2008年05月13日
志望校の決め方(前編)
みなさん、お疲れさまです。先日ある記事に、「私立中学受験の志望校決定権者は誰か」というものがありました。
その記事では「小学6年生の5月ごろに第1志望を決めるご家庭が多い」、「志望校の難易度が高いほど受験生本人の割合が大きい」と結論づけています。
確かにそのような傾向はあるかと思いますが、それは人気校に見られる特徴にすぎず、すべてのケースに当てはまるものではないように思います。
実際には、予算(学費)・通学距離・学校の評判・自分の偏差値など、十分な資料が揃ってから複数校を受験し、合格した中から進学校を決める、こういった具合でしょう。
ここで大切なことは、家族内の誰に志望校の決定権があるかということよりも、親子でしっかり話し合い、その結果、こどもの意見を後押しする形をとれるかどうか、です。
ちょっと切り口が異なりますが、社会科の政治分野の講師研修をするときに、民主主義について次のようにお話をします。
日本の政治は個人の尊重(国民一人ひとりが大切になれなければならないという原理)の上に成り立つ。
その意味からは、税金を課したり道路を作るなどは、国民一人ひとりの意見がしっかり反映されなければならないから、国民一人ひとりが直接に一票を投じて決めるのが望ましい(直接民主制)。
しかし、それは事実的にも法律的にも難しい。だから国会議員に決めてもらうほかない(間接民主制)。
ここで重要なのは、「国会議員に決めてもらうほかない」ということではなく、「国会議員を選出するための選挙権が国民一人ひとりに完璧に保証されている」ということ。
もし、選挙権が与えられず、政治のかやの外におかれて意見を何もいえない国民がいるとすれば、そこからクーデターや暴動が始まる。
日本の政治は、選挙権を徹底して保障することによって、すべての国民の意見を聞く、こうした意味で日本国民の一人ひとりが尊重されている。
このように、政治では個人が意見を表明する機会を持つことが不可欠なのですが、中学受験の世界でもやはりこどもが意見を表明する機会をきちんと保障しないと、クーデターや暴動が勃発します。
もちろん、小学生が判断できることはそう多くはありません。自分の成績に見合わないレベルの学校を受験したいと言い出すかも知れません。行動と言動が一致しないことも多いでしょう。
しかし、人生に夢があるのではなく、夢が人生を作っていきます。夢があるから多少の辛苦も乗り越えられる。夢と辛苦は表裏一体のもので、「夢だけ」でも「辛苦だけ」でもうまくはいきません。
こどもが自らの意思でものごとを選択するから、そこに責任感が生まれます。
ですから、こどもの意見の表明、特に「この学校に行きたい!」という意思はしっかり受け止めて応援してあげる必要があります。
仮にその意見がコロコロ変わったとしても、それに「助言」はしても「封殺」するべきではありません。これが「親子の話し合い」の実態です。
そうしないとクーデターや暴動を呼び、そうでなくても「何もしない」という形の抵抗を呼んでしまうのです。
では、親子の話し合いでどのようにして志望校を決定していくべきか、そのツールは次回ご紹介いたします。
興味のある方は、「受験したい」という学校を3〜5校くらい準備しておいてください。
いつもありがとうございます!
