みなさん、お疲れ様です。第8章では、「計画」の意義と実践方法について述べてきました。計画は達成することも大切ですけれども、常にうまくゆくとは限りません。これが当然の姿です。



 だからこそ、計画はうまく運ばないことを前提として、常に修正を加えつつ、最後には帳尻を合わすようにする。この点について、元経団連会長の土光敏夫さんが次のように言っています。



 「いったん計画したものは、万難を排して完成させよ。その中で人間形成ができる。…計画は、個個人にとっては、自己研鑽の場をつくる強烈な意思の力によって、群がる障害に耐え、隘路(あいろ)を乗り越える過程で、真の人間形成が行われる。


 
 計画とは、結局、自分のものであり、自分のためにある。そのことを各人が自覚したときに、計画は真の力を現す。…やるべきことが決まったならば、執念をもってとことんまで押しつめよ。問題は能力の限界ではなく、執念の欠如である。」


   
 一見すると「計画は何としてでも達成しろ」と言っているように思われます。しかしその真意は、計画が「自己研鑽の場」であり、「人間形成」の場である、という点にあるのではないでしょうか。



 その意味で計画は、あたかも自分を映す鏡にのように、本当の自分を写しだすものでなければなりません。自分の限界を知るとともに、その限界と挑戦する。



 「自分に命令できない人は、迷い子のままである」(ゲーテ)などの格言も示すとおり、自立してゆく過程に人は悩むものですが、実は自立して初めて人はその真価を発揮し始めるものなのでしょう。




 さて今回は第8章の最後、「計画の実行を視覚化する」(中学受験・中学入試)です。




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計画の実行を視覚化する(中学受験・中学入試)



 学習計画は立てたけれども、それに意味があるかどうかは、やってみなけりゃ分かりませんね。計画倒れが一番怖い。



 しかも、継続して取り組まないと、何が良い要因で何が悪い要因なのかも見えてきません。


 
 そこで、誰の目にも見えるように、毎日、学習の軌跡を残しておくとよいでしょう。



 例えば、朝、学校帰り、塾帰りの3回、予定を達成したらカレンダーに星印を毎日書きこませると、やらないことに違和感を持つようになります。あくまでゲーム感覚でやるべきで、子どもに対する攻撃材料にしてはいけませんけど(笑)。



 あるいは、やるべきことを付箋に書いてカレンダーに貼っておき、やったものから順にはがしてゆく、という方法もあるでしょう。


  
 いずれにしても小学生の場合は、「励まし」がとても重要です。星印や付箋などを利用して、子どもを頻繁に褒めることができる仕組みを作ることには大きな効果があります。



 子どもたちには、ぜひ続けることの達成感を獲得して欲しいですね。もともと夢があるのではなく、夢が自分を作るからです。そして、自分の夢を形にするのが計画なのです。



 次回からは、第9章「親のサポート法」を始めてゆきます。



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