今日もみなさんお疲れ様です。小6や中3の受験生を抱えるご家庭では、GWも返上で頑張っておられると思います。塾から出されている宿題も山積していることでしょう。 



  こんなときだからこそ「頑張ろう」という気持ちになるものですが、やみくもに頑張るのではなく、前学年までの学習内容で定着が悪いところにこそ力を注げば、偏差値が安定していきます。くれぐれも目の前の宿題に振り回されないように、課題を意識して頑張ってください。 


  
  さて今日からは、究極の指導法について考えます。 



  コメント・トラックバックフリーです!清き一票、よろしくお願いします(現在36位くらいです)人気blogランキングへ 


  幸せ受験塾の総目次はコチラ


My Yahoo!に追加
このボタンをクリックすると、あなたのMy Yahoo!に追加され最新の記事を読むことが出来ます。
──────────────────────────────────────

■□どんなこどもでも成績を上げてみせる□■

──────────────────────────────────────



  大学受験が終わり、塾講師や家庭教師を始めてこどもの指導にあたるとき、どんな先生だって「この子の成績を絶対上げてみせる!」って頑張ります。自分の経験や同僚のやり方を学びながら、あれこれ試行錯誤しながら指導を研究することになります。



  そこで一番大きく立ちはだかる壁は、小中学生には自分の大学受験の経験がそのまま当てはまるわけではない、という壁です。言いたいことが思うように伝わらない、やる気を起こしてくれない、相性が合わないなど、原因不明の問題にじわじわと苛まれていくのです。しかし、そこで自信を喪失したり、家庭の責任にしてみても何も解決はしません。



  小中学生は高校生に比べて自立度が低いため、大人の管理や援助が必要なのですが、そのくせサラリーマンのようにペコペコしてはくれません。他方、教師は会社の課長などのような管理職に就くまでの経験を経ることなく、いきなりこどもたちのリーダーシップをとる宿命にあり、こどもとの関係では経験年数に関係なくどの教師も対等です。このように、教育現場というのはリーダーシップもフォロワ−シップも曖昧なまま進んでいきがちな特殊な世界なのです。



  しかし、教師(教諭・家庭教師・塾講師)の仕事は一口に言うと、目に見えない管理や援助を通じて、自律という目には見えないこどもの成長を後押しすることを忘れてはなりません。下の図は「授業のデザイン」の一部を図式化したものですが、このような日常業務の一つ一つについて、どれだけ有効な自律に向けた仕掛けを施していくことができるかどうかが、教師(教諭・家庭教師・塾講師)としての力量の差となって現れていきます。人の評判や噂に翻弄されるのではなく、いつも自律に向けたアイデアを創出しているかどうかが決定的に重要なのです。



 



  小中学生に対する学習指導は、大きく分けて、授業そのものと、自主学習指示の二つで構成されます。授業そのものがコンテンツであるのに対して、それをこどもたちが血肉として吸収していくプロセスが家庭学習です。小中学生に対しては、自主学習を定着させることがとりわけ重要です。



  「自主学習(自宅学習)」に対しては、従来、それは所詮本人次第だという考え方(A説)と、自宅では勉強するはずないから塾で長時間拘束するべきだという考え方が(B説)ありました。どちらの考え方に分があるかどうかは別として、結果として塾同士のこどもの簒奪合戦が激しくなり、こどもの自律を脅かしているという現状が好ましいものではないことは明らかです。



  そこでもう一度A説とB説をみてみることにします。A説は、下の図のように、授業の良し悪しは教師(教諭・家庭教師・塾講師)の責任、自主学習の巧拙はこどもの責任と割り切るという立場です。とはいえ、小中学生に対してこの考え方を徹底することは現実的ではないので、結局は宿題を出すことになります。しかし、かなり綿密な指示を出せば自主学習の効果を期待することができますが、指示が具体的であればあるほどこどもの自律を損ない成績が伸び悩むというジレンマを引き起こすことになります。



 



  これに対してB説は、塾の勉強ですべてを完結しようとする立場です。できるようになるまで徹底的にしごく、できるまで家に帰さない、ということもあるでしょう。しかし、受け持ったこどもの全員を理解させようとすると、こどものレベルに差がある以上は、必然的に拘束時間が長くなってしまいます。



  しかも、こどものレベルに差がある以上は、一人ひとりのこどもは自分なりの課題があるわけですから、自主学習が必要なはずです。つまり、こどものレベルに差があることを前提とすると、長時間拘束が自主学習を圧迫するというジレンマに陥るわけです。



  このように考えると、授業と自主学習のバランスがいかに大切なことか、そして、主体的に授業に参加し主体的に自主学習に向かわせることの重要性を思い知らされることになります。つまり、こどもの自律という観点から、授業と自主学習が一体のものである必要があるのです(上の図のC説)。



  現実には、指示通りやっているこどもの成績が上がらない、あるいはこどもが指示を守らない、という事態が往々にして生じてしまいます。それは、教師(教諭・家庭教師・塾講師)の子供に対する関わりがこどもの自律に役立っていないのが原因です。もちろん、小学生や中学生が初めから自律しているはずはありません。



  ですから、授業や自主学習指示を通していかにこどもを自律させることができるか、管理を通じていこどもを自律させるというパラドックスをいかに乗り越えるか、小中学生に対する指導の難しさがここにあるのです。




  さて次回は「立て板に水を流すように知識・技術・価値観をこどもの頭に流し込め!」です。



  いつも本当にありがとうございます。皆様の1クリックで今日も1日延命できます。→人気blogランキングへ


お知り合いに勧めていただければうれしいです





  幸せ受験塾の総目次はコチラ