今日もみなさんお疲れ様です。今日は塾選びのセグメントに続き、欲求派の塾選び・受験対策です。



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■□■  欲求派の塾選び・受験対策  ■□■

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  欲求派のご家庭は、一つでも高い学校に入りたい(入れたい)いという基準で塾を選ぶ家庭です。具体的には、進学実績・学習システム・模試・教材・志望校別特訓などを中心に塾を選択する傾向があります(下の図のA1)。



 


【受験参入後の鬼門】

  欲求派のご家庭が直目する問題は、期待していた効果が見込めそうもないときです。ダイエット食品を購入してダイエットの効果が見込めないときと同じように、いつまでたっても成績が上がらないと、目的意識が強いだけにいわれもない失望感を覚えることになります。



【それでもなかなか塾は変えない】

  欲求派が塾のサービス(商品)を購入するのは、購入後の華々しい未来を想像するからです。そうした華々しい未来像が崩れ去る危機感を感じつつもなお塾を辞めないのには、次のような理由があります。

  • 何としても有名校に入れたい

  • オプション講座や系列の個別指導を勧められる

  • 高額な代金の元をとりたい

  • なるべく塾に任せたい

  • こどもが先生になついている

  • こどもが家庭で監視されることに息苦しさを感じている

  • 他の塾とのカリキュラムが違う

  • 塾の先生に相談すると、「可能性がある」とおだてたり、「意欲がある」となだめられる

  • 塾選びに失敗したとは思いたくない



    【こどもの学習に対する主導権の回復】

      受験生のご家庭は一般に本心では「全面的に塾に任せたい」という期待を持っています。このことは必要派のご家庭も同じなのですが、欲求派と必要派の違うところは、こどもの勉強に対する主導権を放棄しているかどうかです。



      必要派のご家庭はあくまで全面的に信頼できる先生を選びますから、こどもの勉強に対する具体的な主導権にはこだわりません。これに対して欲求派のご家庭は、全面的に塾に任せたいけれども、心に決めたゴールを手にするためであれば、いつでもこどもの勉強に対する主導権を回復する準備ができています。



      そして、次のようなきっかけで、実際に主導権を行使することになります。

  • 先生に相談してもうやむやにされる

  • 下位のクラスには実力講師がつかないことを知る

  • 自分のこどもがお客さん状態だと感じる

  • 塾に長時間拘束されていても実質的な勉強時間が長くなっているとは限らない


      そして、親とこどもの価値感が同化していて、なおかつ親がこどもを完全にコントロールできるご家庭では、親がこどもの勉強に対する主導権をうまく使って塾での逆境を乗り越えることができます。



    【方向転換に踏み出す】

      しかし多くのご家庭では、親がこどもの学習に対する主導権を行使しようとすると、次のような病理現象が起こしてしまいます。

  • 親の発動する主導権が塾の方針と異なる

  • 勉強のやり方よりも、詰め込みに走ってしまう

  • 親子で勉強すると修羅場になる

  • 塾の先生や友だちのお母さんに不安を煽られることが無意味に感じる



      これらのことが重なると、塾を変えたり、家庭教師を併用したりすることを真剣に検討することになります(図のA2)。親が受験に対する気力を失いそうなこともありますが、こどもが勉強嫌いのまま現状を放り出すのは口惜しいですし、偏差値だけでなく学校の成績が下がったりすれば事態を放置できませんから、やはり新たな手段を探すことになるのです。



      ここで初めて欲求派のご家庭は、こどもの特性、適切な学習環境、こどもとの関わり方などの具体的な事情を考慮して、自分のこどもには一体何が必要かに真剣に目が行くようになります。まさに受験には、欲求だけでなく必要性の観点がどうしても必要なのです。



      欲求派のご家庭が必要性の観点を獲得するのには、長い場合には1〜2年かかることがあります。中学受験の場合には、小5の秋頃や小6の秋頃に気付く人が多いようです。



    【方向転換は成功するか】

      方向転換の道は、転塾をする道と、転塾をせずに家庭教師や個別指導を併用する道があります。いずれの道を選択するにせよ、成功・不成功を分けるのは、学習方法です。





      方向転換が成功したかどうかは、実は入試の結果を見てみないと分かりません。そして、入試の結果は、合格した学校が期待以上のもの、期待通りのもの、期待以下のもの、という3段階に分かれます。



