こんにちは。今日は、受験を前にしてビビリまくりの女子と算数の追い込みをしました。仕事算とか抽象的な問題が苦手な生徒が多いのですが、図や表にして視覚効果を最大限に利用するとともに、考え方の順序(頭の使い方)を見直すことが大切です。

  さて、今日の受験塾は、目的を持って「書く」(第三章9)です。

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第三章 手探り状態から脱出する〜「自分からやってみよう(行動変容)」から「やればできる(小さな成功体験)」へ

9.小さな成功体験を味わせる秘技(6)……目的を持って「書く」

  自由に質問できる環境になるとこどもはとたんに活き活きとしてきます。本当に知りたかったこと、なんかモヤモヤしていることを解決できたとき、こどもたちは「習っといてホントよかったよ〜」って言ってくれるものです。そうなったら次は、教える側も教わる側も「書く」ことの意識を向けていく段階に進みます。

  なかなか成績が上がらないとき、ノートのとり方が乱雑さとか、式を書かないとか、そうしたことが原因として指摘されることがあります。ところが、「きちんとノートを取る」というのはあまりに当然なことであるにもかかわらず、こどもに「ちゃんとノートを取りなさい」とか「式を書きなさい」って言っても、なかなか書かないものです。
  もっと悲しいのは、ノートはきれいに書くようになったもののそれで満足してしまう、なんてこともあります。これらの現象は、「記述しながら学習する」ということの意味が分からないことに由来しています。

  そこで、「きちんとノートを取ることがなぜ大切なのか」を親もこどもも理解しておく必要があります。
  まず、ノートを取らないで授業を聞く場面を想像してみてください。先生が楽しく授業を進めていき、こどもも先生の話にのめり込んでいく楽しい授業です。こうした授業を聞いて、こどもが効率的に知識を吸収し、思考力を高めているかが問題です。

  いくら楽しい授業でも、こどもがメモを取る時間がない限り、その授業はこどもの記憶力頼みの授業です。面白い話は記憶に残りやすいのですが、こと勉強に関しては面白いことばかりではありません。興味を引かない言葉は、聞いた瞬間に消えてなくなるものです。
  もし、授業の核になる重要なことを聞いたとたんにすぐ忘れてしまえば、それから後の授業の流れはほとんど無意味になります。聞いたことを書き溜めるこどもか、記憶力が抜群に良い子だけが授業についていけるのです。ですから、授業に参加する以上は「メモを取る時間を確保する習慣」が必要なのです。

  もちろん何でも書けばいい、というわけにはいきません。書いただけで満足していたのでは意味がありません。そこで次に、何に注意して書かせるかが問題になります。ポイントは3つです。   まず1つ目は、「論理の流れを明確にするために書く」です。算数で「式を書け」と言われるのはこの意味です。もちろん論理の流れはちゃんとした理解に根ざしたものである必要がありますのでそれは後述します。ここでは、算数以外の科目でも、単に知識を羅列するだけのノートではなく、事柄の相互関係、原理原則との関係を意識したノート作りが大切だということを確認してください。

  2つ目は、「教える側と教わる側の認識のズレを無くすために書く」です。こどもの ノートを覗いたところ、写し間違いや誤ったことを書いていた場合、そのこどもはそもそも何を勉強しているのかが分かっていません。これではテストでよい点数を取れるはずもありません。だからといって「なぜちゃんと書かないのよ」ってこどもを責めても意味がありません。書くこと自体に意味があるのではなく、どういう目的をもって書くかが重要だからです。

  そこでまず、先生が一番言いたかったことを書くことから始めさせてください。親子の間でも同じです。「今日勉強した中で私が一番言いたかったことを書いてごらん」です。もし、自分が言いたいこととこどもが受け止めたことにズレがあれば、次に教え方を変えればいいだけです。先生の言いたいことをこどもが受け止められるようになったら、そのこどもの成績が伸びないはずはありません。

  最後に3つ目ですが、「集中するために書く」です。「きちんとノートをとる」という作業は「復習に役立てる」という側面が強調されがちです。確かに、帰宅した後にノートを見て授業で教わったことを再現するという作業は受験勉強に欠かせないとても重要な作業です。
  しかし、「きちんとノートをとる」という作業は、授業後だけでなく、授業中に集中するためにも大切な作業です。音声は聞いた瞬間に消えますから、後になって「あれは何だったっけ」ってモヤモヤした気分になることはしょっちゅうあります。そうすると不安になってしまい、授業に集中することができません。

  そこで、「授業の際にはきちんとノートをとる」です。ノートを取る習慣が身についていれば、授業の内容のすべてをいちいち記憶しながら聞く必要はありません。だから先生の言うことを集中して聞けるんです。もちろん「書く」ことばかりに熱中していては授業についていけませんから、先生が話しているときは「書く」作業はストップです。その代わり、説明の合間にせっせと書くのです。

  以上のように、「ノートをとる」「式を書く」ことに目的があること、その目的を果たすために書く訓練をすることはとても重要なことです。こどものノートをチェックするときには、「整然と書いているか」とか「美しく書いているか」ではなく、「書く目的」を体現しているかに着目してください。

  次回は第四章に入ります。いつも本当にありがとうございます。皆様の1クリックで今日も1日延命できます。→人気blogランキングへ

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