こんにちは。昨日は友人の中学校の先生と一杯やりました。二つ興味深い話がありました。それは、「とけん」の話と「事務処理」の話です。


  「とけん」というのは、東京都の教育研究所のことだそうです。なぜこの話になったかというと、不祥事が起きた学校の責任者の方は、なぜ上滑った対応になりやすいのか、という疑問に突き当たったからです。塾でもそうですが、人気のある先生は忙しさが目立ち、あえて人気を気にしない先生はひそやかにしています。そして、学校現場でひそやかにしている先生は、せいぜい副担任を拝命するのみですから、時間的な拘束が少ない。その余った時間を利用して、例の「とけん」で一定の研究を経ることによって、現場で忙しい先生より箔をつけ、管理職に就くという裏技をもっているそうです(そういう先生は5人に1人くらいの割合だそうです)。評価はすべて書類で行うので、こういうこともまかり通るんだそうです。


  もう一つの「事務処理」という話は、イジメの問題で教育現場がどういう影響を受けているか、というものです。その先生が話しの初めから「学校荒廃はマスコミが助長している側面がある」と言っていましたので、その具体的中身が気になっていました。話が進むうちに、イジメがマスコミで取り上げられるようになったころから、教育委員会から「2日連続して休む生徒」などの「問題児」がいたら直ぐに報告せよ、という指示が出たそうです。それも、1〜2年遡ってまで調べろと。それはすべてマスコミ対策だ、裁判対策だ、ということはすべての先生が分かっているそうです。ところが、この事務処理作業に大変な労力を必要とすることは想像に難くありません。


  世渡りで上り詰めることができる先生もいれば、愚直に現場にこだわる先生もいます。そんな中でも、こどもたちはよい先生とそうでない先生を見分ける目を持っている、そう願いたいです。

  さて、今日の受験塾は、家庭学習の確認(See)(第四章6)です。



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第四章 葛藤を克服する〜「やればできる(小さな成功体験)」から「もう大丈夫(自信)」へ


6.物事を一から自分で組み立てさせる秘技(4)……家庭学習の確認(See) 


【家庭学習の確認(See)】 

  「あたふたするこども」に物事を一から組み立てさせるには、家庭学習の確認をさせることがとても効果的です。「やりっ放しにさせない」です。

  家庭学習を「もうやったの?」って聞くと「やった」と返事が返ってくる。でもやった内容をよく見ると穴だらけだったり、答え合わせをしていなかったり、やるべきところをやっていなかった、なんてことはよくあることです。せっかく「課題で指示」を出しても、こどもが「これが終わればテレビを見れる」なんて考えで勉強してるようでは、こどもは「課題」に向き合ってはいないのです。こんなことを繰り返しているから、あたふたするようになる。


  そこで、こどもが課題を達成できなかったとき、その原因をこどもに考えさせる必要があります。ただ、こどもが怠けていたと即断していきなり辛くあたるのはいけません。指示の出し方が悪かったことが原因であることのほうが多いからです。講師であればだれでも悩むことですが、人に言いたいことを正確に伝えるのは本当に難しいことです。


  「指示の出し方」は一見すると楽なように思えて、指示を守らなかった人に対して不満を持つことが多い。しかし、こどもが課題を達成できなかった主な原因は、「指示の出し方」の勉強不足にあるのです。先生の指示をよく守るこどもだって、実は先生の言いたいことを補ってくれているものなのです。家庭で親子のいさかいが起きるのは、親が指示を出しても、こどもが親の言いたいことを補ってくれないからです。


  こどもが課題を達成できなかったとき、まず親が「どうすればよい指示の出し方ができるか」を考え、そうして初めてこどもが「課題に真剣に向き合う」ようになります。それを可能にするツールとして、課題チェック表を掲載しましたので、記入例とともに見てください。



  この課題チェック表の目的は、親が効果的な指示の出し方を身につけることです。ところが、実際にやってみると、「言ったとおりやっていないなぁ」「こんなにやり残しがあったんじゃ先が思いやられるなぁ」「言われたことしかやっていないなぁ」と思うことでしょう。


  しかし、「こどもを責める気持ち」が「効果的な指示の出し方を学ぶ気持ち」に勝ってしまったら、親子ともども両すくみの状態に陥ってしまい、結局危機から脱出することはできません。また、どのように指示を出していいかを考えずに、つい見てみぬフリをして次の単元に進んでしまったり、「後でちゃんとやるのよ」なんて指示・命令だけでやりすごしてしまっては学習量は増えていきません。あくまで親自身が学ぶ姿勢で根気強くやり続ける必要があります。


  他方で、こどもにも「自分の課題」に向き合ってもらわねばなりません。課題チェック表には、こどもの課題達成度が低いときに、その理由をこども自身に書き込ませる欄があります。考えたことを書くことによって、自分のことを客観的にみることができるようになります。なんとなく「恥ずかしい」と思っていたことも、はっきりと「恥ずかしい」と認識することができるのです。

  しかも、「書く」という作業は頭を使いますから、実はこどもにとってはとても辛い作業なのです。ですから、課題を達成しなければならないという必要性を感じているこどもでないとなかなかうまくいきません。結果だけをもってこようとするこどもにやらせると、親の方が参ってしまいます。ですから、「自分のペースがつかめずにあたふたするこども」の段階に至って初めて「助け舟」として利用するのです。


  そして、書き込む理由はこどもに任せる必要があります。どんなに幼稚なことでも、こどもにとって一番身近な理由であってはじめてそれを乗り越えることができるからです。トンチンカンなことを書くこともあるでしょうけれども、それを叱ってはいけません。こどもの視線の高さを親が理解することこそが重要だからです。むしろ、こどもが意外なことを考えることを知って感動するでしょう。そうすると、親の態度そのものが変わってくるはずです。


  以上のような「家庭学習の確認(See)」は親の方にこそ粘り強い努力が必要です。こどもに小言を言いたくなるでしょうけれども、心を鬼にしてやり通していただければと思います。



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