みなさん、お疲れ様です。先日ある記事に「共稼ぎでの宿題の不安」というものがありました。



 親が共働きだと、こどもの宿題だけでなく、お弁当や送迎、スケジュールの管理に目が回りそうな日が続きます。そんな生活にあって、成績の向上だけが励みになると思い、「シリーズ 塾選びの新基準」を急ぎ書き進めています。



 上に挙げましたサイトでは、経験者の方のアドバイスがのっていますので、ご参考にしていただければと思います。



 さて塾選びの基準も6回目に入りました。引き続いてお付き合いください!



チェック6.必要な情報を獲得する(1)……「わかったつもり」の問題


 先生に教えてもらったら、次は教えてもらったことを自分のものにする段階、つまり「必要な情報を獲得する段階」へ進みます。中心的な作業は、「問題演習」と「意味理解」です。


 
 2番目の「意味理解」というのは、前のノートを参照したり、図鑑や辞書で調べたり、先生に質問をしたりして、あるいは問題演習を通じて、自分なりに一応、理解・納得すること、です。



 問題演習はただの動作であってはなりません。また、問題演習がまる暗記の手段であってもいけません。問題演習を通じて、まず理解を深め(意味理解)、そうして初めて反復に意味がでてきます。



 これらをおおまかな時系列の中に位置付けると、導入解説→問題演習・意味理解→反復・定着、となります。



 そして問題演習・意味理解の段階では、成績アップを妨げる事故が多発します。その事故とは、①「わかったつもり(誤解・不理解)」と、②「やる気の喪失」、です。



 まず「わかったつもり」の問題が起きる原因は、こどもたちの学習に対する考え方にあります。小学生の場合、低学年のときから、賞罰・反復重視の指導を受けます。正解すれば褒められ、不正解なら罰を受け反復させられる、です。



 受験勉強の場面では、とにかく大量の問題を解く、という指導になって現れます。もちろん、問題演習を重ねた結果、一応の意味理解にたどりつけば、それで問題はありません。



 しかし、正解が欲しいあまりに、途中経過が間違っていてもかまわない、あるいは、ひたすらに暗記してしまえばいい、と考えてしまうのは本末転倒です。



 もちろん、こんなことを本気で考えている人なんていないんですが、結果としてこうなっている人が多いんです。偏差値や点数で一喜一憂する、です。



 問題演習・意味理解の段階では、あせって正解を出させることよりも、「わからないことはわからない」と言わせることのほうがはるかに効率が上がります。わからないことを解決するからこそ、その次の段階である「反復・定着」に意味がでてくるわけです。



しかもそのこどもにとって、抽象度や難易度が高い問題であれば、理解にものすごい時間がかかることを覚悟しなくてはなりません。算数1題で1時間かかることもあるでしょう。



 そんな時間はもったいない、と思われる人もいるかと思いますが、粘り強く考えさせる時間を惜しむから、結果として当初望んだような成績に手が届かないんです。次に脳科学者による「事象の連合」の話しがあります。



 『サルに「届かない位置にあるエサを棒を使って取る」という行動を覚えさせるときは、すべてを一度に教えることはしない。まず「棒を使えばエサが取れる」ことを教え、それができるようになったら「短い棒より長い棒の方が届きやすい」ことを教える。



 そして、「棒を使えばエサが取れる」と理解するまでにどうしても数週間は要するが、それが習得できさえすればその日のうちに、短い棒で長い棒をたぐり寄せて、長い棒を使って遠くのエサを取る、という組み合わせワザも覚えてしまう。』



 このようにして、2つのことを覚えると、後は2,4,8,16,32…と等比級数的に成果が現れる(AとBを理解すると、Aから見たB、Bから見たAも理解するようになる)、これが「事象の連合」と呼ばれるものです。



 中学受験で成功するこどものタイプとしては従来から、粘り強いこども、しつこいこども、絶対にあきらめないこども、が挙げられていますが、これは当然のことです。



 粘り強いこどもに育てるという意味からいえば、正解を出したら褒め、不正解なら叱咤激励する、という指導はむしろ、逆効果です。教える側が結果にこだわればこだわるほど、教わる側の混乱を助長するからです。



 こどもに問題演習をさせるときは、質問の余地を確保すること、ときにはもう一度解かせたり説明させたりして、こどもの考え方を確認することにより、意味理解を促進し、その点でこどもが満足することが大切なのです。


  
 □その塾の宿題は、全教科合わせてこなし切れる分量ですか。


 □その塾の教材の解答・解説は、親が読んでみてだいたい意味がわかりますか。




↓中学受験のためにななる事があります↓
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