みなさん、お疲れ様です。前回は、「子どもの長所をちゃんと評価する」というお話でした。もっと言うと、短所でさえ、長所であることもあります。


 例えば次のような場合です。


 (1)口べたなこども → 相手の話をじっくり聞ける

 (2)自分の主張が通せないこども → 相手の持つ情報がより多く収集できる

 (3)好き嫌いがはっきりしているこども → 表裏がないので人を傷つけない

 (4)時間がかかるこども → 粘り強くなる

 (5)ケアレスミスが多いこども → 小さなことにめげない


 
 このほかにも、もっと子どもには良いところがあるんじゃないでしょうか。良いところを伸ばせば子どもはまっすぐ育つ。これは実は、大人にもあてはまることなのかも知れません。人は素直になれないとき、自分の長所は理解して欲しいけれど、人の長所は曲げて理解しようとするものですからね。 




 さて今回は、「こどもが成長を実感するとき」です。



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ



■優秀な子どもが中学入試で失敗する9の理由 その6<挫折しやすい>



こどもが成長を実感するとき(中学受験・中学入試)



 有名な話に、「教師の術策」というものがあります。



 この話のテーマは、「おっくうがってなかなか真剣に走ろうとしない子どもがいるとき、どうしたらこの子どもを全力で走るよう導くことができるか」、です。



 この子どもがみなさんの子どもだったら、どうします? たぶん、叱ってもムダでしょうね。



 この話に登場する指導例は次のようなものです。



 『まず、数人のこどもを八方に走らせて、一番早くゴールした子どもにご褒美を与える、とうルールを決める。そして、問題となっている子どもに参加させ、しかもその子どもの走る距離を短くしてやり、わざと勝たせてあげる。しかも連戦連勝させます。



 数人の生徒を八方に走らせるようにしたのは、問題の子どもだけ走る距離を短くしていることがバレないようにするためです。しかしいずれこの術策はバレます。しかし、この術策がバレるのも術策のうち。



 問題のこどもは勝利に気をよくして力を出し切るようになっただけでなく、自分だけ有利な取り扱いを受けたことを不公平だと主張するまでになりました。』



 あまりにも劇的で鮮やかすぎる結論なので、つい「は〜、そうですかぁ」と言いたくなっちゃいますね(笑)。



 ただこの話は、いくつかの教訓を含みます。例えば、何か報酬をきっかけとしてがんばることがあること、がんばっている子どもには恥をかかせないこと、成功体験は徐々にレベルを上げながら積み上げてゆくこと、などです。



 教師が全面に出ることなく、「ほら、やればできるでしょ」ではなく、「やれると思っていたよ」という信頼の態度をも垣間見ることができるでしょう。



 特に参考にしていただきたいのは、問題となった子どもが、自信をつけたときに、他の人と同じ条件で競争したい、と主張した点です。自分の力に自信を持つようになると、自分の力を試したくなるものだ、ということです。



 子どもの勉強に付き合っていると、その日その日にやるべきことをこなしたかどうかという点だけに目が向かいがちです。



 しかし、子どもが自分の成長を実感しているかどうかも同じくらい重要なのです。そのメルクマールが、「自分の力を試したい」です。もっと問題を解きたい、テストが楽しみである、このような言葉を引き出すことができれば、その日の勉強はとても意義深いものだったに違いありません。





コメント・トラックバックフリーです!清き一票、よろしくお願いします!

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