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【おススメ受験ガイド】
2冊くらいを比較してみるとよと思います
<関東>
○中学受験案内 平成21年度入試用 首都圏版 (2009)
○中学受験案内 2009年度入試用―東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木 (2009)
○中学受験案内 2009年度用―首都圏 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨 (2009)
○中学受験 入りやすくてお得な学校2008 首都圏 (地球の歩き方BOOKS―学校の選び方)
◎中学受験案内 2009年入試用 首都圏版―大学進学で選ぶ! (2009)
○中学受験のプロが本気で語る有名私立中学「ホンネの選択」 首都圏版
…ちょっと古いので参考程度に
◎カンペキ中学受験2009
<関西>
◎私立・国立中学受験学校案内 (2008年入試用/関西・中国・四国・九州版) (日能研ブックス)
<中高一貫>
◎中高一貫校大百科! 2009―私立・国立・公立 (2009)
○全国・中高一貫「学校力」ランキング―中学受験「お値打ち」校はここだ! (07~08年版) (別冊宝島 (1442))
<参考>
○理系に行こう!―女子中高生のための理系案内
○13歳のハローワーク
幸せ受験塾の総目次はコチラ
「指導の現場・雑記」の総目次はコチラ
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その記事では「小学6年生の5月ごろに第1志望を決めるご家庭が多い」、「志望校の難易度が高いほど受験生本人の割合が大きい」と結論づけています。
確かにそのような傾向はあるかと思いますが、それは人気校に見られる特徴にすぎず、すべてのケースに当てはまるものではないように思います。
実際には、予算(学費)・通学距離・学校の評判・自分の偏差値など、十分な資料が揃ってから複数校を受験し、合格した中から進学校を決める、こういった具合でしょう。
ここで大切なことは、家族内の誰に志望校の決定権があるかということよりも、親子でしっかり話し合い、その結果、こどもの意見を後押しする形をとれるかどうか、です。
ちょっと切り口が異なりますが、社会科の政治分野の講師研修をするときに、民主主義について次のようにお話をします。
日本の政治は個人の尊重(国民一人ひとりが大切になれなければならないという原理)の上に成り立つ。
その意味からは、税金を課したり道路を作るなどは、国民一人ひとりの意見がしっかり反映されなければならないから、国民一人ひとりが直接に一票を投じて決めるのが望ましい(直接民主制)。
しかし、それは事実的にも法律的にも難しい。だから国会議員に決めてもらうほかない(間接民主制)。
ここで重要なのは、「国会議員に決めてもらうほかない」ということではなく、「国会議員を選出するための選挙権が国民一人ひとりに完璧に保証されている」ということ。
もし、選挙権が与えられず、政治のかやの外におかれて意見を何もいえない国民がいるとすれば、そこからクーデターや暴動が始まる。
日本の政治は、選挙権を徹底して保障することによって、すべての国民の意見を聞く、こうした意味で日本国民の一人ひとりが尊重されている。
このように、政治では個人が意見を表明する機会を持つことが不可欠なのですが、中学受験の世界でもやはりこどもが意見を表明する機会をきちんと保障しないと、クーデターや暴動が勃発します。
もちろん、小学生が判断できることはそう多くはありません。自分の成績に見合わないレベルの学校を受験したいと言い出すかも知れません。行動と言動が一致しないことも多いでしょう。
しかし、人生に夢があるのではなく、夢が人生を作っていきます。夢があるから多少の辛苦も乗り越えられる。夢と辛苦は表裏一体のもので、「夢だけ」でも「辛苦だけ」でもうまくはいきません。
こどもが自らの意思でものごとを選択するから、そこに責任感が生まれます。
ですから、こどもの意見の表明、特に「この学校に行きたい!」という意思はしっかり受け止めて応援してあげる必要があります。
仮にその意見がコロコロ変わったとしても、それに「助言」はしても「封殺」するべきではありません。これが「親子の話し合い」の実態です。
そうしないとクーデターや暴動を呼び、そうでなくても「何もしない」という形の抵抗を呼んでしまうのです。
では、親子の話し合いでどのようにして志望校を決定していくべきか、そのツールは次回ご紹介いたします。
興味のある方は、「受験したい」という学校を3〜5校くらい準備しておいてください。
いつもありがとうございます!
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<関東>
○中学受験案内 平成21年度入試用 首都圏版 (2009)
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○中学受験案内 2009年度用―首都圏 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨 (2009)
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<関西>
◎私立・国立中学受験学校案内 (2008年入試用/関西・中国・四国・九州版) (日能研ブックス)
<中高一貫>
◎中高一貫校大百科! 2009―私立・国立・公立 (2009)
○全国・中高一貫「学校力」ランキング―中学受験「お値打ち」校はここだ! (07~08年版) (別冊宝島 (1442))
<参考>
○理系に行こう!―女子中高生のための理系案内
○13歳のハローワーク
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