みなさん、お疲れ様です。昨日、こんなご話がありました。「ボク、早稲田中を受験したい!」。



 聞くところによると、その子どもは小6で、偏差値は早稲田中にはるか及ばない、といいます。それにもかかわらず、無邪気に「早稲田に入りたい!」と吠える子どもに、お母さんは困惑気味。

 私もこの話を聞いたときはとっさに、「えっ」って思いましたよ(汗)。だって、現実の偏差値と志望校の偏差値が離れすぎているんですもん。

 でも私はすぐに考え直して、「すごいですね、挑戦させてみてはいかがでしょうか」と申し上げました。

 確かに現実は厳しい。早稲田中に合格するのは、だれでも乗り越えられる壁ではありません。時間と努力というコストの面からは不経済かもしれません。穏当な路線を地道に行くという選択肢もあります。

 しかし、受験生本人が「やりたい」と言うのを、周囲が「ムリだ、止めろ」と抑え込むのはいかがなものでしょうか。

 周囲の意見や塾のクラス分けによって「行きたい学校」ではなく「行ける学校」に目を向けさせるという方法もあるでしょうが、本人が「行きたい学校」の過去問を与えて「どうしたら行けるかとことん考えて実行しろ」とする方法もあると思うのです。

 気球で世界一周をすることに比べれば、受験なんてはるかに安全な「挑戦」ですしね(笑)。

 もし挑戦して失うものがあれば、きちんと得るものも用意されています。「得るもの」というのは、「ありのままの飾らない自分」です。

 最近は小学校受験もはやりで、その時点で挫折を味わう家庭もあります。「この小学校は好きで入った学校じゃないから、中学入試で挽回したい」です。

 これは、中学受験後にもくり返されることがあります。「この中学校は好きで入った学校じゃないから、高校入試で挽回したい」。

 しかし、これでは結局、何を手に入れたいかがいつまでも分からないままです。どこの学校に入ったかということも重要ですが、子ども自身が実際の行動によって自分の目と頭で「知る」こともとても大切でしょう。

 「早稲田中に合格するにはどうすればいいか、毎日過去問と相談しろ」「君が立てた方針を信じる、失敗してもいいから、やってみろ」「つらいときは相談しなさい」

 こんなふうに後押していただけると、子どもも励みになるでしょう。


     
 さて今回は、「入試直前の過ごし方」です。



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■優秀な子どもが中学入試で失敗する9の理由 その9<親のサポートがうまくゆかない>



入試直前の過ごし方(中学受験・中学入試)



(1)併願校の決め方―A型受験とV型受験と試し受験



 併願校の決め方については、A型受験とV型受験があります。初日に実力相応校を受験するのがA型受験、初日にチャレンジ校を受験するのがV型受験です。



 実はこれのどちらかを取るかは、非常に難しい選択です。なぜなら、入試の前日まで成績は 伸び続ける可能性があるからです。



 そこで私がおススメしているのは、初日は相応校とチャレンジ校の両方にW出願しておき、入試の1週間ほど前に塾の先生と相談して実際にどちらを受験するかを決める方法です。



 初日本番前には、他府県で早目に実施される入学試験を試しに受験することもできますので、本番を前に緊張するかどうか、志望校の仕上がり具合はどうか、などを総合的にみて、W出願した後に実際受験する学校をゆっくりと決めるのです。



 特に、模擬試験の判定が芳しくない場合に、願書提出時に志望校を下げるのはそれまでの対策方針を変更することになりますので、混乱をきたす恐れがあります。



(2)願書(志望動機)の書き方



 願書は入試では最後の最後で出席日収などがチェックされるだけで、そんなには気にする必要はありません。とはいえ、願書には「志望動機」を書く欄があって、これが案外頭を痛めます。



 そこで、「志望動機」欄には次のように書いておくことをおススメします。



 (A)それまで施してきた家庭での教育方針

 (B)志望する学校の教育方針との整合性

 (C)入学後に期待すること



 例えば、(A)家庭では家事手伝いや地域活動にも積極的に関わるように教育してきた、(B)御校の全人格教育は学力偏重教育とは一線を画す点で共感している、(C)御校に入学許可をいただいたならば、御校の指導の下でさらに活動範囲を広げてゆけるよう家庭も支援してゆきたい。



 このような具合です。重要なのは「一読了解」です。グダグダ書かない、読み手がひっかかりを感じるようにしないことです。



(3)受験番号と願書の提出


 
 受験番号は一般的に、早目の方が良いでしょう。なぜならば、繰り上げ合格は受験番号順に連絡していうのが一般的であること、午後受験があるときは早目に切り上げるために面接時間が早いほうがいいこと、が理由です。



 また、願書は1校につき2通は購入しておくと、書き損じたときに重宝します。願書提出時には次のことをチェックしておきましょう。



 *願書は2部取り寄せておく

 *願書のコピーを取っておく(面接対策として)

 *願書を出す日には印鑑も持参する(訂正に対応するため)

 *願書提出用の写真は早めに準備しておく

 *願書提出は電車で行くようにして、時刻・経路は前日に確かめておく



(4)試験直前と試験当日の注意事項


 
 試験直線と試験当日は次のことに注意しておきましょう。


<試験直前>


 *インフルエンザの予防接種は、11月と12月にかならず受けておく

 *早起きを習慣にする(早起きはおよそ2週間で慣れる)



<試験当日>


 *腕時計の電池を確認する

 *試験開始1時間前には学校へ到着し、トイレの場所などを確認しておく

 *不意の事故の際学校へ連絡できるように、学校の電話番号を記録しておく

 *試験終了後の待ち合わせ場所は、混雑しないところに決めておく

 *試験終了後、親は試験の出来を聞かない、こどもは次に受ける受験校の過去問に目を通す



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