今日もみなさんお疲れ様です。読売オンラインでは受験ABCというコーナーがあります。



  その中に「役割分担し家族ぐるみで」という記事があります。忙しいお父さんでも、勉強スケジュールに無理がないかどうかを確認する管理者の役目なら果たすことができる、というものです。中学受験生を持つ方ならお分かりだと思うのですが、「勉強内容の進行管理」はものすごい大変ですよね。だから、そのお父さんがしたのは「スケジュール管理」、しかもそれは勉強内容には深く立ち入らないものだったと思います。


  先日ご相談いただいたお父さんの奥さんから昨日ご連絡があり(お子さんは新小4です)、お母さんが見違えるほど冷静で元気になっておられました。お母さんいわく、「主人が、土曜日は塾は休ませ、日曜日は家族で一緒に過ごすって言うんです。夏まで、私も一から受験を考え直そうと思います」とのことでした。お父さんとお母さんが同じ方向を見てくれて、お子さんはさぞかし満足だったと思います。



  さて、今日の受験塾は、コミュニケーションの精度を上げる(前編)(第五章6)です。



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第五章 脱力状態に活力を吹き込む〜「もう大丈夫(自信)」から「なるほど(動機)」へ



6.こどもに気付きを与える秘技(4)……コミュニケーションの精度を上げる 


  「主人は、どうせダメなら受験を諦めさせろ、本人がその気にならなければ結局ムダだ、って言うんです。それは分かるんですが、母親としては子供に望みをかけたいんです。何とかならないでしょうか…」。


  こうしたギクシャクしたご家庭は多いです。特に働き盛りのお父さんは時間に余裕がない。お母さんだって、お父さんの手を煩わせるのはムリ、世間はそんなに甘くないことを知っている。だけれども、どうしていいか分からない。



  なぜこんな事態になるかというと、「グー・チョキ・パーの関係」が原因です。「お父さん」は、いつも家事をやってくれる「お母さん」に頭が上がらない。「お母さん」は、グレたら困るので「こども」に頭が上がらない。「こども」は養ってくれている「お父さん」に頭が上がらない。結局だれも勝てません。だから、問題が生じてもなあなあで済まされてしまう。


  これって、「政治家」「官僚」「財界」の関係と同じ。「政治家」は、献金をしてくれる「財界」に頭が上がらない。「財界」は、許認可権のある「官僚」に頭が上がらない。「官僚」は、人事権のある「政治家」に頭が上がらない。だれも決定的なリーダーシップをとることができない。なあなあで済まされてしまう。



  しかし、指をくわえて待つわけにはいきません。ここで必要なのは、コミュニケーションの精度を上げることです。特に共働きのご家庭では、家族が顔を合わせる時間が少ない。そんな環境であっても、気持ちを一つにできる環境づくりが必要です。

 
  こどもとの関係がギクシャクして、家で話しづらい雰囲気になると、いずれそのうちに「なんで言ってくれなかったの?」とか「言ってくれれば何とかできたのに」という場面に遭遇することがあります。子供の変調に最後に気付くのは“親”だとも言われています。こんなことにならないためにも、コミュニケーションの精度を上げることは必要不可欠です。



  コミュニケーションの精度を上げる方法は、「_颪Α別椶鮃腓錣擦襦法↓◆峺世錣擦燭い海函廚茲蝓峺世い燭い海函廚鮓世錣擦襦↓G困澆鯤垢、ぢ膺佑涼療な会話を聞かせる」です。


 



  まず 峅颪Α廖嵬椶鮃腓錣后廚任后E然なことと思いますが、気まずくなると目を合わせたくなくなるものです。しかし、どんなに嫌なことがあっても「無視」だけは絶対にダメです。無視した回数だけ、その子の承認欲求・尊厳を深く傷つける。「目を合わせて話す」ことはしつけとしても大切です。こどもは親の言うことは聞かないけど、やることは真似る。だから、まずは親が「目を合わす」ように実践すべきです。



  次に◆峺世錣擦燭い海函廚茲蝓峺世い燭い海箸鮓世錣擦襦廚任后「こどもに言わせたいことを言わす」ではなく、「こどもが言いたいことを言わす」です。あくまで、「こどもがいいたいことを話す」「こどもが話してもいいんだという安心感を持つ」が原則です。


  「そんなこといってもねぇ・・・」ですよね。こどもが言っていることを聞いていると際限がないし、まどろっこしい。しかも、「ガミガミ言われるからやる気なくした」なんて生意気なこと言われると腹が立つ。確かに、勉強を自分の責任と自覚できないようでは勉強する資格なんてありません。


