みなさん、お疲れ様です。前回に引き続き、塾の選び方・活かし方 ケーススタディ(2)です。総論をご覧になっておられない方は、前回の記事を参照ください。

【各論 第1回】
*一人っ子。
*共働きの親は、子どもに申し訳なく思い、ついガミガミ言ってしまう。
*一人で勉強してもはかどらない。
*塾に行っても、はずかしくて質問できない。
*自分だけできないと、恥ずかしいと思う。
*以前正解した問題も、今はできなくなっている。

【検討】
このようなケースの場合は、親が子どもを心配するあまり、生活全般にわたって、細かい部分に至るまで指示を出していることが考えられます。

さらに、子どもは決まった時間に家に帰ってくる、家族でいろいろなところへ出向く機会も少ない、ということも手伝って、子どもは外界との接触経験が少なく、奥手になる傾向があります。

また、小さいときから親がつきっきりで子どもに勉強を教えている場合、親は成績が非常に気になるものです。すると、子どもは、親に認められることや、よい成績をとることが関心事になります。「成績を気にする」というのは一見よいことのようにみえますが、「学習そのもの」に気が向いているわけではありませんので、当然、手抜きも生じます。

このような原因が積り積もると、子どもは、真面目に勉強しているのに、テストでは点が悪いという結果になります。原因は、テストを乗り切るための勉強をしているために、試験が終わればすぐ忘れてしまう、ということです。

このような奥手の子どもの場合、集団授業にしても個別指導にしても、なかなか質問できるようにはなりません。むしろ、子どもが安心して通えるような塾を探してあげて、お母さんが子どもにかけた手綱を少しゆるめてあげることが必要だと思います。

お母さんとしては、自分と同じような先生、つまり子どもを管理してくれるような塾を望んでおられると思いますが、その逆をやって欲しい。目を離してもらっては困りますが、手を離してください、ということです。

成績のいい子どもの意識の中心には、「親に認められること」にも「いい成績をとること」にもありません。成績のいい子どもの意識の中心にあるのは、「勉強すること」です。勉強が必要であるとか、できるようになりたい、と思っているんです。

どうしてそういう意識になるかと言えば、親の接し方にあります。親が目先の成績にこだわればこだわるほど、冒頭の例のようになります。反対に、親が長期的視点にたって、子どものすることに手を突っ込まずに、励ますような接し方であれば、子どもは自分の頭で考えるようになるでしょう。

それでも、「自分が何とかしなきゃ」と気負われる方もおいでだと思います。しかしそこはグッとこらえて、ご自身が長期的な視野を持つようにするか、あるいは、長期的視野に立って指導してくれる塾を探すことの方がずっと効率的で楽な教育になると思います。

【次回予告】
さて、次回(第3回)は、下記の事例を扱います。

*算数は好きである。努力はしているが、なかなか試験の結果に結びつかない。
*計算は好きであるが、よく読まなければならない問題はできたりできなかったりする。
*自分はひらめきがないので、たくさんの問題を解いて、ひたすらパターンを覚えるしかないと思っている。
*最後まで自力で解こうとせず、すぐにあきらめる傾向がある。
*ノートの書き方が乱雑である。

さて、このような場合は、どのように導きますか?


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