みなさん、お疲れ様です。今回は前々回、前回に引き続き、塾選びの基準について考えていきたいと思います。



 
<塾選びの基準>


チェック3.自分の課題を明確化する


 さてここからは、こどもが勉強している様子を具体的に頭に思い浮かべながら、考えていきましょう。



 話が少し長くなりますので、話の流れを前もってみておくことにします。こどもの勉強の流れは、およそ次のようになります。


 ①自分の課題を明確化する(弱点や優先順位を意識する

 ②教材に目を向ける(教材や教師に注意を向ける)

 ③必要な情報を認知する(これから学ぶことに注意を向ける)

 ④必要な情報を獲得する(問題演習や意味理解を通じて問題を解決する)

 ⑤必要な情報を保持する(反復練習や記憶術などによって忘却を防ぐ)

 ⑥応用(転移)する(先行学習が後行学習を促進する)



 少し難しい用語もありますが、丁寧にみていきますので、安心してください。①から順にみていくことにしましょう。



 さてまずチェック3では、「自分の課題を明確化する」という点について考えます。ここで「自分の課題」というのは、何を勉強すればいいか、あるいは何から手をつけていいか、ということです。,br>
 この点について塾は、言います。「言われたことをきちんとやってください。できないところがあっても、同じ単元が繰り返し出てきますから、その都度、しっかり勉強してください。」と。



 このように、塾の言う通りにしておけば、家庭が「何を勉強すればいいか」とか「何から手をつけていいか」を考えなくてすみますから、とても聞こえがいいんですね。



 しかしよく考えてみると、「今はできなくても、その都度しっかり勉強すれば大丈夫」というのは、後になれば理解できる、つまり「成績アップの先延ばし」なんです。



 ところが実際には、「成績アップの先延ばし」にさえならないことも多いんですね。2度目、3度目にでてくるときは、応用問題となって出現してきますから、基本事項を理解していない生徒にはますます理解不能になるのです。



 だからといって、日々学習する内容を全部完璧に理解して先に進まなくてはいけない、と言っているわけではありません。勉強はやればやるほど、知らないことが増えるものだからです。



 大事なことは、こどもが「あと少し粘れば解ける」「ちょっと立ち止まって考えたい」というときに、それをあたたかく見守り、そして支援することです。



 自分をさんざんに痛めつけて勉強に没頭し、やっとこさ成果を実感したときほど、学習意欲の原泉になるものはありません。これを私は「真実の瞬間」と呼んでいます。



 真実の瞬間を幾度か経験すると、その経験をもとにして自分の課題、すなわち「何を勉強すればいいか」「何から手をつけていいか」が、自分なりに少しずつ分かっていくようになるんです。



 確かに受験では、ふと頭をよぎった疑問もただちにこれを掻き消さないと取り残される、という側面もあります。しかしそれは、ずっと勉強が進んだ後の後の段階の話です。



 初歩的な段階では、「あと少し粘れば解ける」「ちょっと立ち止まって考えたい」という極めて自然な意欲を大事にしていただきたいのです。



 □その塾では、質問に応じてくれるような環境が整っていますか。



 □先生が直接質問に答えてくれないときは、他の解決方法を指導してくれますか。




 このあと、チェックはさらに続いていきます。




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