今日もみなさんお疲れ様です。今日は塾選び・受験対策法の続きです。前回の欲求派の塾選び・受験対策法に続き、今回は必要派の塾選び・受験対策法です。



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■□■  必要派の塾選び・受験対策  ■□■

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  必要派のご家庭は、とりあえず塾に通わす必要があると感じて、安心してこどもを預けられるかどうか(塾長や特定の先生に対する個人的な信頼や地域の評判)に重点を置いて塾を選びます。何が何でも上位校に入れたいというわけではないにせよ、将来こどもが困らないように塾へ通わせたい、という志向です(下の図のB1)。受験の最後の最後まで志望校を絞り切れないというケースが多く見受けられるのも特徴の一つです。


 



【必要派の2つのケース】

  必要派(初期)には、中小塾や個別塾に向かうB1型と、大手塾に向かうA1型があります。必要派の家庭は具体的な受験校が決まっていないことが多いため、中学準備コース、受験コース、中高一貫コース、内部進学コース、検定コースなどを用意している、柔軟で細やかな指導をしてくれる塾を選択する傾向があります。



  実は塾の規模・態様に関わらず、多くの塾がこのような求人広告型(○○をしたい人はこっちへいらっしゃい式)の宣伝をするため、必要派のご家庭が中小塾や個別塾に向かうB1型と、大手塾に向かうA1型に分かれることになります。欲求派のご家庭が、進学実績・システム・模試・教材・志望校別特訓のような商品広告型の宣伝をする大手塾になだれ込むのと好対照をなしています。



【大手塾を選択したA1型の場合】

  必要派のご家庭は、何が何でも上位校を狙うわけではないのと引き換えに、受験対策のスパンを1〜2年と比較的短期で考えているのが特徴的です。従ってまた、案外成績を上げることは簡単だという認識をお持ちであるために、塾に入れた後で成績が伸び悩むと欲求派以上に気を揉むことになります。



  そして、大手塾に参入した必要派(A1)の場合、比較的早期に「こんなはずじゃなかった」「場違いだった」「自分のこどもには合わない」ということに思い至り、「本当にやりたくてやっているんだろうか」という欲求の問題に向き合うことになります。



  よく考えてみれば、中学受験で偏差値40台であっても高校受験では偏差値60台になる学校もありますし、上位校に行ったからといって大学受験で勝者になれるわけでもありません。また、受験でこどもを燃え尽きさせることもありませんし、志望校をさらに下げたとしても果たしてその学校に合格できる保証もありません。また、次のような不愉快な思いをすることもあります。


  • 親同士の話題が塾や進学の話ばかりで、いつしか探り合いになっている

  • 友だちのお母さんに「あなたのお子さんはもう間に合わない」などと煽られる

  • 仲良しの友だちのクラスが自分のこどものクラスより上位なのが不憫でならない

  • 塾は進学実績のことばかりで、伸び悩んでいるこどもに冷たい



      ですから、転塾などの方法を模索するのも一つの手段です(上の図のB3)。塾を変えれば成績が上がる場合もありますし、小6や中3から頑張れば間に合う学校もあります。もちろん、失敗を繰り返さないためには、教師(教諭・家庭教師・塾講師)と保護者が一丸となって、自律的な学習に向けて学習プロセスを重視することが必要です。



      一方で、こどもに対して「あなたは本当はどうしたいの?」「本当にやる気はあるの?」というふうにこどものやる気を喚起することも一つの手段です。ただ残念なことに、こどもが自律的に学習するようになるなど事態が好転することは非常に難しいのが現状です。この点、「授業のデザイン」では、行動の意味の認識と行動選択という過程を通じて、こども自身が自己決定ないし自己啓発を行うことを推奨しています。



    【中小塾・個別塾を選択したB1型の場合】

     


      大手塾を選択した必要派のご家庭(A1)は比較的早く手を打つケースが多いのですが、中小塾や個別塾を選択した必要派のご家庭(B1)は問題を引きずった挙句に受験の秋以降に慌ててしまうケースが多く見受けられます。



      必要派のご家庭は、基本的には人的信頼を基礎に塾を選択する家庭です。「何とか塾に受け止めて欲しい」「何とかしてくださいよ」が本音です。ですから、大手塾とは違って、中小塾や個別塾の先生はとても親身に対応してくれること、そして、要望にもコマメに対応してくれること、に大きな安心感を得ることでしょう。



      ところが、場合によっては次のような相克状況を生むことがあります。

  • 塾長や教務や教師(教諭・家庭教師・塾講師)との相性が合わない

  • こどもが理解していないところを先生が把握しておらず不信感が高まる

  • 期待していた学校には入れないと言われて親子ともども落ち込んだ

  • こどもや家庭の責任をほのめかし教師(教諭・家庭教師・塾講師)自身には責任がないとはぐらかす

  • こどもと先生が馴れ合いになってしまい勉強にムラがある

  • 受験情報が不足していて不安に思う

  • 競争がないのでのんびりしてしまいやる気が感じられない



      必要派のご家庭が塾の先生に大きな期待を寄せるのに応じて、塾側も家庭の期待に沿うように頑張るのですが、それが人的信頼に根ざす以上は双方に行き違いがあると致命傷になります。典型的な例は熱心な中小塾にみることができます。



      「ビシビシ鍛えてください」というニーズに応えて長時間拘束するような塾がありますが、実は塾の拘束時間と実質的な学習時間は比例しません。すべてのこどもに一定の理解をさせようとすると、教師は、吸収力や定着度の芳しくないこどもを伸ばすということと、受験に間に合うような進度を確保するということとの板ばさみに合い、結局は授業時間が長い持久戦のような授業になってしまうのです。つまり、初めのうちはビシビシやっているのですが、それがいつしかダラダラしたものになってしまうのです。



      そうすると、投じた時間や費用の割には成績が伸びるこどもの数が少なく、教師の費やした自己犠牲の割には費用対効果が悪いということになり、教師も保護者も互いに納得のいかない事態に陥りやすいのです。



      こうした事態に陥ったとしても、人的な信頼関係を基礎にしている以上、教師(教諭・家庭教師・塾講師)も保護者もなかなか音を上げようとはしません。そうこうしているうちに受験が終わってしまい、「もともと勉強が得意なこどもだけが勝利を収めるものだ」ということに落ち着くことになってしまいがちです。



      中小塾や個別塾を選択した必要派のご家庭は、こどもに合った教育を志向する傾向があります。ですから、そうした期待に共感してくれる塾を選んだのです。しかし、家庭と塾に行き違いが生じると思わぬ方向に転げ落ちてしまいます。しかし、この行き違いは避けて通れるものではありませんから、行き違いを恐れてはいけませんし、行き違いを無くそうとして神経質になるのも良くありません。



      「こどもに合った教育」というのは、家庭と教師(教諭・家庭教師・塾講師)が「無理なくこどもを鍛える」という認識を共有して知恵を出し合い、それを具体的に実行することに尽きます。その視点がまさに「授業のデザイン」で提唱する「自律」なのです。こどもの自律を促すのが今か、それとも半年後にするのかには驚くほどの違いがでてきます。



      次回からはテーマが変わって「究極の指導法」です。



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