こんにちは。今日は「新春のご挨拶」に続き、2つ目の投稿です。今年も走り続けますので、どうぞよろしくお願いいたします!



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第一章 本書の読み方と構成


2.段階別危機管理力


  受験では、自分のペースをつかむまでが一番辛いです。なぜ自分のペースがつかみづらいかと言うと、「期限までに膨大な課題をこなさなければならないから」「自分でコントロールできる余地が少ないから」です。「期限」とは最終的には入試ですが、それまでに模試なんかもある。そうした「期限」までに一定量の課題をこなさなければならない。特に中学受験の場合、こどもたちは言われるままに勉強をするものですから、一般に飲み込みが悪い。一回習ったものでもすぐ忘れる。だから、成績が下がったから「復習しなさい」っていっても、その「復習」にかかる労力は「予習」そのものです。しかも、うまくペースがつかめたと思ったら、運動会や学芸会なんかもあって、長続きしないなんてこともしばしば起こります。中学受験を迷走させる真犯人は「期限(効率)」と「膨大な分量」です。


  この「期限(効率)」「膨大な分量」との戦う小学生を見ていると、次の4つの段階に区別することができます。それは、,燭晴箸判里箸鮃圓来するだけのこどもたち(第2章)、結果だけをもってこようとするこどもたち(第3章)、自分のペースがつかめずあたふたするこどもたち(第4章)、ゼ己完結するこどもたち(第5章)、です。これらを順に、AゾーンからDゾーンとして、座標軸に振り分けると次のようになります。





  タテ軸は「課題の分量との戦い」、ヨコ軸は「効率との戦い」を表しています。この「分量」と「効率」を軸に悪戦苦闘するこどもを分類すると、AゾーンからDゾーンに区別することができるのです。そして、成長の段階が「Aゾーン」→「Bゾーン」→「Cゾーン」→「Dゾーン」の順をたどることが多い。


例えば、大学受験の英語。英語は理系でも文系でも絶対に乗り越えなければならない壁。やらなきゃとは分かっているけれど、つい勉強以外のことに気がいってしまう。親は期待しているのに、こどもは知らんぷり。これがAゾーン。Aゾーンでは、こどもに対してどのように行動変容を促すかがカギになります。


  「受験は大切だ」と分かっていても、すぐに行動に移せる生徒は多くありません。後で何とかなるし、自分には関係なさそうだし・・・。性教育でいくらコンドームの大切さを説いても、実際に装着するかどうかは本人次第、というのと同じ問題意識です。


  次に、実際に行動に移した段階がBゾーン。初めは参考書やら問題集やらを大量に買い込んでくる。塾・予備校にひたすら通う。効率のよい勉強法でなくても、ひたすら分量をこなそうとする。しかし、これは自分の勉強のペースをつかんでいくための「必要なムダ」の段階です。中学受験では、勉強と遊びの区別がつかず、見ている親の方がイライラする、親子で別々の方向を向いている状態。この状態を何とかしたい。Bゾーンでは、小さな成功体験を味わせることができるかどうかがカギになります。「おかげでできるようになったよ、あとは自分でがんばってみる」と言わせたいのです。


  ところが、やみくもに勉強しても成績は上がらない。英単語帳をaから始まって片っ端から手当たり次第に覚えようとしても、頭に入らない。膨大な分量をこなせるかどうかわからなくて不安になる。そこで、今やっている勉強法に懐疑的になり、効率的な学習法を模索しなければならない。中学受験では、親子ともども手詰まりになる状態です。この段階がCゾーン。


  勉強で悩むこども2


  Cゾーンでは、それまでの勉強法を大幅に修正してゼロからスタートを切れるかどうか、自分流の勉強スタイル、科目横断的な解決能力を身につけられるかどうかがカギになります。これでたいていの人は並みの志望校に届ようになる。


ところが、ここまで頑張ってきたダメージがとても大きい。「もう自分はこれでよい」と自分に言い聞かせて「成長を止める」。自分よりもっともっと頑張っている人がいることを知らない。目を向けない。ハタから見ると「まだまだ伸びるのにもったいないな」と思うのがDゾーン。


  Dゾーンでは、自分にはまだまだ課題があることを発見させることができるかどうかがカギ。発見できれば、あとは行動に移すだけ。そこでAゾーンに戻る。この流れが中学受験でも当てはまるのです。


  これらの各段階ではつまづきや失敗を当然の前提としています。つまずきや失敗は不可避です。でも、失敗は単なるムダではありません。「必要なムダ」です。受験界では、その「必要なムダ」を隠すような風潮がありますが、それではいけないと思うのです。あくまで試験本番で戦ってくるのはこども自身ですから、ムダや失敗に子供自身が向き合わねばなりません。自分で発見した答えだけがそのこどもの財産になります。 

   
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