みなさん、お疲れ様です。前の記事で、「なかなか受験生も大変」って、コメントをいただきました。確かに受験生は大変です。



 ところが、受験が終わってみると、案外ケロッとしているのは受験生のほうなんですよ。



 最近、「大卒の2割が就職できない」なんて話題になっていますが、その当事者の中には、「好きな仕事が見つからなければ生活保護の方がマシだ」なんて思う青年も多いとか。



 「子どもがきちんと自立してゆくかどうかが、親の負け組と勝ち組を決める」という話がありますが、けっこうリアルな話ですよね。



     
 さて今回は、「秋の過ごし方」です。



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■優秀な子どもが中学入試で失敗する9の理由 その9<親のサポートがうまくゆかない>



秋の過ごし方(中学受験・中学入試)


 
 この時期から、学校説明会が本格化します。それと同時に、文化祭や体育祭を行う学校もありますので、時間が許す限り学校に足を運んでみてください。



 その際には、説明会専用のノートを作っておいて、気になったことはマメに記録しておくと、後々重宝します。学校ガイドの類は、網羅的ではありますが、その学校の生の様子を感じ取ることができないからです。



 さて勉強面ですが、5年生と6年生に分けて注意点を述べたいと思います。



(1)リアルな挫折を味わうとき―5年生



 夏期講習が終わり、夏休みにはやることはやったはずだ。(もちろん、親だって頑張った。たくさんの学費を支払ったのだ。)



 でも現実をみれば、頑張りに見合うだけの満足感や達成感がなく、スランプに陥ったように思える。5年生の2学期はこのようにして幕を開けます。



 5年生の夏休み前から、学習内容が複雑になり始め、1〜2回やっただけでは腹の底に落とし込めなくなります。簡単な課題ならば、できたらやりっ放しにしても、後ですぐ思い出せるんですが、複雑な課題では、記憶に定着させるというステップが、どうしても必要になります(既述)。



 それなのに、学習内容が難しく感じつつも、学習に対する取り組みが雑のままであることが多い。



 塾のカリキュラムは一般に、「らせん型学習」といって、同じ分野を何度も学習することになっています。しかし、二度目以降には複合問題の一部になっていたりしますし、そのときに基本から丁寧に教えてくれるわけでもありません。



 すでにやった学習内容なのに、再度やらせてみると実質的には予習かと思うほど苦戦することもあります。



 これが2学期になって、いきなり大きな穴となって広がってゆくんです。やっているのに成績が伸びない、というリアルな挫折感を初めて子ども自身が感じる瞬間です。



 ただ、受験はだれでも乗り越えられる壁ではありません。それを乗り越える術を身に付けた人だけが乗り越えられる高い壁なんです。



 だから、2学期にスランプに落ちいったときこそ、態勢を立て直すチャンスだと思ってください。人も苦しんでいます。



 学習内容が難しく感じられれば、瓦屋さんのように知識をキチッと積み上げていく(積上方式)。そして自分の立ち位置を明らかにしたら、目標や計画を立ててステップアップしてゆく(逆算方式、該当箇所を参照ください)。



 こうして自分の能力や努力に少しずつ自信がつくように応援してあげてください。



(2)過去問中心の学習に切り替える―6年生



 6年生の2学期は、受験があるからといって、学校生活にゆとりがでるものではありません。受験する人もしない人も同じように、忙しい学校生活を送ります。



 さらに、休日に模擬試験が行われて、まとまって時間をとることが難しくなり、態勢を立て直す余裕もなくなってゆきます。



 だれしもこのような過酷な環境の下におかれるわけですが、さらに危険なパターンは「志望校をなかなか絞り切れない場合」です。



 志望校が絞り切れないのに、塾の先生には過去問を解くよう指導される。その結果、過去問を大量に買い込んで、ちょっと手をつけてはやめて、また次のものにちょっと手をつける。せっかくの貴重な時間が台無しです。



 受験直前の1月はほとんど勉強時間はない、と思ってください。実際には、入試の前日まで成績は伸び続けるものです。しかし計画の上では、慎重を期して、冬期講習前までには受験校の過去問はすべて心配がないように仕上げておくのが原則です。



 塾の課題と過去問とどちらを優先してよいか分からないということもあるでしょう。



 しかし、過去問が優先されるべきです。合格することが目的ですからね。塾の課題も模試の問題もいろいろな過去問からの寄せ集めですから、いくらやってもきりがありません。だから、狙いを定めましょう。



 コメント・トラックバックフリーです!清き一票、よろしくお願いします!(PR:この記事の書籍版は8月3日から全国の書店で発売開始です)



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