こんにちは。やっと「幸せ受験塾」の編集が終わりました。内容がごちゃごちゃしていて情けなくなりましたが、項目を入れ替えたり、書き換えたりして、少しは分かりやすくなりました。いつもこのブログを可愛がってくださっている皆さんにはまっ先に公開してしまいます。従前のものはいったん破棄して、一から再スタートです。これからもよろしくお願いします。

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まえがき

         「これだ!」と思った塾に入れた。友達と同じくらい長い時間、同じ分量の教材で勉強している。 もう頑張れないこどもあれ

 どうも様子がヘン。子供に元気が無くなってきたし、どうやら宿題も累積債務のようにたまっていく。「勉強時間が足りないのかしら」「基本が出来ていないのかしら」。塾の先生には「親は教えるな」と言われているけど、どうしても手が出ちゃう。「えっ。こんなこともできないの?」「困った。この先どうしよう。」 

    同じだけの努力、同じだけの費用、同じだけの時間を費やしているのにうまくいかない。こんなとき、先生やテキストに対して疑心暗鬼になってしまうものです。そして、塾や教材をいろいろと渡り歩く「着せ替え人形」の旅が始まるのです。けれども、お子さんを既製服のサイズに合わそうとするだけでいいのでしょうか?服のガラや機能ばかりに目が行っていないでしょうか?

 それじゃダメだと気付いたとき、「家庭でなんとかしなきゃ」になります。そうすると中学受験がなんとなく分かってくる。ところが、それなのに受験に力を入れれば入れるだけ家庭の中がギクシャクすることもしばしば。 子供や夫との会話がトゲトゲしい・・・。 せっかくお膳立てしてもだれも思うように動いてくれない・・・。 現実を目の前にして、いつしか楽しいはずの夢が遠のいていく。でも夢をつなぎとめておきたい。だからもっと力が入る。困難な悪循環。 こうした失敗体験を活かすことができる人は多くはありません。むしろ同じ失敗を繰り返す人が多い。 

 ですから、受験を決意したら、どこでどうつまずくのか、なぜつまずくのか、どのようにサポートすればよいのかについて予備知識を持っている方が断然有利です。既製服を買い込んでくる前に、子供がどう変化するかを知っておくべきです。そのためには、成功した人に詳しく話を聞く、できるところからマネすることが一番早い。 ところが、成功した人はあまりコツを教えたがりません。成功した人にとっては常識だから、説明するのもしんどい。無意識のうちに成功しちゃったからかも知れません。しかも、成功した人の言うことは型どおりで、それをマネしてもしっくりこないことが多い。

 そこで、中学入試とはどういうものか、来るべき危機にどう対処したらよいかをこれから一緒に考えていこうと思います。受験生を抱えるご家庭は日々「決断」を迫られています。「どうしたら集中力してくれるのか」「どのような教材をどうやってやればいいのか」「このまま塾を続けるべきかどうか」「反抗期に入ってこどもに手出しができない」「思った通りに勉強のペースがつかめない」「志望校が決まらない」などなど。こうしたいろいろな決断に直面したとき、適切な対処ができなかったり、中途半端な対処をしたとき、後になって「あれが悪かったかな」「これが悪かったかな」と思い悩む。そうでいて、これからどのように対処してよいか分からない。こうした状況適切に対処できる危機管理力のつけ方を一緒に考えていきましょう。

目 次

第一章 本書の読み方と構成

1.本書の読み方

 本書でご紹介するやり方をそのまま取り入れてもうまくいくとは限りません。それぞれのご家庭の状況にフィットするように応用するための考え方をご紹介します。

2.段階別危機管理力

 受験は「期限(効率)」「膨大な分量」との戦いです。この2つを軸に、受験のステップは次の4つの段階に区別することができます。それは、,燭晴箸判里箸鮃圓来するだけのこどもたち、結果だけをもってこようとするこどもたち(第3章)、自分のペースがつかめずあたふたするこどもたちに科目横断的な学力を身につけさせる(第4章)、ゼ己完結するこどもたちに気付きを与える(第5章)、です。それぞれの段階で必要な対処法が異なることを示します。

