こんにちは。昨日はさっそく合格者(御三家志望の女子)の氏名を短冊に書いて掲示しました。そうしたら驚いたことに、普段は控えめな女の子が「アノ子には絶対に負けたくない」って闘志をメラメラ燃やしていたのです。その子は、昨年の夏にN研でボロボロになって転塾してきました。そのときは目が死んでいて無気力、お母さんにべったりでした。ところがその後猛烈に勉強をやりだし、夏期講習では「もっと授業して欲しい」って自分から言い出しました。いったん自信を喪失したこどもが、受験を目の前にして「負けたくない」って闘志を燃やす。自分と人を比べるのはよくありませんが、まずは「この半年よく頑張ったね」って褒めました。昨年までは偏差値で一喜一憂してにぎやかな受験生活でしたが、年をまたいだ後は静かな戦いが進行しています。偏差値は関係ありません。この1月に最高潮に達した受験生が勝ち抜いていきます。受験が終わる頃には、ちびたちは一様に心からの声を聞かせてくれるでしょう。


  さて、今日は「勉強に興味を持たせる暗示法」(第二章7)です。いつも読んでくだっているみなさん、本当にありがとうございます。


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第二章 こどもの重い腰を上げさせる〜「なるほど(動機)」から「自分からやってみよう(行動変容)」へ

 
7.こどものやる気を引き出す秘技(2)……勉強に興味を持たせる暗示法

 
  家と塾を往復するだけのこどもは、「勉強しなくちゃ」とは思っています。とりあえず塾には通っているわけですから。「自己完結するこども(第5章)」に比べてはるかに無邪気な段階です。勉強に対する自覚が足りないのは事実ですが、だかといって「抵抗勢力」ではなく「迷い子」に過ぎません。勉強しなくちゃと思いながら、どうしても勉強以外のものに目が向いてしまうだけです。

 
そうなってしまう原因は、勉強に興味がないこと、あるいは、勉強に強い抵抗意識を持っていること。だから、勉強に対する興味をもってもらい、あるいは勉強に対する抵抗を和らげることが必要です。

そこで、まず「勉強に対する興味をもってもらう秘技」をご紹介します。

 

  受験を志してこどもを塾に入れても、いきなり「勉強一筋」にはなりません。勉強する時間より、習い事の時間、友達や兄弟と遊ぶ時間、ゲームをやったりマンガを読む時間の方が多いのが普通です。それを見ると、「そんな時間があったら勉強しなさい」って言いたくなります。「目標を決めたら、やることを増やすより、やらないことを増やすが原則」ですから、当然の発想です。

 
  
  そうはいっても、「やるな、やるな」ばかりでは子供は耳を貸してはくれません。こどもはサラリーマンと違って大人の機嫌取りをしてはくれないのです。どんな優秀なこどもでも、入試が終わるまで完全にマンガを手放すことは稀です。むしろ、人は心のよりどころにしているものを禁止されると余計に執着してしまうものです。

 

魔法    

  そこで、禁止させたいことを忘れさせてしまうくらいに、「勉強が楽しい」と暗示をかける必要があるのです。塾と家を往復するだけの自覚のないこどもに行動変容を働きかけるうえで、叱ったり褒めたりすることよりもはるかに有効な手段です。

 

  まず一つ目は、〇匐,粒惺擦任離織ぅ爛蝓爾箆誕蠅伴験勉強とをリンクさせる、です。
  こどもの学校でのタイムリーな話題と受験勉強をリンクさせるためには、下準備をしてチャンスを待たねばなりません。

そのためには、学校で何をやったか、何に成功したのか、何に失敗したのか、をできるだけ多く情報収集しておくようにします。子供たちが学校にいる時間はとても長いですし、ほぼ毎日通うわけですから、学校の話には事欠かないはずです。

 
  それと同時に、失敗するのはよし、勇み足での失敗は歓迎の雰囲気作りをしておく。失敗を隠して、今後の糧にしないのはダメ。一緒に解決しよう。これを子供に普段から強烈にアピールしておくのです。

 

  そしてチャンスを待つ。子供が学校でなにかしらの失敗を犯したり、目立ったりしたことを耳にしたら、「受験勉強に活かせることあるんじゃないの?」「受験勉強していれば学校でももっと目立てるんじゃない?」との一言を。子供の切実で身近な話と受験をリンクさせるとこどもはよく話しを聞いてくれますし、しゃべりすぎるこどもが続出します。

 


  二つ目は、⊆験勉強が“今すぐ”役立つことを教える、です。

  勉強がいつも後回しになる子は、勉強の価値を知りません。自由にものを考えたり、見方を変えることによって視野が広がる、そんな楽しみに関心がないのです。勉強が後回しになってしまうこどもには、「勉強がすぐに役に立つ」と思い込ませるのが一番です。

 
  例えば、家族で旅行をするとします。宿泊旅行でもいいですし、遊園地などへの日帰り旅行でもいいです。そのときにこどもに計画と予算を委ねる。どういった乗り物を利用し、どこに宿泊するかを決める。1日目、2日目・・・、行程を決める。予算の範囲内かどうか、予備費はいくらとっておけばいいか、支払いはどうすればいいか、を決める。

 
  このような「自分で決めたこと」に対してはこどもは目を輝かせ、普段見ることのできない集中力を発揮します。受験勉強でやってきたことが随所に発見できるはずです。旅行ではなく、お遣いでも構いません。500円渡して、税抜きでいくらのものまで買えるかを考えさせてもいい。普段見たことのない魚や野菜を買わせてもいい。テレビを見ていて知っていることを尋ねるのもいい。こんな小さな小さなことでいいですから、受験勉強が“今すぐ”役立つことを教えてあげていただきたいのです。

 

  最後に3つ目、集中してやれば“早く終わる”、です。

  子供のホンネは「楽して成績を上げたい」です。こんなムシのいい話はないのですが、ただ家と塾を行き来するだけの段階では目をつむるほかありません。

  そこで、ときどき「集中して勉強すれば早く終わるわよ」と一言投げかけてやってください。塾でも「今日の授業早く終わった人から休憩!」なんて言うと、生徒たちは無我夢中で勉強に取り組みます。これをご家庭でもやってほしいのです。

 
  もちろん、これでは全部の課題が消化しきれるはずはありませんし、こんな対応で最後までうまくいくはずはありません。しかし、今は自発的に行動を促すことだけが目標です。むしろ、イヤイヤ、ダラダラ勉強するよりも、短時間でも集中してやるほうが頭に残りますし、集中力が深ければ深いほど記憶にも残りやすいのです。

 
 
  子供を見ていて、長続きしないとか散漫だとかでついイライラしてしまいます。けれど、塾と家を行き来するだけのこどもにとって重要なのは、長続きを期待する前に、その子が自発的に行動に移したかどうかです。小4くらいまでは手取り足取りでどんな子でも大人が言うとおりにできるようになりますが、小5くらいからは勉強量が飛躍的に多くなりますから、自発的に勉強するのかどうかは受験の成否を決定的に重要です。

 
なお、集中力の出し方 も参考になさってみてください。



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