今日もみなさんお疲れ様です。今日はN学園に通う新小4のお子さんのお母様のご相談です。N学園では、小学4年生でも、夕方から夜9時半まで、週4回授業があります。このペースを消化するにはどうすればいいか、そういうご相談です。


  私の個人的な感想では、N学園は関東に進出して間もないのですが、講師の熱意には頭が下がります。こどもを捉えて放さない「スッポン的」な情熱があります。これに比べると、先生がちょっと枯れている感じがしないでもない塾もあります。「何とかしてやろう」という熱意を感じないという意味です。その意味で、N学園はとても熱意を感じさせるはずです。


  しかしどこの塾でも、「サービス」といって、通常授業のほかに、学校別講座、分野別講座などを用意してくれます。こうした様々なサービスはこどもの本当の問題点、こどもの本当の気持ちを分かりにくくする点で問題があります。充実したサービスよりも、授業がいいか悪いかだけが本質的な問題なはずです。


  入試対策には通常授業以外のオプション講座は一切必要ない、むしろそれでなければならない、こうした信念がとっても必要です。親はこどもの現状が分からないといろいろな講座を申し込みたがります。でも、入試に必要な素材は、通常授業の教材と過去問だけです。この二つだけをひたすらやるだけで受からせるべきです。「塾のペースにどうついていけばいいか」というのは無駄なあせりです。今日の勉強でこどもが満足して笑ったかどうかにこそ目を向けるべきです。時間のかかったご相談でしたが、お母さんのお声が優しくなったと感じました。


  蛇足ですが、塾によっては「早慶対策コース」とか「御三家対策コース」なんてものがあります。しかし、早慶とひとくくりにするのはあまりよくありません。慶應中等部と慶應普通部と早稲田は平易な問題なのに対し、慶應湘南藤沢と早稲田実業は問題の難易度が高いです。早慶コースと銘打つ限りは難易度の高い問題も取り扱うわけですから、慶應中等部や慶應普通部や早稲田を狙う人にはいらない内容も盛り込まれているはずです。こうしたことから、学校別対策講座はとらず、通常テキストと志望校の過去問だけに専念するのがよいでしょう。



  さて、今日の受験塾は、変わらない自分に対する脅威を痛いほど思い知らせる(第五章4)です。



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第五章 脱力状態に活力を吹き込む〜「もう大丈夫(自信)」から「なるほど(動機)」へ



4.こどもに気付きを与える秘技(2)……変わらない自分に対する脅威を痛いほど思い知らせる


  言い訳がダメな理由の2つ目は、「言い訳を連発するこどもは挫折しやすい」ということです。  


  こどもの言い訳に同調していればその場は丸く収まるでしょう。こどももその場では一安心です。しかし、失敗の原因は「手抜き」や「考えが甘い」ことにあるのがほとんどです。失敗は必然です。それなのに、いつもこどもの言い訳に同調してばかりいると、そのこどもは「手抜き」や「考えの甘さ」に対して鈍感になる。



  そのくせ言うことや態度はデカい。このように中身がいつまでたってもこどものままだから、挫折しやすくなるのです。言い訳ばかりしているこどもは、挫折しやすいこどもになってしまうのです。



  言い訳をするこどもは、いよいよ言い訳が通用しないとなると、「友達は勉強していない」とか「勉強しろなんていわれるのは自分だけだ」とか「何のために勉強しなければならないのか」なんて言い出します。本当都合のいいことばかりを並べ立てます。



  まわりの人のレベルを落とすことによって、努力を避けつつ自分のプライドが傷つかないように取り繕う、というような戦略的な技術も身につけます。でも内心では、「自分には勉強は向かないかもしれない」なんて誤った考え方を持っていることもあります。



  こうしたこどもたちには、変わらない自分に対する脅威を痛いほど分からせないといけません。と同時に、失敗は必然的に起こるものだし失敗を糧にしてこそ人は成長する、受験の本当の楽しみは「苦しみ」を「楽しみ」に変えるプロセスにある、ということを教える必要があります。



  私は、言い訳がましいこどもには、「失恋ダメ男」の話をして考えさせます。


  「失恋ダメ男」(失恋を繰り返す男)は、なぜフラれたのかを理解できない、あるいは理解しようとせず、「アイツは人を見る目がない」「オレがフッてやった」「女は信用できない」などといって偏見をもったままふてくされる。自分をフッた人の立場に立って自分を見つめ直し、欠点があればそれを教訓として次の恋愛に生かそうとは思わない。


  自分に密着したままでジレンマに落ちっているくせに、人のことを貶めてその場を取り繕う。見事な理想を掲げているのに、なぜか人は自分のことは分かってくれない。そうして、似たような失恋を繰り返し、「恋愛なんてロクなもんじゃない」と誤った考え方を強化していく。   


  人は自分の中にあるイヤな部分に向き合うことを嫌います。人として当然の気持ちです。ですから、言い訳がましいこどもに「お前のココがダメなんだ」なんて言ってしまうと溝が深まるばかりです。反対に、自分ではなく、自分以外の人のダメな部分であれば冷静に見ることができます。自分のイヤな部分というのはリアルすぎるのですが、他人を通してであれば抵抗が弱まるからです。


  一般に、こどもに対する説教は例え話を通してやればうまくいくことが多いです。だから、こども自身を責めるより、例え話で、しかも強烈な内容のものをぶつけるとこどもに効き目があります。


 


  ところで、多くのこどもは「失恋ダメ男のことをどう思う」と聞くと、「ダメじゃん」とか「惨め〜」って言います。そこで、「じゃ、何でそう思うの?」と聞いてあげてください。そうすると、「カッコ悪いからじゃない?」とか、「人の気持ちが分からないからじゃない?」なんて返事が返ってくると思います。こうしていろいろな意見が出揃ったとき、「失恋ダメ男の何が一番ダメなのか」を話していただきたいのです。



  社会に出れば、外見や話し方や仕草も重要です。一度マイナスの評価を受けてしまうと、人と同じ事をやってもなかなか評価されなくなるからです。しかし、外見や話し方や仕草は表面的な問題なのでいくらでも変えることができます。大事なのは、「考え方」です。考え方次第で表面的なことはいくらでも変えることができるからです。


  「失恋ダメ男」の一番マズい点は「人をナメた」ことです。外見だけみて心を読もうとしない。「この程度の女ならば落とせる」と思って、自分を磨かなかったことが問題なんです。「コイツはこの程度だ」って勝手に決め付けてかかるから、かえって自分がバカにされて捨てられる。そして自信を失っていく。ひどいときは、まともな人間に相手にされないから、お年寄りとか弱者を食い物にするようになる。将来大人になってダメになる人間は、根気も気力もない人です。



  言い訳をするこどもたちは、案外ラクして合格できると思い込んでいるフシがあります。人がラクしていると思い込んでいるんです。無理やり勉強させれば何とかなると思っている大人も同じです。偏差値をみて「もうだめだ〜」とか「アイツだけには負けたくない」とか言って、無意味にジタバタする。本当に勝ちたいと思ったら、「偏差値」ではなく「ライバルが何をどのようにやっているか」に目を向けなければなりません。



  だから、ライバルや目標校に肩を並べるために必要な努力はどれほどかを「知ること」、ほかの人は決して手を抜いていないことを「知ること」に手伝っていただきたいのです。



  少々厳しいことも言わなければならないのですが、これは第4章までのステップを丁寧に踏んで、信頼関係を作った後にやる、ということを忘れないでいてください。第4章までのステップを踏んだにも関わらず、まだ言い訳をする場合に初めて厳しい話もしなければなりません。




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