    第二章 こどもの重い腰を上げさせる〜「なるほど(動機)」から「自分からやってみよう(行動変容)」へ

1.ただ家と塾とを行き来するだけのこどもたち

 この章で問題になるのは、「勉強しなくちゃと分かっちゃいるけど、勉強したくないこどもたち」に、どのように自発的に勉強を向かわせるか、です。

     2.みんなが陥る「強制」のワナ

 勉強に向き合わないこどもに対しては、従来、「強制すれば何とかなる」と考えられてきました。それではうまくいかないことを示します。 

3.それでもなぜ「強制」しようとするのか

 強制ではうまくいかないと思っていても強制してしまうのは、小学生の特質を踏まえていないからだということを示します。

4.ただ塾を家を行き来するこどもに対する基本的なスタンス

 小学生の特質を踏まえて、受験においては「受験は自分次第」というのは「結論」(あきらめ)ではなく「出発点」であるという心構えが大切であることを示します。

5.「やる気を引き出す秘技」を試す前に

 こどもにいろいろなことを「試そうとする」より、まずは大人自身が変わらなければならないという心構えを示します。

6.こどものやる気を引き出す秘技(1)……大人の体験談は甘い果実か劇薬か

 大人の体験談の必要性と効用、その話し方を示します。

7.こどものやる気を引き出す秘技(2)……勉強に興味を持たせる暗示法

 ただ家と塾を行き来するこどもは、勉強しなくちゃと思いながら、どうしても勉強以外のものに目が向いてしまう原因は、勉強に興味がないこと、あるいは、勉強に強い抵抗意識を持っていることにあります。まず、本項で勉強に興味を持つ暗示法を示し、次いで次項で勉強に対する抵抗感を軽減する方法を示します。

8.こどものやる気を引き出す秘技(3)……勉強に対する抵抗感を和らげる

9.こどものやる気を引き出す秘技(4)……こどもの反抗期の対処法

 反抗期に関する悩みは学年を問いません。反抗期のこどもに対する対処法を示します。

10.まとめ

 中学受験はこども自身を問題にする前にまずは大人がやるべきことがたくさんあるという問題意識を再度提言します。

第三章 手探り状態から脱出する〜「自分からやってみよう(行動変容)」から「やればできる(小さな成功体験)」へ

1.結果だけをもってこようとするこどもたち

 こどもが自発的に勉強に取り組むようになったら、次は小さな成功体験を味わせる段階に進みます。この章で問題になるのは、「結果だけをもってこようとするこどもたち」に、どのように小さな成功体験を味合わせるかです。

2.大きな成功よりまずは小さな成功体験

 受験で合格するのに一番重要なのは、本番での勝負強さにあります。本番での勝負強さは、小さな成功体験の積み重ねによって体得されていきます。小さな成功体験を踏まえてこそ、合格があることを示します。

3.小さな成功体験を積ませるための基本的なアプローチ

 第三章(本章)と第四章(次章)の違いを示した上で、本章では仏行動が原則であることを示します。

 

