みなさん、お疲れ様です。私のところでは、夏期講習も第2クールを終了し、一段落です。そんな折、がんばり屋の女子がおもしろい話をしてくれました。



 塾での勉強は朝9時30分から夜の7時までのぶっ通し。そして昨日、家に帰って「お母さん、疲れたぁ〜」ってこぼしたそうです。そうしたらお母さんが、「そんなのみんな同じでしょ」って軽く流したそうです。



 そしたら、このお母さんの対応にそのがんばり屋の女子がキレた! 何時間も部屋に籠城してお母さんとの交流を拒否したそうです(笑)。



 気持ちを分かってもらいたい、というのは子どもも大人も同じなんですね。でも、塾ではいつも通り元気いっぱい。お母さん、大丈夫ですよ!



 さて今日は「親に認められたい子どもは失敗する」です。



 
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■優秀な子どもが中学入試で失敗する9の理由 その7<誤った責任帰属・過度の他者依存>



親に認められたい子どもは失敗する(中学受験・中学入試)




 女性は男性にガミガミ口を出したくなるものですよね。自由にさせておくと、浮気したり、偏食したり、暴飲暴食したりするから、「〇〇しないようにしなさいよ」ってね。



 しかし男性というのは自由にしたいものですから、制約を受けそうになると、むしろ逆な行動をとっちゃったりする(笑)。



 同じように、子どもにもつい言ってしまう。「グズグズしないで早く食べて勉強しなさい」と。すると子どもは、「いま、しようと思っていたの!」と反論する。こうなるともう止まりません(笑)。



 「だったら、早くしなさい!あなたがいつまでたってもやらないから言っているんでしょ。」



 「お母さんがガミガミ言うから、やる気がなくなったじゃないの!」



 ふふふっ。よくある話ですよね。



 でも、このように反論する子どもはそもそもやる気がある子どもですから、心配無用です。ただ、人から命令されることによって、「やらなきゃ」という殊勝な気持ちが、「やらされている」というみじめな気持になってしまっただけです。



 このような状態にならないようにするには、子どもの判断を後押しするように、接し方を変えれば済む話です(既述)。



 問題なのは、子どもが「親に認められたい」と思って頑張るような場合です。



 子どもは親に認められたいと思うと、偏差値や順位に過度にこだわろうとします。それが一番分かりやすいからです。



 そしてもし、思うような偏差値や順位を手にすることができなくなると、親には何も言えなくなる。場合によっては、わざと親の言うことと逆のことをしたりします。



 親に認めてもらいたいと思う子どもは、親のレールにのってどこかで衝突事故を起こしてしまうことがあるんです。

 

 プロボクサーの辰吉丈一郎さんが、次のような話をされていました。



 『人間大事にされたり大事にしてくれる人がおったり、優しくしてくれたり可愛がってくれる人がおるから頑張れる。



 しかし、人がおるから頑張れる代わりに、勘違いしてそういった人のために頑張ろうとする人もおる。失礼やけど、だから失敗する。



 まず、自分が成功せんかぎり、人は助けられない。自分のために戦う。自分のために戦うと、結果的に見てる人が後で気づいてくれるの。



 支えてくれる人に対してありがとうって気持ちを返すんじゃなくて、ありがとうといって自分なりにやらせてもらう。また落ちそうになったりこぼれそうになったら、拾ってくれるの。そうしたら、ありがとうって言ってまた突き進めばいい。



 自分が掴むもん掴めば、掴んだときに返せばいい。誰かのためにやっちゃ絶対あかん。成功すれば返せばいい。自分におつりがあるくらいに。』



 本当に結果だけが評価される、厳しい世界で戦う人の言葉だと思います。



 受験の世界でも、結果的に人が喜んでくれるのは良いのですが、逆に人を喜ばせようとして勉強しようとしてしまうと、手っ取り早く、偏差値や順位に固執してしまう。



 ただでさえ子どもは、親の期待や要求に一生懸命に応えようとする性質があります。



 すると、競争の弊害と同じように(既述)、油断、挫折・焦燥、挫折・諦念の罠にはまりやすくなるのです。
場合によっては、うまくゆかない原因を喜ばせたい人に責任転嫁してしまうこともあるでしょう。 被害者意識は本来の理想を邪魔します。



 学習効果の面でいえば、人を喜ばそうとして頑張るというのは、「どれだけ頑張ればその人は喜んでくれるか」というふうに、成功・不成功の基準を他人に委ねてしまうことが問題です。だから、自分はいつまでたっても満足できない。



 だからといって、親は子どもに期待するのを止めることはできませんし、そうするべきでもありません。
子どもが偏差値や順位に固執するわりには、勉強量が不足していたり、勉強の質が悪いときにこそ、子どもに勉強法を改善するためのアドバイスを与えることが必要なのです。



 こだわるべきは確かな勉強のやり方であって、偏差値や順位は後からついてくるものだ、ということに気付かせるべきなんですね。



 ここで、子どもの勉強法の改善に手を貸す場合、子どもとバトルになってはいけませんね。子どもとバトルになる一番の原因は、基本的帰属のエラーと言われるものです。



 基本的帰属のエラーというのは、他者の言動の要因を、その人に固有の「状況」よりも、その人の「態度や性格」に求めやすい、というものです。



 つまり、こどもの成績が下がったり、こどもが勉強しないときに、そのこどもが置かれた状況を改善しようとするのではなく、「そもそもおまえってやつは」って態度や性格を非難してしまう、ということです。



 そのくせ、大人は私自身のことでうまくいかないと、自分の態度や性格は問題にせず、環境や状況や相手のせいにしてしまうんですけどね(笑)。



 子どもを追い詰めるのではなく、子どもが困っているときにその手助けをしてあげることができる親が、尊敬されます。



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