みなさん、お疲れさまです。昨日は身内のお盆を済ませてきました。家族6人のうち3人がすでに亡くなっているのですが、あちらの方はさぞにぎやかなことだろうと思います。



 そんな中、お寺さんが「お盆の由来」について教えてくれました。



 子を思う親心が昂じると他人を傷つけることもある、物事を裏から眺めてみることも必要、お盆はそのような機会でもある…、というお話でした。



 確かに親心に限らずとも、自分では人に迷惑をかけているつもりは全くなくても、案外人からみればそうでないこともあるなぁ、と考えさせられました。



 私自身も親に迷惑をかけているという自覚はこれまで薄かったのですが、昨日母親がポロリ…。「あんたには(期待を)裏切られたよ」



 私は転職も離婚も経験していますので、そのことをいつもチクチク言われるんです。ふふふっ。身から出たサビですので、申し訳ないと思うばかりでした。



 すると叔母の口からこんな話が飛び出しました。



 近所の人が言うんだそうです。「自分の息子が仕送りも何もしない。親不孝もいいとろこだ。恩知らずだ」と。



 すると叔母いわく「あんたは親に仕送りしたの? やっぱりやっていないじゃないよ。子育てにかまけて親孝行をしない。あんたがそうだから子どもだってそうなるんだよ。」



 子は親の姿を見て育つ。なるほどそうですね。



 さて前置きが長くなってしまいました。受験の話しに戻しましょう。先日「どうしたら子どもが努力するようになるの?」という記事がありました。



 その中では、「目に見える達成感」「身近で具体的な目標」など、一般的にはなるほどと思えるようなことがアドバイスされています。



 確かに達成感は重要です。ボーリングなんかでも、すぐスコアが分かるから次も頑張ろう、って思える。数字(結果)だけでなく、態度についても、それが良いか悪いかをフィードバックして、それに納得すれば「次もやろう」って思える。



 しかしよくよく考えてみると、「どうしたら子どもが努力するようになるのか」よりも、「なぜこどもがそこそこの努力しかしないのか」の方が重要な問題だろうと思います。



 子どもに勉強を教えていると「試験に出るぞ」って言えばやりだすことがよくあります。「先生、どこが試験にでるの〜」です。



 つまり「ムダな努力を惜しむ」です。



 これは何でもすぐに手に入る時代に顕著な現象だと言われています。自分が行動して五感で触れる前に、情報だけで「やる」「やらない」を判断してしまう。



 しかし受験勉強では一般に、「これは必要」「これは必要でない」は自分自身が実際に取り組んでみて初めて分かるものですから、自分から行動を起こさない限りはいつまでも暗記ばかりに走ってしまう。



 自分の頭で考えずに丸暗記してしまえば、何かを問われても瞬間的に感覚で答えてしまう。これは当然の成り行きです。



 努力を惜しむこどもには「とにかく行動」「精神論より実行力」、これがやはり必要なのでしょう。



 この点、「小学生・中学生のニンテンドーDSの保有率が80%を超える」という勢いに乗って「計算DSトレーニング」というソフトも発売されていて、「目に見える達成感」「身近で具体的な目標」を得やすくなってはいます。



 「中2の息子ゲームばかり」と嘆くご家庭には救いになるかも知れません。



 しかし重要なのは、行動を起こしたからといってすぐに結果がでると思わないことです。受験では、トライ&エラーを繰り返して、徐々に目標もやり方も定まっていくものです。



 そもそも、「第一志望」とか「最終目標」は親子でかなりの違いがあります。子どもは自分の努力が報われることを願っているのとは反対に、親が高い結果を出さなければ意味がないと考えてしまうと、やはりこどもにとってはつらいものがあります。



 「強い者が勝つんじゃない。勝った者が強いんだ。」と言われますが、「勝ち」のあり方は人によって違います。場合によっては「勝たないこと」も「勝ち」になるのかも知れません。



 「目に見える達成感」も「身近で具体的な目標」も、つい「おしつけ」「その場しのぎ」になってしまいがちです。それではこどもが努力を出し惜しみしてしまう。



 もちろんこどもの教育には大人の「誘導」は必要です。



 しかし、こどもの日々のトライ&エラーのうち、「エラー」をなくそうとすると大人の「誘導」が「おしつけ」になってしまんです。



 重要なことは「トライもエラーも必要」。そして「エラーを減らすことよりも、トライを増やすことの方がはるかにこどもを伸ばす」ということです。そうすることによって、徐々に目標もやり方も定まっていきます。



 トライしようとしないから向上心がない、のではありません。向上心はだれだってあるんです。むしろ、トライが評価されないから、こどもはトライは意味がないと考えているだけです。



 こどもは良いところを伸ばせばまっすぐに育ちます(大人もそうですが…)。



 これから夏期講習です。日々の勉強は塾や家庭教師任せ、親は結果を待つだけ、ということにならないようにしてください。日々こどものトライを見続け、励ます。このことがこの時期一番求められているんだと思います。



 「子は親を見て育つ」ならぬ「親は子を見て育つ」、こんなことを思ってしまいました。



 いつもありがとうございます!ご質問があればお気軽にお寄せください。



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