こんにちは。昨日私の勤める塾に、日本テレビの報道番組の関係の方から取材の申し込みがありました。2月1日までの中学受験生の奮闘を描くコーナーを企画しているんだそうです。もちろん複数の塾に声がかかっていますし、取材される塾生には迷惑な話ですから、どうなるかは分かりません。


  でも、報道関係の人ってどういうふうに取材源を探しているんだろうって思って、いろいろ検索してみたら面白いHPがありました。コチラをクリックしてみてください。タダでダイエットできるチャンスもあるんですね。


  さて、今日は「勉強に対する抵抗感を和らげる」(第二章8)です。





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第二章 こどもの重い腰を上げさせる〜「なるほど(動機)」から「自分からやってみよう(行動変容)」へ

 
8.こどものやる気を引き出す秘技(3)……勉強に対する抵抗感を和らげる


  勉強に対する抵抗感というと「勉強が難しくて分からない」といったことを思い浮かべます。しかし、塾と家を行き来するだけのこどもにとって、勉強に対する抵抗感というのは「失敗を恐れる」です。間違えた答えは見られないようにすぐ消すなんてしょっちゅうです。



  よく「ウチの子は式を書かない」というご相談があります。式を「書く」という作業は子供たちに自分の頭の中を整理する手段を与えると同時に、指導者が子供の頭の中を理解するために必要なことです。特に応用問題の場合は、書いて整理することがどうしても必要です。普段から式を書いていない子供が応用問題のときはすぐ書くようになるかといえば、それはムリ。だから、ふだんからしっかり式や図を書くように指導することは言うまでもなく大切なことです。



  しかし、問題なのは「なぜ式を書かないか」です。式を書いたほうがいいという「大義名分」はだれでも分かっている。問題は「その子」がなぜ式を書かないか、です。よくみてみると、

 )楴租に理解していないから「書けない」

 間違いを指摘されるのがイヤだから「書かない」

 式を書いていては授業についていけないから「書くヒマがない」

というような原因が考えられます。



驚くこども  塾と家をただ往復するだけのこどもの場合、どれが原因でしょうか。お母さんにお尋ねすると、「)楴租に理解していないから」とお答えにになる方がとても多い。

  しかし、塾と家を往復するだけのこどもは、勉強以外のことについ目がいってしまいます。だから、塾に通っていても、「授業の内容」なんかじゃなくて、「穏便に授業が終わること」が大切なんです。「授業で学ぶこと」より「無難に家と塾を行き来できること」を願っている。授業を理解していないんじゃないかって先生にニラまれて、授業に参加できなくなることを嫌がる。だから、間違いを指摘されるのが怖いんです。「授業が本質的に理解できていない」なんてレベルの話ではないんです。



  家で勉強を教えていても、「そのやり方じゃダメでしょ」「この前も同じこと教えたでしょ」「ふ〜」(ため息をついて暗に非難…)なんてことを繰り返していると、親の思いとは裏腹に、こどもは「自分は親に嫌われちゃうんじゃないか」って不安に思うものです。



  そうすると、一見一生懸命勉強しているようにみえても、先生や親が「よし」といってくれるような答えを探しているだけ。これじゃ○×式の思考方法だから、ゼロ(白紙)の状態から思考を組み立てることができるようにならない。変化球に耐えられるはずがない。だからいつもテストの成績が悪い。返してもらったテストを隠す。こどもは「やっぱり自分はできない子なんだ…。こんなに辛いなら遊んでいたほうがマシだよ。」って思ってしまう。



  成功を喜ぶことはだれでもできるけど、失敗した自分をコントロールすることは大人だって難しい。失敗すれば、「(自分の失敗を)見ザル」「(失敗したことを)言わザル」「(人の注意を)聞かザル」になってしまいがち。大人だって世間の目を気にして失敗ばかり気にする人が多いですよね。



  塾と家を往復するだけのこどもの行動変容を促すには、「失敗大歓迎」の雰囲気作りがどうしても必要です。

  教えた通りに解かなくて腹立たしくなるのは、わざわざ失敗しようとするその子がもどかしいからです。しかし、失敗する前に引き止めるより、失敗した子供から「失敗しちゃった」という言葉を引き出すとともに、「じゃあ失敗しなですむにはどうすればいい?」と聞くほうが、子供が将来失敗する確率が下がります。失敗はその子にとって最高の教科書です。



  「失敗大歓迎」の雰囲気作りには、まず最初に、大人が小さな失敗にとらわれないことが必要です。小さい失敗に気をとらわれて、その子の大きな芽を摘んではいけません。

  そして次に、「チャレンジした子には暖かい支援を保証する」ことが必要です。いくら口で「失敗してもいいよ」って言われたって、失敗したときにしっぺ返しを食らうなら、結局は失敗を恐れるしか道はありません。失敗を恐れる子は理屈だけでは行動に移そうとはしません。

  だから、理屈だけでなく「本当に頑張った子は、結果の良し悪しにかかわらず、チャレンジしたことを賞賛される」と保証し、大人がそれをキチンと実行に移すべきです。大人からみて不満足な結果であっても、思いっきり賞賛する。このようにして、努力そのものを称える環境ができていれば、勉強に対する抵抗感(恐怖)がなくなります。



  繰り返しになりますが、ここでのテーマは“行動変容”です。行動に移した後にその行動が物理的に持続し、さらに質的に変化させることができるかどうかは第三章以降の問題です。ただ、第三章以降でも、失敗を恐れない場作りは欠かせません。

 

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