みなさん、お疲れ様です。あっという間に、夏休み目前となりましたね。受験生のみなさんにとっては天王山となる夏期講習。塾の課題だけに振り回されることなく、過去問も勉強計画に組み込んでくださいね。



 さて今回は、「勉強法の改善方法」についてです。



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■優秀な子どもが中学入試で失敗する10の理由 その4<最終結果に対して関心がうすい>



賢者は愚者からも学ぶが、愚者は賢者からも学ばない―勉強法の改善方法(中学受験・中学入試)



 学校や塾のセンセイに、勉強の仕方をアドバイスされることはありがたいものです。合格という最終結果から現状をみれば、より効率的な学習を進めることができるからです。



 しかし現実問題として、アドバイスしてもらった勉強法を子どもが自分のものとすることは、たやすいことではないのです。



 それは「現状維持バイアス」がかかっているからです。



 現状維持バイアスとは、未知なもの、未体験のものを受け入れず、現状は現状のままでいたいとする心理作用のことです。



 もし今の勉強法を変えれば、「めんどくさい」「ややこしい」というコスト(負担)がかかりますから、そのコストが大きければ大きいほど現状にしがみつこうとする。あるいは、勉強法を変えたとしても大したコストはかからないが、現状と大差ないように感じれば、現状にとどまろうとするわけです。



 算数で式を書きなさいと言ってもかかない。間違いはノートにまとめなさいといってもやらない。このような子どもがホントに多い。



 よりよい結果を追求しようとするならば、だれからみても現状を変えるのが合理的な場合であっても、本人にとっては現状を変えないほうが妙に説得的に感じてしまうのです。



 しかも多くの人は、自分に都合が悪いことにはフタをして、「将来は今よりマシだ」と考えやすい。自分のプライドを守りつつ、より良い未来を信じて疑わないのです。



 だから、「このままでもうまくいく」と考えて、意固地になる。合理的に考えれば、「現在」を変えないと「より良い未来」もないはずなんですけどね。



 このように、「現状維持を決め込む」→「将来に期待する」→「このままでもうまくいく」という判断は、受験という最終結果を考えればどうみても不合理な場合があるにもかかわらず、多くの受験生が自分自身、十二分に納得した上ではまってゆく落とし穴なんです。



 そして、その先に待っている現実は、勉強の質も分量もコンディションも日々変化し、上から降ってくる課題に振り回され、無駄な努力を費やし続けてゆく、というもの。



 かわいそう、ですよ。ホントに。



 しかしここであせって、「あなた入試で失敗するよ」ってこどもを脅しても、ほとんど効果はありません。



 例えば、10人の生徒に向かって「この10人のうち、1人だけ不合格になるでしょう」と伝えると、自分が不合格になる確率が頭をよぎって、心配になります。



 これに対して、1対1で向き合って「あなたは不合格になるでしょう」と高い確率を伝えれば、「そんなはずはない」って開き直るものです。これも自己防衛本能に基づく反応といえるでしょう。



 そこで、現状維持現バイアスを上手に回避して、キチンとした勉強習慣を身につけさせるためには、「なぜ現状維持バイアスにはまるのか」に立ち返って対策法を考える必要があります。



 現状維持バイアスにはまるのは、(A)新しい勉強方法を受け入れるのに大きなコスト(負担)がかかる場合と、(B)コストはかからないが現状がとても良くなるという見込みを感じない場合、この2つの場合でした。



 まず(A)の場合は、いきなり改善方法を完璧に真似ることを要求するべきではなく、週1回から隔日、そして日々へというふうに、徐々に慣れさせる必要があるでしょう。



 あまりに急激な変化は、混乱と失敗を招きます。しかし、無意識にできるようになるまで見守らなくてはなりません。



 これに対して(B)の場合は、ビフォー・アフターテストを実施するなどして、その勉強法の効果を実感させる必要があります。「それまでできなかった問題を最後まで解くことができた」「解くスピードが速くなった」「すぐ覚えられた」と実感できれば、子ども自身がその勉強法を自分で工夫して使うようになるでしょう。





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