みなさん、お疲れ様です。毎年思いますが、夏期講習はあっと言う間に終わってしまいますね。私のところでは、過去問特訓(慶應中等部)に入りました。



 なかなか思うように点数が取れない子でも、「心配無用」です。「失敗したところで諦めれば、それは本当の失敗になる」。「10回解きなおした人と、2,3回解きなおした人では、成績も入試結果も違うのは当然」。「夢は逃げない。逃げるのは自分だ」。



 とにもかくにも、現実をふまえて、せっせと合格への階段を上り続けるほかありませんね。


     
 さて今回は、「子どもの成長力を信じて接するーピグマリオン効果」です。



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■優秀な子どもが中学入試で失敗する9の理由 その9<親のサポートがうまくゆかない>



子どもの成長力を信じて接するーピグマリオン効果(中学受験・中学入試)



 子どもに物事を教えているともどかしくなることがよくありますね。「理解力が悪いなぁ〜」「物覚えが悪いなぁ〜」「要領が悪いなぁ〜」です。



 だれでもこう思ったことはあるんじゃないでしょうか(笑)



 しかし、「この子はダメだから自分が何とかしなきゃ」と思って子どもに接するのと、「子どもの成長力を信じて接する」のとでは、ずいぶん効果が違います。「ピグマリオン効果」をご存知でしょうか。



 ピグマリオン効果とは、期待することによって、相手もその期待にこたえるようになる、という現象をいいます。その名前は、ギリシャ神話にでてくるピグマリオン王が自分で作った女性の彫刻のあまりの美しさに恋をし、彫刻に命が宿ることを祈り続けたところ彫刻に命が吹き込まれ、幸せに暮らしたというお話に由来しています。



 具体的な内容は次のようなものです。小学生に知能テストを実施する。そして、担任の先生には知能テストの結果とは無関係にランダムに選んだ子どもについて、「将来伸びる子の名前を教えましょう」と告げる。それから1年ほどしたあとで、再び知能テストをしたところ、名前をあげられた子は、そうでない子に比べて明らかに成績が上がっていた、といいます。



 大人が子どもに期待をかけることによって、子どもが大人に信頼感を抱き真剣に物事に取り組むという、好循環を示したわけです。



 特に小学生の場合、犬の嗅覚ほどの敏感さで親や先生の期待を感じ取りますから、このピグマリオン効果は長期的にみて絶大な見えざる効果を生むのです。

 

 だからこそ、大人の期待が本物かどうかはとても重要なんです。子どもが「いつか驚かせてやるぞ」「いつか喜ばせてやるぞ」と燃えてくれるだけの信頼をよせているかどうか、です。



 この点で、第7章でご紹介した「最後の授業 ぼくの命があるうちに 」に次のような話があります。



 『十分に時間をかけて(人の成長を)待っていれば、(その)人はきみを驚かせて感動させるだろう。だれかにいらいらしたり、腹が立ったりするのは、その人に十分な時間を与えていないだけかもしれない。…ほとんどすべての人に長所はある。とにかく待つことだ。いつか見えてくる。 』



 『親が子供に具体的な夢をもつことは、かなり破滅的な結果をもたらしかねない。僕は大学教授として、自分にまるでふさわしくない専攻を選んだ不幸な新入生をたくさん見てきた。彼らは親の決めた電車に乗らされたのだが、そのままではたいてい衝突事故を招く。』



 子どもとの距離の取り方はとても難しいものがありますが、少なくとも、子どもを信頼して親が子どもより一歩下がるスタンス、子どもの側からすれば「親が期待してあえて黙って見守ってくれている」と感じるスタンスが全くなくなってしまうと、子どもの活力もまたなくなってしまいます。



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