こんにちは。今回は、危機管理力診断」の30個のテーマの中から、「お兄ちゃんは努力して一流校に合格したのよ」を取り上げていきます。



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第六章 危機管理診断



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■□■  危機管理力診断(分析)  ■□■
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5.「お兄ちゃんは努力して一流校に合格したのよ」



   人と比較すれば、簡単に競争心が煽ることができます。
ですから、受験の世界では、人と比較することによってこどものモチベーションを上げる手法が多く用いられます。



   ただ、簡単に競争心を煽ることができるということと、競争に強いこどもかどうかは別問題です。人と比較されればだれだって競争心を煽られますが、それをどう受け止めるかは人によって違います。
ですから、人と比較してこどものモチベーションを上げようとするときは、そのこどもが競争に強いかどうかをまず考える必要があります。



   こどもが競争に強いかどうかは、「人と比較されたこどもが粘り強さを見せるのか、それとも耳を貸さないか」で判断されます。人と比較されることによって「自分が認められている」「自分にもできる」と感じるのか、それとも大人の欲目を察知してシラケているのか、の違いでもあります。



   いずれにしても、受験で大切なのは「本番に強いかどうか」です。志望校がどこであれ、1月に願書を出した学校に合格するかどうかは、ひとえに「本番での強さ」にかかっています。ビリで合格しても、合格は合格です。(余談ですが、私は都立高校の担任からビリから2番目で入学したと聞いた覚えがあります。なにくそと思い、大学には現役で進学しましたが。)



   こうした意味で、こどもたちには「とりあえず」競争に強くなってもらいたい。受験は競争試験だから、比較されることを恐れないでもらいたい。どうせ自分だって人を比較してるはずですし、社会に出ればイヤでも比較され続ける。



   ここまではいわば当然の話です。

   ですが、ちょっと心配事もあります。「競争だけが意識付けられると、話を聞けなるおそれがあるのではないか」、という心配です。



   「つまんねぇよ〜」「早く答えを言ってよ〜」「授業は延長しないでよ〜」って言うこどもが多く見受けられます。
もちろん、指導側の力量不足もあるでしょうけれども、こどもの意識の問題もあると思うのです。こうした発言をする生徒は、案外要領のいい子で、いざというときに勝負強い。



   それで受験はなんとかなるでしょうけれど、人の話をよく聞くことの重要性が分かっていない。



   人に使われたことのある人なら分かると思いますが、人はある程度の自信がつくと人の話を煙たがるようになります。

   例えば、接客を任されてある程度仕事がスムーズに行えるようになると、上司の指示や命令がうっとうしくなります。

「ちゃんとやってんのよ」

「あんたどこ見てんのよ」

「じゃあ、あんたは何してんのよ」



   こうした考え方の根底には、「あんたになんか負けてないよ」という競争意識があると思うんです。仕事はしっかりやっているという自信です。



   仕事をしっかりやっているということは褒められるべきだし、立派なことです。
ただ、人の言うことに耳を傾けられなくなったら、その時点でその人の成長が止まる。外から見た自分を想像できない。



   「つまんねぇよ〜」「早く答えを言ってよ〜」「授業は延長しないでよ〜」って言うこどもたちは、勝ち負けしか目に入っていない。人の話の奥底を読もうとしない。人から求められていることが分からない。



   受験ではどうしても勝ち負けという結論は大切です。
ですが、受験勉強と並行して、人の話をよく聞くようにしつけることも同じくらい大切だと思うのです。むしろ、人の話を聞けるからこそ、勉強で得た知識に意味があると思います。



   人を引き合いに出して(人と比べることによって)こどもの競争心をくすぐるのは有効な手段です。ですが、勝ち負けだけに目が行くと、こどもの成長の芽を摘みかねないと思います。



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