みなさん、お疲れ様です。この記事も、出版化にこぎつけて、来月初旬〜中旬には全国の書店に並ぶ予定です。2年ぶりの渾身の一冊です。かわいがってやってくださ〜い!


さて今回は、「過程に夢中になってしまうこども」についてです。



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■優秀な子どもが中学入試で失敗する10の理由 その4<最終結果に対して関心がうすい>



木を見て森を見ようとしない子どもたち―過程に夢中になってしまう(中学受験・中学入試)




 子どもの勉強の様子を見ていると、成果や結果を意識せずに、過程に夢中になってしまう場合ばあります。主に次の4つのタイプです。



 (1)ノート作りを指示すると、カラフルですばらしいノートを作ろうとするタイプ


 (2)知らなかったことは図鑑で調べるように指示すると、脱線して余計なところにまで関心を持ってしまうタイプ


 (3)読書が好きで、勉強時間を削ってでも読書にいそしむタイプ


 (4)問題が解けるまで途方もなく時間を費やすタイプ



 これらのタイプのように、過程に夢中になってしまう場合、ムダに遠回りしているようにみえるので、何とかならないか、と思ってしまいます



 確かに、受験の過程を経験した人からみればそう思うはずです。結果から必要な学習量を逆算できますから。



 しかし反対に、いくら勉強する時間があっても、気分がのっていなければ、形は勉強していても、頭の中が真っ白なんてことはザラです。それに比べたら、過程に夢中になる子どもは有益な精神活動をしている分、進歩があるはずです。



 問題は、効率です。


 
 まず(1)のタイプ。子どもがノート作りに一所懸命になるのは、その科目に対する自信や不安を補おうとするためです。だから、あれもこれも盛り込みたくなる。しかも、他人もそれが素晴らしいものだと評価してくれるものだと思い込んでしまいます。



 ところが、自信が強まるに従って、自然とノートに書く分量は減ってゆくんです。自分が補わなければならないポイントが絞られてくるからですね。



 そのようになるためには、子どもがノートを作ったら、1日1回はノートを見る習慣をつけさせることがポイントです。



 ノートは見返すためにある、ということを子どもに教えるのです。そうすれば、ノートの作り方も自分で工夫するようになります。大人がもっともらしいノートの取り方を教えようとするより、はるかに簡単で、効果が上がります。



 次に(2)のタイプ。図鑑にはまり込んでしまう場合には、キーワードにマークするように指示します。例えば、動植物の分類、物理の原理などです。もともと図鑑は知識を整理するものですから、目次と照らし合わせて読み込めば、それだけで受験対策になります。



 次に(3)のタイプ。読書に必要以上の時間を割いている子どもに対してもキーワードに注目して読み進めるとともに、できるだけ早く読むよう指示します。



 例えば、論説文や説明文では、「〜ではないだろうか」という筆者の問いかけは必ずといってよいほど設問になります。しかもそこが形を変えて他の設問として登場するのです。



 小説文や随筆では、登場人物の気持ちに注意して読ませましょう。この「気持ち」というのは、本音・本心、つまり自分でもいかんともしがたい感情です。つまり、隠しきれない愛情や嫌悪などですね。



 このような「筆者から読者への問いかけ」や「登場人物の心の叫び」を捉えながら読むと、早く読めるようになるんです。



 次に(4)のタイプ。このタイプは本番の試験でも時間切れにあって、実力を出し切れないことが多いものです。



 そしてこのタイプがやたら時間がかかってしまうのは、普段の勉強で「できること」にばっかり意識が向いて、「できないこと」にはほとんど意識を向けないからです。



 だから解けないことがとても悔しく感じてしまうのです。



 そのためこのタイプの子どもには、できることの確認とできないことの確認をセットで勉強するようにアドバイスするべきです。もちろんその具体的内容はすでに述べたことです。



 「最後まで答えを出せないと意味がない」のは本番であって、普段の勉強では少しでもそれに近づけるように学習することが大切なんですからね。



 以上のように、子どもが過程に夢中になっているときは、それを制止したりせず、その努力を効率的に実らせるようなアドバイスをしましょう。







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