  しかし、いくらこどもを叱っても、こどもが「私は勉強をなめておりました。これからは計画を立ててきちんと実行し、至らないことがあれば反省して次の試験に生かすようにします」なんて・・・、言うわけありません。むしろ、言わせたいことを言わそうとするとこどもとの溝が深まるばかりです。


  だから、「こどもが言いたいことを言わす」が原則で、「言わせたいことを言わす」が例外。「こどもに言わせたいこと」が優勢になった途端に、歯車が狂いだす。こどもが言いたいことを言えないようでは、もはや教育ではありません。


  
  こどもが言いたいのに言えないというのは、だいたい次のような感じです。「もう、勉強は終わったの?」と聞くと、こどもはイライラする。その態度をみて、大人は「やる気がない」と決め付ける。そしてこどもは自分の殻に閉じこもる。こんなことを繰り返していたのではお互いに疲れるだけです。


  つい焦って「何を話すか」に気が向いてしまいますが、実は「問いかけの中身」よりも「問いかけ方」の方が大切です。こどもと上手に付き合っていける親は、「良い答え」を持っている親ではなく、「よい問いかけ方」を知っている親です。次の例をみてください。



顱法嶌Fの勉強のメニューは何?」


髻法屬覆爾モヤモヤするよね?」

鵝法嶌F復習しなければならないもので、1番重要なものは何なの?」

堯法屬海料阿離謄好箸藁匹ったから、次も期待できそうだね」

后法屬海料葦親芦颪燃萍できてよかったね。勉強も頑張れそうだね」


    
  これらの問いかけは、こどもの自尊心を尊重し、こどもに気付きを与えるうえで効果があります。問題は「なぜ効果があるか」です。一つ一つみてみましょう。


  顱法像鵝砲蓮△い錣罎襦孱毅廝隠函廚鰺僂い震笋いけ方で、質問される側の回答の自由度が広いのが特徴です。回答の自由度が広い会話は、「イエス・ノー」だけをやり取りする会話より、格段に盛り上がります。


  また、事実(勉強の中身)だけをやりとりするのではなく、感想や感情(こどもが置かれている状況)をふんだんに取り入れると、もっともっと会話がはずんでいきます。味気ない会話は「事実だけを伝える会話」。まるで取調官と被疑者。今日の出来事や明日の予定の羅列では、計画表を眺めているのと同じ。心のふれあいがない。


  これに対して、髻砲里茲Δ法屬覆鵑モヤモヤしているよね?」って話し掛けると「そのこどもが置かれている状態についての発言」がこどもの口をついて出てきやすいです。盛り上がる会話は「何を思い」「何を感じたのか」が話の中心です。
  「で、どう思ったの?」「なんでそう思ったの?」です。勉強に全力投球できないときは誰でも何か違和感を感じているものです。そうした違和感を緩和し、取り除いてあげることでこどもの集中力を引き出すことができます。


  鵝砲量笋いけに「1番」という言葉が入っていますが、これは小技です。「一番言いたいことは何なの」と聞かれると、聞かれた側はよくよく考えて答えることを余儀なくされます。


  みなさんの周りでもしゃべりまくったり、何をいいたいのか分からない人がいると思います。このような人に「一番いいたいことは?」と問いかけてみると、話がスムースに運ぶことができます。


  顱法像鵝砲量笋いけをしたあとには、時折「なぜそうなの?」と聞いてあげてください。こどもが思考を整理するのに役立ちますし、「〜だと思う(結論)」→「なぜならば〜(理由)」という論理的思考力をつけると学力が伸びます。


  最後に、堯万)は激励です。ところが、激励には副作用があります。精神的にも肉体的にも疲弊しているときや不安が先立つときに「もっともっと」と言われても、気持ちがはやるばかりで体がついていかない。堯砲呂修Δい辰心躙雲を含んでいます。
  この点、)はこどもを追い詰める危険性をうまく回避しています。勉強以外の成功体験に意識を向かせて、一瞬勉強のことを忘れさせています。力みを抜いてやることによって、かえって目の前の勉強に集中できるようになる。


  こうした気の利いたアドバイスができるようになるためには、ふだんからこどもの生活全般を把握しておかなければなりません。


  これらの問いかけは、怖い顔をせずに笑顔で、正面からこどもの目を見て、絶えずうなずきながら、繰り返し行ってください。あくまで「こどもに言いたいことを言わすこと」「こどもの活性を引き出すこと」が目的だからです。


  こどもの言うことにいちいち口を挟んでいては話が先に進みませんし、それでは問題の本質に迫ることができません。こどもは言うことがコロコロ変わりますし、自分が言ったことさえすぐ忘れるものだと覚悟して接してあげてください。



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