      方向転換をしても詰め込みに終始しただけであれば、期待以上の結果を残すことはまずありません(表 法ほとんどの場合、「先生のおかげで無事に乗り切ることができました」という結論に落ち着くことが多いのです(表↓)。



      これにはいろいろな理由が考えられるのですが、その中でも一番大きな理由は、自律的な学習方法をこどもたちに伝承できなかったことにあります。自律的な学習方法とは、課題の取り組み方、苦手分野の克服の仕方、やる気の出し方などの学習のプロセスの伝承です(「授業のデザイン」ではこれらを「行動の意味の理解」「行動選択」と呼んでいます)。学習プロセスは人によってしか伝承することができません。



      高校生に対する学習指導と小中学生に対する学習指導とは根本的に異なります。高校生に対しては学習のコンテンツを提供することが中心であるのに対して、自律度の低い小中学生に対しては学習のプロセスを伝承することが主たる任務なのです。



      ですから、もし方向転換をしたとしても、学習のプロセスを軽視したままであれば、また学習のコンテンツの詰め込みになるだけですから、大逆転勝利の夢は幻となって消えるのです。



      逆に、塾に言われるがままにオプション講座や講習会をすべてとることなく(「授業のデザイン」ではこれを「規律の多重化の回避」と呼んでいます)、教師(教諭・家庭教師・塾講師)と保護者が核となる授業だけで効果が上がるように工夫をこらすことに目を向けていれば方向転換をする必要もないわけですし、むしろ、それがゆとりに裏付けられた本当の精神的脱皮を促す自然な姿なのです。



      しかし現実はといえば、初めから学習のプロセスについてまで保護者と一緒に一生懸命に考えてくれる良心的でゆとりのある教師(教諭・家庭教師・塾講師)はそれほど多くありません。しかも、どこの塾も家庭教師派遣センターも研修態勢が十分ではなく、また、慢性的な教師(教諭・家庭教師・塾講師)不足に頭を悩ませています。



      こどもの学習プロセスを考えてくれる先生にめぐり合えるかどうかは偶然に左右されますから、このような状況で勝ち抜くためには自己防衛しかありません。現実の教師(教諭・家庭教師・塾講師)と保護者とが、こどもの自律に有益な行動の意味の理解を共有し、手を携えていくのです。学習プロセスというソフトの部分は人間が教えるほかないのです。



    【受験に何を期待するべきか】

      受験ではすべてのこどもが期待以上の成果を収めることはできません。むしろ、期待以上の成果を手にすることができるこどもはほんの一握りにしか過ぎないのが現実です。学歴信仰の光と影がここにあります。特に欲求派のご家庭は入試の結果にとても敏感ですから、必要以上に偏差値に振り回されて疲弊してしまうことがあります。ですから、単に入試の結果だけでなく、どのような受験がいい受験なのかをも考えておくことが必要です。






      入試の結果としては、期待以上、あるいは期待通りの学校に合格できれば満足できます。問題は、期待以下の学校にしか合格できなかったときでさえ満足できるかどうか、です。



      夏休み以降、あるいは受験間近の秋以降に、保護者や教師(教諭・家庭教師・塾講師)に煽られなくても、危機感をもって受験勉強に全力を尽くしたこども(表の◆砲詫意義な受験であったということができます。一時的にせよ受験という異質な世界を自分に取り込もうとして、自分に向き合ったことにはとても大きな意味があります。



      また、第一志望校に不合格になったとはいえ、親や親しみのある教師(教諭・家庭教師・塾講師)の温かい評価とは別の世間の冷酷な評価に直面したことは、大人の適切な精神的なバックアップがありさえすれば、確かな精神的成長の契機となります。



      これに対して、学習プロセス(課題の取り組み方、苦手分野の克服の仕方、やる気の出し方など)の主導権を親や教師(教諭・家庭教師・塾講師)に委ねたまま、ひたすら詰め込みに終始したこどもは、失敗の意味さえ分からず、勉強や受験に対して臆病になってしまうことでしょう。



      以上のように、欲求派のご家庭は、受験の前後をトータルに見渡して、こどもには何が必要かを常に意識しながら塾選びと受験対策をしていく必要があります。



      次回は「必要派の塾選び・受験対策」です。



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