーズは、もちろん激励だったり共同体意識の表明だったりします。言う側は「もっとがんばろうね」と言いたい。



   しかし、同時に手詰まり感もある。
   「あなたは私を愛する気があるの?」とは、裏を返せば、「私は十分愛している」し、「もうこれ以上私があなたを愛する術はない」です。
   「私とあなたの関係がうまくいくかどうかは、あなた次第なのよ」です。



   受験でも同じです。
   「あんた、勉強する気あるの?」というのは、「受験というのは所詮本人次第」という考え方に直結するんです。激励のつもりが、実は相手を追い込めている。共感を得ようと頑張っているのに、かえって相手を翻弄させる。



   こうなっては事態がこじれるばかり。危機管理力ゼロ。
   なので、相手を責め立てたくなったら、「愛し合ったころ」「勉強が楽しかったとき」にもどって、少しずつ共感を取り戻す努力が必要になる。



   じゃあ、なぜ 「あんた、勉強する気あるの?」「受験というのは所詮本人次第」という考え方になるのか。「受験というのは所詮本人の問題」なのか。



   「受験は本人次第」という考え方は、「こどもに何をやらすか」という発想です。
   つまり、[先生・親]→[こども]→[教材]の関係で、[教材]に最も重点を置く考え方です。数多ある良さそうな教材をそろえて、それらの教材とこどもを土俵に乗せる。そして、土俵の下から声援を送る。教材(塾)を与えたから、あとは本人次第。
前提として[教材]に最も重点を置くから、結論は「本人次第」となる。こうした考え方を徹底させると、成績が下がるたびに教材や塾を変えることに血眼になる。困難な悪循環。



   こうして多くの受験生が押し潰されてきたんです。確かに、いい教材はたくさんあります。でも、小学生は教材を取捨選択することができない。教材を与えたらそれで終わりではない。だから、こどもの成績が上がらないときに、「所詮受験は本人次第」と言って突き放すのは残酷なように思うのです。



   受験で最も大切なのは「本番に強い子に育てる」です。本番で戦ってくるのは「こども自身」です。だから、「こども自身を変える」「一回りも二回りも成長させる」ことが一番で、教材や塾を効率よく利用することは二の次。「何をやらすか」ということより、「だれがするのか」が決定的に重要です。



   「何をやらすか」も「だれがするのか」も両方大切なんです。しかし、「何をやらすか」を「体」とすると、「だれがするのか」は「心」です。「心」を抜きにしては何も始まらない。「心」を大切にしてこそ、それ以外のことに意味がある。



   繰り返しになりますが、[先生・親]→[こども]→[教材]の関係の中で、一番が[こども]、二番が[教材]です。「教材を与えたらあとは子供次第」、ではなくて、「受験はこども次第だからこどもを成長させる」です。


   「受験は結局はこども次第」というのは、結論ではなく、出発点です。


   



  教材に最も重点を置く考え方は、こどもをいきなりCゾーンに放り込もうとするものです。効率を最優先にする。
  確かに、受験は効率との戦いですから、間違えではありません。
  けれど、効率を無視してでも、こどもに乗り移って考える段階(Aゾーン、Bゾーン)も必要だと思うのです。受験では土台となる段階だと思います。

 

  繰り返しになりますが、「受験は結局はこども次第」というのは、結論ではなく、出発点です。

こどもに「やる気あるの?」という精神論をぶつけたくなったときは、第三章の場作りを考えてみてください。
  

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