みなさん、お疲れ様です。前回の記事に重大な誤植がありましたので、訂正しました。すみません。



 さて今回は、先延ばしの対処法その2、パックラット症候群です。


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■優秀な子どもが中学入試で失敗する10の理由 その3<思考を行動に移すことができない(すぐやらない、先延ばしにする)>



どれをやっていいか分からない―パックラット症候群(中学受験・中学入試)



 さて、終わるかどうか分からないけれども、とりあえず行動を起こすことが大事。それじゃあ次に、何をすればいいか、が問題ですね。



 今や学習教材は塾に書店にインターネットにあふれかえっていて、どれに手をつけていいか分からなくなりますね。試験で悪い点数だったときには特に困る。



 低学年から受験対策をしている人は、それまでの教材を集めてみれば、まるで万華鏡をみるような気分になるのではないでしょうか。



 実はこの「何から手をつけていいか分からない」が、ズバリ「すぐに行動に移せない理由」です。何をするかを選べなければ、そもそもすぐに行動に移せるはずがないですからね。



 ところで、なぜ教材がたまりにたまってゆくかというと、人の評判を聞いて手にいれたり、塾で手に入れたり、兄弟姉妹、親戚、友人から手に入れたり、ありがたいことにいくつもの経路があります。



 しかも、良さそうな教材をあれもこれも取りそろえると、何か完璧で無敵になったようでワクワクするものです。



 ところがいったん教材を入手すると、容易には手放すことができなくなってしまいます。人は「失うかもしれないもの」については、その価値を過大に評価してしまうものだからです(これを「所有意識」と呼びます)。



 つまり、せっかく手に入れた教材を手放すと考えただけで、不思議なことにすごく損するような気分になるんです。



 余談ですが、オークションってありますでしょ。オークションでつい熱が入ってしまうのは、所有意識の一種です(仮想的所有意識)。所有意識は、現に手に入れる前の段階でも現れる強い感情なんです。



 だから、入塾試験で合格通知をもらうと、その塾に入る確率がとても高くなっちゃう(笑)。



 話を元に戻しますが、手に入れたテキストの価値を過大に評価してしまう、そんな感情に支配されている状態が、パックラット症候群(モノが捨てられず、どんどんため込んでゆくネズミのような性癖)なんですね。



 しかもやっかいなことに、教材をためこんだために選択肢が増えると、くるくると目移りしてしまうんです。



 長期的にみれば、1冊のメインテキストをしっかりやり込むのがよいと考えるのが合理的なはずです。勉強は本来やればやるほど知らないことが増えるものですが、受験に限っていえば、教材を絞ることで、やればやるほど知らないことを減らすことができる。



 しかし、目先の成績が動揺したり、目に見えて効果が上がらないと、つい他のテキストに手が伸びてしまう。
将来現れるかもしれない素敵な異性を待つよりも、身近な異性に魅力を感じやすく、しかもそれがあたかも正しいことだと後になって正当化する。これを同じようなものです(笑)。



 しかし現実問題として、子どもが活用していなかったり、あるいは活用できていない、となればガッカリですよね。何度、こんな思いをしてきたことか…(苦笑)。



 こんなときは、たまりにたまった教材を整理することが必要になるでしょう。



 合理的に考えれば、同じ内容が重複している教材や、すでに見返す必要のない教材はいらないはずです。反対に、理解の助けになる教材や、知識を補うための教材は必要です。



 ですから実は、教材をいろいろ仕入れてみることは悪くないんですね。完璧な教材なんてありませんから、いろいろな本から良いとこどりすればいい。良くないのは、ため込んだまま放っておくことなんです。



 やりたいこと、やらせたいことを増やしただけだと、結局は何もやれなくなる。



 ふつう食材を買ってくれば、それを加工し、適切に保存するでしょう。買っただけで、それを放っておけば腐るんです。教材も同じです。



 必要な部分は、既存のメインテキストやノートに書き写したり、コピーしたりして残したら、後は思い切って捨てる(必要かどうかを判断する方法は、既述)。コピーする場合には、あらかじめ大きさを決めておくとよいでしょう。



 塾の多すぎる教材も、同じように整理して、自分だけの教材を作るのがよいでしょう。



 もし迷って捨てられそうにないのであれば、それは押し入れにしまうなどして、子どもの目には触れさせないようにしておく。「いつかやってくれるだろう」という期待は、必ず裏切られます。



 この作業ができる人がいるならば、抱え込んだ参考書や問題集にも意味がある。



 しかし反対に、この作業をする人がいないのに参考書や問題集を抱え込んでいるならば、むしろ有害。教材をため込んだぶんだけ何からやれば分からなくなるし、教材費が「お布施」となって消えちゃうだけです。



 ただし、この作業にはとても時間がかかる場合がありますから、定期的に、しかも学校がない日にやるのがよいでしょう(具体的な方法は後述)。







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