第三章「やってみる」から「やればできる」へ

第四章「やればできる」から「もう大丈夫」へ

問題点

不安だらけ、場当たり的、やり残しが多い

受け売り、できたつもり

行動原則

仏行動
*不安・ストレスの緩和、承認が必要。定型的・基本的作業は、だれでも、いやいやでもできるようになる。

鬼行動
*継続性・耐性、教科横断型の解決能力をつける必要がある。複雑で知的な作業は、自分でなんときゃしなきゃと思わないと、乗り越えることができない。

その他

*目標は成績・志望校以外のものでよい。教材はマニュアルさえあればよい。

*合格、学力向上、人間的成長(勉強以外のことで行き詰ることはない)。マニュアル以外の「自分の経験」「他人の経験」も取り入れることが必要。



4.小さな成功体験を味わせる秘技(1)……こどもを上手にコントロールする手法

 こどもを上手にコントロールする方法を示します。
を参照してください。

5.小さな成功体験を味わせる秘技(2)……褒めて「伸びる」メカニズム、褒めて「伸ばす」メカニズム

 ありきたりな「褒めの手法」にも一定のテクニックがあることを示します。

6.小さな成功体験を味わせる秘技(3)……こどもを褒める基準を持つ

 こどもを褒めるにもネタは必要ですが、成績のようなありきたりなものではネタが尽きてしまいます。こどものどの部分を褒めれば入試に強くなるかを示します。

7.小さな成功体験を味わせる秘技(4)……先生との信頼関係の作り方

 こどもにどういった対応をとるにせよ、こどもの生活をよく把握しておく必要があります。学校や塾の先生との信頼関係の作り方を示します。

8.小さな成功体験を味わせる秘技(5)……自由に質問できる場作り

 質問できる場作りの必要性と効用について5つのポイントを示します。

9.まとめ

   親の期待がこどもをダメにすると言われることがありますが、むしろ親が子供を放置するほうがこどもをダメにすることを示します。 

  第四章 葛藤を克服する〜「やればできる(小さな成功体験)」から「もう大丈夫(自信)」へ

1.自分のペースがつかめずあたふたするこどもたち

 前章では、特定の教科について小テストとか範囲指定があるテストでいい成績をとらせてあげるなど、いわゆる小さな成功体験の話でした。次に問題となるのは「小さな成功体験を活かして、科目横断的な解決力も身につけるにはどうすればいいか」であることを示します。

2.自分のペースがつかめずあたふたするこどもたちに対する基本的なスタンス〜暴走する「ほら、できるでしょ」

 科目横断的な学力をつけさせるためには、大人が手取り足取りやらせる段階から、こども自身が「物事を一から自分で組み立てる」段階に進ませなければならないことを示します。

3.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(1)……家庭学習の「型」をもたせる

 物事をイチから自分で組み立てられるようになるには、自分なりの勉強の型が必要であること、そしてその型とはどのようなものであるかを示します。

4.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(2)……家庭学習の計画(Plan)

 中学受験で「学習計画」といえば、教材の目次であったり、塾のカリキュラムであったりします。ところが、いざ中学受験の教材を手にしてみると、「何をどのようにこなせばいいか分からない」という壁にぶつかります。そこで、家庭学習のやらせ方のポイントを挙げていきます。本項で「家庭学習の計画(Plan)」、次項で「家庭学習の実行(Do)」、次々項で「家庭学習の確認(See)」を示します。

5.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(3)……家庭学習の実行(Do)

6.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(4)……家庭学習の実行(See)

7.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(5)……日々積みあがる課題を要領よくこなす

 課題をこなしきれない小学生の嘆きは、大人が想像する以上に深刻です。そこで、(1)何とか分量はこなせているケース、(2)分量をこなし切れないものの、得意科目があるケース、(3)分量をこなし切れないし、これといって得意な科目もないケース、に分けて対策術を示します。

8.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(6)……小学生の算数の考え方

 小学生の特質を踏まえて、算数の教え方のコツを例題を通して示します。項目としては、(1)「写経を強制する」より「具体的なイメージを持たせる」、(2)原理・原則で串刺しにせよ、(3)算数的な体力をつける、からなります。

9.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(7)……理科の考え方

 算数に続いて、最近の理科の出題傾向を踏まえて、理科の学習法を示します。

10.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(8)……疑問から正解を導かせる

 なぜ集中できないか、なぜケアレスミスが頻発するのかの原因を特定し、学習に対する根本的な取り組み方を示します。

11.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(9)……こどもの混乱を助長しない

 中学受験では、親の加担度がどうしても重くなります。そのため、親の介入がこどもの勉強を混乱させている場合があります。そこで、親がこどもの混乱を助長しないための方法を示します。

