みなさん、お疲れ様です。昨日はある公立中学の数学の先生と一杯やっていました。
その先生いわく「公立ではいろいろなレベルの生徒がいて、指導がとても難しい。特に成績がよい生徒には申し訳ない」と。
確かに集団授業ならば、すべての生徒に等しく理解させるのはとても難しい話です。
しかしよく考えてみれば、公立だけでなく、私立だって、塾だって、2人以上の生徒が集まる「集団」であれば、同じようなことが言えるんじゃないか、って思いました。
例えば、面倒見のよい塾では「補習授業」や「居残り」をします。これって明らかに「理解不十分」の生徒を照準にしたやりかたです。その間、理解十分な生徒は先に進むとしても、より発展的な指導を受けるわけではなく、先生の労力は理解不十分な生徒に集中投下されます。
これに対して補習などをあまりやらない進学塾では、理解不十分だとどんどん遅れをとってしまうことがある。
やはり集団授業ならば、すべての生徒を等しく理解させるのはとても難しいです。
ただ、もっともっとよく考えてみると、1対1の個別指導であっても、先生の理解の深さや早さに生徒がついていくことができなければ、生徒の理解は深まることはありません。
結局は、「公立・私立」「学校・塾」「集団・個別」の差はあるにせよ、生徒それぞれに異なった課題がある限りは、それに応える必要がでてくるのです。
じゃぁ、生徒ごとに異なる課題にどう応えるか、ここが問題です。
例えば、こどもに「机の上を整理しなさい」と言ったとしましょう。こどもが果たして親の要求に応えるかといえば、必ずしもそうとは言えませんよね。
これに対して、「何がどこにあるかいつでも分かるように、机の上を整理しなさい」と言ったとしたらどうでしょうか。
そのように言われたこどもは、自分の頭を使って自分なりに整理するはずです。初めはうまく整理できなくても、褒められればもっと工夫を重ねていくはずです。
ノートのとり方にしても、「きれいに書きなさい」ではうまくいきません。例えば「だれが見ても理解できるようにまとめなさい」などのように、目的意識を植え付けて、試行錯誤をすることが必要なのです。
先生に教わってこどもが「よく分かった」と言うけれども、その割には成績があまり伸びないケースがあります。それは全部教え込んでしまっていて、こどもの腹に落とし込めていないためです。
例えば、「差集め算」の場合、数あるパターンを繰り返し解いても身につかないのは、問題のどこに注目していいか分かっていないからです。
そのときは、「数あるパターンの同じところとそうでないところをいえるように解きなさい」です。ただひたすら「解きなさい」ではありません。
すべてのこどもに同じことをさせようとすると無理がでますが、ちょっとした工夫でずいぶん効果が違ってきます。ご参考になればうれしいです。
いつもありがとうございます!ご質問があればお気軽にお寄せください。
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その先生いわく「公立ではいろいろなレベルの生徒がいて、指導がとても難しい。特に成績がよい生徒には申し訳ない」と。
確かに集団授業ならば、すべての生徒に等しく理解させるのはとても難しい話です。
しかしよく考えてみれば、公立だけでなく、私立だって、塾だって、2人以上の生徒が集まる「集団」であれば、同じようなことが言えるんじゃないか、って思いました。
例えば、面倒見のよい塾では「補習授業」や「居残り」をします。これって明らかに「理解不十分」の生徒を照準にしたやりかたです。その間、理解十分な生徒は先に進むとしても、より発展的な指導を受けるわけではなく、先生の労力は理解不十分な生徒に集中投下されます。
これに対して補習などをあまりやらない進学塾では、理解不十分だとどんどん遅れをとってしまうことがある。
やはり集団授業ならば、すべての生徒を等しく理解させるのはとても難しいです。
ただ、もっともっとよく考えてみると、1対1の個別指導であっても、先生の理解の深さや早さに生徒がついていくことができなければ、生徒の理解は深まることはありません。
結局は、「公立・私立」「学校・塾」「集団・個別」の差はあるにせよ、生徒それぞれに異なった課題がある限りは、それに応える必要がでてくるのです。
じゃぁ、生徒ごとに異なる課題にどう応えるか、ここが問題です。
例えば、こどもに「机の上を整理しなさい」と言ったとしましょう。こどもが果たして親の要求に応えるかといえば、必ずしもそうとは言えませんよね。
これに対して、「何がどこにあるかいつでも分かるように、机の上を整理しなさい」と言ったとしたらどうでしょうか。
そのように言われたこどもは、自分の頭を使って自分なりに整理するはずです。初めはうまく整理できなくても、褒められればもっと工夫を重ねていくはずです。
ノートのとり方にしても、「きれいに書きなさい」ではうまくいきません。例えば「だれが見ても理解できるようにまとめなさい」などのように、目的意識を植え付けて、試行錯誤をすることが必要なのです。
先生に教わってこどもが「よく分かった」と言うけれども、その割には成績があまり伸びないケースがあります。それは全部教え込んでしまっていて、こどもの腹に落とし込めていないためです。
例えば、「差集め算」の場合、数あるパターンを繰り返し解いても身につかないのは、問題のどこに注目していいか分かっていないからです。
そのときは、「数あるパターンの同じところとそうでないところをいえるように解きなさい」です。ただひたすら「解きなさい」ではありません。
すべてのこどもに同じことをさせようとすると無理がでますが、ちょっとした工夫でずいぶん効果が違ってきます。ご参考になればうれしいです。
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