こんにちは。この前テレビを見ていたら、あるお医者さんが「毒と薬を同時にとったら、必ず毒が勝つ」「天使と悪魔は悪魔が勝つ」とおっしゃっていました。この言葉は、成人病がテーマの番組で、芸能人ゲストが発した「しょっぱいものがないとお酒がうまくない!」「お酒を飲んだ翌日はちゃんとランニングをしている!」という発言に向けられたものです。そう言われれば、身のまわりには「毒と薬」が同時に存在することってたくさんありますよね。


  さて、今日の受験塾は、こどもを褒める基準を持つ(第三章6)です。



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第三章 手探り状態から脱出する〜「自分からやってみよう(行動変容)」から「やればできる(小さな成功体験)」へ


6.小さな成功体験を味わせる秘技(3)……こどもを褒める基準を持つ


  仏行動のありかたとして、「最初にけなし、後でほめる」のはいいんですが、今度は「何を褒めていいか」が問題です。女性に対して「最近キレイになったね」って褒めれば、その女性は一層念入りに化粧をすることでしょう。しかし、こどもに対して「ものすごく頭が良くなったね」「すごいじゃん」って褒め続けても、勉強に粘り強さがでるとは限りません。こどもの何を褒めていいかは頭の痛い問題です。 


  塾の先生に「褒めるところを探してでも褒めろ」って言われた経験のある人もいると思いますが、余計に褒めてしまっては親の欲目がバレバレになって虚しいだけですよね。こどもに対しては親の気持ちを伝えるのが本当に難しいです。


そこで、受験に強くなるにはこどものどこを褒めればいいか、が問題になります。受験で一番大切なのは「本番での勝負強さ」です。勝負強さは、何がなんでも合格したいという「達成意欲」に裏打ちされていますから、達成意欲を伸ばせるところを褒めるべきです。


  達成意欲の強い人というのは、簡単にいうと独立自営の意識が強く、自己管理に力を注ぐ人です。個人商店の経営者みたいなものです。こういう人は、ー分で意思を決定する、教わるのではなく学ぶ、“自分にとって”できるかできないか5分5分のところでがんばる、という特徴があります。



  まず、「ー分で意思を決定する」についてですが、自分で意思を決定すれば、多少の困難なら自力で乗り越えることができます。「校庭ランニング10週走れ!」と命令されれば辛いですが、自分で10週走ると決意すれば楽しい。達成意欲のある人は、強制されれば苦痛、自分で決めれば楽しい、ということを明確に意識している人です。だから自分で決めたことは自分でする。


こどもを褒めるべき点は、自分で決めたことを達成したときです。どんな小さなことでもいいですから、自分で目標を立てさせ、それを達成したらベタ褒めしてあげてください。反対に、命令されてしぶしぶやったことは絶対褒めない。このギャップがこともの心を打ちます。「成績が伸びたら褒める」では褒めるネタが途切れてしまいますが、「自分で目標を達成したら褒める」ならネタが尽きることはありません。


  まずは、1日単位から計画を立てさせてみる。次第に期間を長くしていき、1週間、1ヶ月まで伸ばしていく。大事なのは、親が絶対にリードしてはいけないということです。こどもに「どんなものでもいいから1日の計画を立てなさい」と水を向け続ける。そしていざ実行段階に入ったら、こどもに気付かれないように計画がうまくいくように取り計らってやる。計画を達成したらベタボメする、計画を達成できなければうまくいかなかった原因を話し合い、次の計画につなげていく。こうして自分で計画を作れるようになったらそこを褒め続けるのです。きっと態度がシャキッとすることでしょう。



  次に、◆峩気錣襦廚任呂覆「学ぶ」という姿勢のこどもは受験に強いです。例えば、友達同士で勉強を教え合うようなこどもたちです。友達同士で勉強を教え合うこどもたちは、常に知識をアウトプットすることを意識しています。「授業で習ったことを試してみたい」「そんなことはオレに任せろ」という「学ぶ姿勢」を持っています。副次的な効果としては、教えあうことで自分の誤った思考に気付くこともできるし、くじけそうになっても励まし合うことによって楽しく勉強できる。ただ授業を受けるだけの「教わる姿勢」では挫折しやすいですが、友達の輪を作って「学ぶ姿勢」を持つこどもは勉強が長続きしやすいのです。


  ですから、こどもが友達と勉強を教えあったり、人の分からないところを解決してあげたりしたら、そこを褒めてあげて欲しいのです。もちろん、勇み足で傷つくこともあるでしょう。しかし、その子のプライドは傷つくでしょうけれども、別に悪いことをやったわけではありません。むしろ、そういったときこそ、「苦い気持ちと上手に付き合うことも必要であること」だとか「努力でカバーできること」を教えるチャンスです。「教わる姿勢」ではなく、「学ぶ姿勢」を褒めてあげてください。



   最後に、「できるかできないか5分5分のところで頑張るこども」は、ムリなことに手を出さない分、瞬発力のあるこどもです。,任呂海匹蘯身に目標を設定させることをお勧めしましたが、それに加えて、目標はこまめに設定させる必要があるのです。

  
  かけっこの例が分かりやすいのですが、到底勝てない相手と競争しても、初めからやる気を失うだけです。勝つか負けるか分からないから、自分の力を100%発揮しようとするのです。中学受験の場合、この「達成可能性5分5分の法則」を守らないために押し潰されてやる気がなくなるケースがとても多い。中学生や高校生ならば、「そんなにできっこないよ」ですが、小学生の場合は「何とかなる」ってやろうとする。その結果、不要な挫折感ばかりを感じるようになるんです。低学年から塾に通っている人は特にそうです。


  ところが、できるかどうか5分5分のところというのは、小学生には判断できないのです。志望校でいえば「偏差値あと1つ上」、宿題でいえば「昨日よりあと1ページ多く」、なんてことは大人が判断するほかありません。そうして大人がだした「達成可能性5分5分」の課題をこどもがやり遂げたら、「全力でやってすごいエライね」って褒めてあげる。大切なのは「全力を出し切って今の自分より少しレベルの高い問題がとけたかどうか」です。基本問題ばかりを肉体労働のようにこなすことを褒めても、こどもの達成意欲は高まりません。「自分より少しだけ高いレベル」に「全力で立ち向かう」ことに目を向けさせてください。


  ただ注意が必要なのは、“そのこども”にとっての“5分5分”でなければなりません。人を基準に目標を設定すると「あせる・油断する・諦める」につながり、結局は挫折します。「必ずできる」とかハッパをかけても、子供が納得しない限りはそれは精神論にすぎません。
  
  さて「褒める基準」は以上です。大人がしっかり褒める基準を持つことはとても重要です。偏差値が上がったとか、テストの点数が上がったとかはこどもの目からみても分かることですが、「ー分で意思を決定したか、教わるのではなく学んでいるか、“自分にとって”できるかできないか5分5分のところでがんばっているか」という合格のための本質的部分については子供には分からない。表面だけならこどもでも判断でますが、表面だけで判断すると本質を見誤ります。だから、大人が常に本質を意識して誘導してあげる必要があります。



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