今日もみなさんお疲れ様です。昨日いただいた算数についてのご相談についてご紹介します。塾の成績がダッチロールするとか、塾の宿題がこなし切れないとか、塾に行かずに受験対策をするにはどうすればいいか、です。


  合格するのに必要な知識・技術は、東京出版の「プラスワン問題集」(望月先生著)と、旺文社の「出る順難関校突破の算数」だけで十分です。まずは、この2冊の問題集の構成と中身を1〜2ヶ月眺めて中学受験算数の感触を体で感じてください。


  そして、塾でやっている内容のうち、例題レベルは着実にこなすことに専念してください。例題レベルの問題量ならば、復習も楽なはずですし、半年分であっても1週間もあれば見返すことができるはずです。特に、小4とか小5で習う内容は、超基本問題を見て「これやったことがある!」って思えれば十分です。入試で「複雑なつるかめ算」「複雑な線分図の問題」なんてマニアックな問題は絶対に出題されませんから。


  ところがここで問題になるのが、「応用問題が解けない」です。しかし、入試で合格すればそれでよし、です。そして入試対策はラクであればそれにこしたことはありません。そのためには、基本的知識をおさえつつ、入試で問われることに答える訓練をするだけでいいんです。


  入試で問われることを知るには、上掲の2冊の問題集で必要十分です。現在小4や小5のお子さんの場合、現在やっている内容をちゃんとこなして、それが成績に反映しないと、「入試に間に合わないんじゃないか」って心配になるかと思います。


  でも、入試に何が出るかということを知ることが一番安心するはずです。そのためには、今やっている内容は、例題程度を確実にこなす(それで偏差値が悪くても気にしない)、その一方で、東京出版の「プラスワン問題集」(望月先生著)と、旺文社の「出る順難関校突破の算数」に掲載されている問題があれば、こどもに徹底的に付き合ってあげる、でちゃんと合格します。


  上記の2冊の問題を手にとってみると、「え〜、こんなに難しいの?」って思われるでしょう。しかし、問題数は知れています。これを、入試日から逆算していけば、大した分量ではありません。ときには1問に1週間かかったっていいんです。大事なのは、「見える敵と戦っている」という実感です。


  さて、今日の受験塾は、こどもをコントロールしようとしない(第五章8)です。



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第五章 脱力状態に活力を吹き込む〜「もう大丈夫(自信)」から「なるほど(動機)」へ



8.こどもに気付きを与える秘技(6)……こどもをコントロールしようとしない


  第3章で「こどもを上手にコントロールする手法」をご紹介しました。「大人のとる行動」と「こどもの満足感」との相関関係で決まる、でした。厳格さを維持したまま、優しさを増減することで操るのがコツです。


  
  ところが、「家ではこどもが言うことを聞かないから、先生何とかしてください」とおっしゃるお母さんが後を絶ちません。もちろん、まずは「厳格さを維持したまま、優しさを増減することで操るコツ」を掴んでいただきたいと思います。


  ただ残念なことに、「厳格さを維持したまま、優しさを増減することで操る」ではいずれうまくいかなくなります。



  こどもをコントロールしようとしてもいずれうまくいかなくなる原因は、「親の期待」と「こどもの承認欲求」が硬直化した「1対1の関係」です。お互いに言いたいことは分かっているのに行き違っていて、妙な距離感がある。そうした虚しさを埋めるために、親は「いつかきっとこどもは期待に応えてくれる」、こどもは「いつかきっと親に認めてもらえる」と考えて疑わない。この「いつかきっと」が心の支えなんですが、実はこれが原因で目先のことがおろそかになります。



  冷静に考えてみれば目先のことに全力投球できないのに、「いつかきっと」なんて考える方がおかしいですよね。でも、「いつかきっと」のせいで、こどもを手っ取り早くコントロールしようとしてしまうんです。


  ところが、こどもをコントロールしようとしてもいずれ立ち行きならなくなります。それには理由があります。



  まず第1に、「アメ」と「ムチ」(外的動機付け)を使いすぎると「自発的にやろう」という気持ちが薄れていくからです。結果的に、「アメとムチ」がないと動かなくなってしまうのです。優しかったと思ったら突然怒り出す。さっきまで叱られていたと思ったら急に優しくなる。これを頻繁に繰り返していたら、こどもの自己決定の意思が希薄になるのです。


  馬の目先にニンジンをぶら下げるようなことを繰り返していると、ニンジンがないと走れない「指示待ち人間」になる。誘導する側は「もっともっと」と思うのに対して、誘導される側は疲れ果てて、無気力になる。「言われたからやる」という状態に矛盾を感じるようになる。自分の意思を表明できない欲求不満が募る。そして、成長することをやめる。



  次に、減点主義(叱責)を多用しすぎると、こどもはそれを避けることばかりに気が向いてしまい、学業という本質から遠ざかってしまうからです。叱責は、危険を予防したり、回避するなどの限定的な目的には有効な手段ですが、勉強でも同じようについ叱りすぎてしまいます。「なぜこれができないんだ」「この前やったばかりじゃないか」「お前にこれ以上教えてもムダだ」です。
 



  しつけと同じように、勉強の面でも叱責を繰り返すと、こどもは「叱られないための勉強法」を身につけるハメになります。「ノルマ達成主義」です。指定された分量、指定された時間、指定されたやり方さえ守っていれば叱られない。多少分からないことがあっても、ノルマの波に流されていく。親に嫌われたくないから、期待に応えようと必死に頑張る。健全なこどもであれば、それを逃れるために巧妙な手口を考えます。



  第3に、こどもが「親の言うことさえ聞いていればいい」と思ってしまうと、親の期待とはうらはらにこどもは100%の力を発揮しようとしなくなります。特に自己完結しているこどもの場合は「失敗を人のせいにする」ことがよくあります。「○○の教え方が悪い」「せっかく言うとおりやったのに…」なんて具合です。



  人は何か立派な人やモノに頼りたがって寄りかかる。そうして自分の力を100%発揮しようとしなくなる。おまけに「やらされ感」が先立つとしんどくなる。寄りかかっていることを棚に上げて、反発したり、拒絶したり、非難したりする。これは実社会でも同じです。


  親や先生は「答え」を知っているから、教えるときに「これはこうでしょ!」って「誘導・命令」になってしまう。こどもは、「誘導・命令」に従っておけば、自動的に、その先にある「答え」をもらえると思い込む。そうすると、親や先生は「何が足りないのか」と思い悩む。


  ところが、解決できる素材は身の回りにすでに揃っているはずです。受験で勝ち抜くには、基本的な知識と過去問だけでいいんです。むしろ、志望校のレベルが高ければ高いほど、塾の教材や参考書の例題と過去問だけで合格しなければならないはずです。余分なことをやっている暇はないはずです。



  自己完結するこどもたちは完全に大人に寄り掛かっているから、うまくいかないと人のせいにして非難するんです。あと一歩伸び悩む。だからまず、親の方が力を抜いて、一度「こどもをコントロールする」をやめてみていただきたいのです。



  自己完結するこどもたちはコントロールされることを敏感に感じ取っていますから、そもそも「こどもをコントロールする」という手法は通じないんです。そこで、プライドの高い「自己完結」なこどもに対して、「じゃぁ、何をすればいいの?」です。項を改めていみていくことにします。



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