第五章 脱力状態に活力を吹き込む〜「もう大丈夫(自信)」から「なるほど(動機)」へ

1.自己完結するこどもたち

 この章で問題になるのは、「自己完結するこどもたち」です。第2章で扱った「ただ家と塾を行き来するだけのこどもたち」は、勉強をしている最中に「コレが終われば遊べるぞ」と思うこどもたちです。勉強が終わると、水を得た魚のように生き生きと遊びを始めます。こうしたこどもに「強制」で臨んでもうまくいかない、という問題でした。これに対して、「自己完結するこどもたち」は、勉強の奴隷になっていて、勉強も遊びも中途半端なこどもたちです。本章では、こうした「自己完結するこども」に気付きを与えることが問題になります。

2.こどもに気付きを与える秘技(1)……本当の問題に目を向けさせる

 気付きを与えるには、まずこどもに言い訳を許さないことが必要です。本章では、言い訳を許さず、まず本当の問題に向き合わせる必要性を示し、次章では、言い訳を許さないことによって、挫折しやすいこどもになることを防ぐ必要性を示します。

3.こどもに気付きを与える秘技(2)……変わらない自分に対する脅威を痛いほど思い知らせる

4.こどもに気付きを与える秘技(3)……正確に伝える技術を身につける

 自己完結するこどもたちは、親や先生の言うことの行間を読むことができません。そこで、こどもに行間を読ませるために必要な接し方を示します。

5.こどもに気付きを与える秘技(4)……コミュニケーションの精度を上げる

   最近の入試問題は「コミュニケーション力」に強い比重を置いているため、家庭でもその点に力を注いでもわらなければなりません。そこで、コミュニケーションの精度を上げる方法をご紹介します。

6.こどもに気付きを与える秘技(5)……偏差値の読み方

 自己完結するこどもたちは、あと一歩の努力を惜しむ代わりに「偏差値」にとても強い執着を持ちます。そんなこどもたちが前向きになれるような「偏差値」の読み方を示します。

7.こどもに気付きを与える秘技(6)……こどもをコントロールしようとしない

 第3章で「こどもを上手にコントロールする手法」をご紹介しましたが、自己完結するこどもたちにはこの手法が通じないことを示します。

8.こどもに気付きを与える秘技(7)……人のいいところに目を向けさせる

 自己完結しているこどもたちは「何かいいモノ」を期待しています。その点を利用して、こどもに気付きを与えるうえで、人のいいところに目を向けさせることが有効であることを示します。

9.こどもに気付きを与える秘技(8)……こどもの承認欲求の行方を見守る

 こどもが人の良いところに目が行き始めたら、次はその子の番です。「じゃあ、あんたも頑張りなさいね」では不十分です。「認めてもらえてうれしい」に加えて「自分には○○という能力があったのか!」という気付きを与える必要性を示します。

10.まとめ

 これまで、次の内容を扱ってきました。【第2章】ただ家と塾とを行き来するだけのこどもたちに「行動変容」を促す、【第3章】結果だけをもってこようとするこどもたちに小さな成功体験を味わせる、【第4章】自分のペースがつかめずあたふたするこどもたちに科目横断的な学力を身につけさせる、【第5章】自己完結するこどもたちに気付きを与える、です。

 読み進めていくうちに、【第2章】〜【第5章】の項目にまたがって、「あれもこれもあてはまる」なんて人もいたと思います。そういう方は、数字の若い章の秘技から試していってください。例えば、【第2章】は【第1章】をクリアしたこどもの話ですので、【第1章】と【第2章】にあてはまる人は、まず【第1章】の秘技を試してください。いきなり【第4章】とか【第5章】に入りたくなりますが、それで多くの受験生が失敗しています。【第1章】から順にていねいに段階を追っていってください。あくまで、【第2章】がすべての段階の土台になっています。
を参照してください。

 次に、【第5章】まで進んだ人は、【第1章】に戻ってイチからやり直すものだと考えてください。【第2章】〜【第5章】の項目は、下の図のように、繰り返しながら身につくという「サイクル構造」をとっています。小学生のうちに繰り返すこともあれば、高校受験や大学受験のときに参考にすることもあるでしょう。

本書のねらいは「伸び続けるこども」を応援することです。「もうダメか」とつい思ったときに、「もうひとふんばり」を応援することです。
を参照してください。

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