こんにちは。今週の「東洋経済(2006年12月16日号108〜109頁)」で、東京学芸大学教授の山田昌弘先生という方(社会学専攻)が、「今の時代、格差の固定化を防ぐためには、学校改革以上に家庭状況の改善が必要であり、それが日本経済の競争力を結果的に高める条件になっている」という主張をされていました。その「家庭状況の改善」とは何かをご紹介します。



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  上の記事によれば、『まず消費者のニーズの変化を挙げている。戦後から1990年ころまでの工業社会では、人はみんなと同じものを手に入れることで満足していた。量販店、遊園地、旅行など、いずれも総横並びで中流感覚を得て満足していた。ところが、現在ではありきたりのことでは満足しなくなっている。


  現在の消費者のニーズの特徴は、‐錣某靴靴い發里鯆匹Α↓1番いいものを追う、しかし、「何が新しいか」「何が一番か」は実は消費者自身は前もって分からない、という。消費者は特定のサービスや商品に出会うことで、自分に秘められた感性に出会うことになる。


  そすると、消費者のニーズに応えようとする側に立ったときに求められる能力は、/靴靴ち箸濆腓錣擦鮃佑┐弔創造力、∩蠎蠅陵澣瓩魄き出すコミュニケーション力、人の感性に訴える美的センス、の3つである。これらの能力は、「中流感覚」に根ざした「古い能力」に対し、「開拓」を標榜する「新しい能力」と言うことができる。固定化された格差間の線引きは、「新しい能力」を獲得できたかどうかによって決まる。


  こどもにこれらの能力を身につけるには「読書・知的会話・芸術」に多く触れることが必要であるが、学校教育では不十分である。とりわけ、こどもは幼少のころ、親の会話を聞くことによって親が何を望んでいるのかを必死に理解しようとし、その過程を通じてコミュニケーション力が身につく。だから、読書・知的会話・芸術に多く触れる家庭環境を整えることは、単に「補充的」なものではなく、「本体的」な意味を持つ。学校改革以上に家庭状況の改善が必要である。』


  以上が記事の要旨です。かなり私の注釈(推測)が入りましたので、気になった方は原文にあたってみてください。


  幸せ受験塾でも言いましたが、受験では「達成意欲を育てる」ことが最も重要だと考えられます。受験生はそれぞれ異なる疑問を持つ。だからスタートが異なる。その中でも、疑問を突き詰めた受験生だけが正解を手にすることができる。正解は「紙に書かれた解答」ではなく、「自分頭で考えた思考そのもの」です。卓越した棋士になろうという人は、名人の指した「目に見える棋譜」ではなく、「目に見えない名人の頭の中」を見ようとする。


  ですが、受験では問題も解答も用意されていますから、「達成意欲」を発揮できる場面はいくらでもある。これに対して、社会に出れば問題も解答もありません。そこで、「開拓」を標榜する「新しい能力」という問題があることを知り、心強く思いました。ところが私の幼少時代は、「読書ナシ(遊びと部活ばかり)、会話ナシ(喧嘩多発)、芸術ナシ(テレビ・マンガ大好き)」のナイナイ尽くしでした。恥ずかしい限りですが、昔はこれでも何とかなったんですよ。今のこどもたちは大変です。こどもたちには、「知的な会話」を投げかけていこうと誓った次第です。



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