「ゆるす」「愛する」とは

 「ゆるすということ (サンマーク文庫)」という本を読んでいて、 山本周五郎の「ちくしょう谷」という小説の一節を思い出した。

 ゆるすということはむずかしいが、もしゆるすとなったら限度はない、――ここまではゆるすが、ここから先はゆるせないということがあれば、それは初めからゆるしてはいないのだ。

 人はすべて裁判官ではないのだから、いかに幸せに共存することを考えるべき、ということだろうか。人の嫌なところを感じても、その感情を相手のせいにするのは「とらわれ」というらしい。

 上記の一節は、次のように言い換えられるかもしれない。

 愛するということはむずかしいが、もし愛すとなったら限度はない、――ここまでは愛すが、ここから先は愛せないということがあれば、それは初めから愛してはいないのだ。 

 感情は、所有者である自分自身に処理する責任があるのであって、相手に自分の感情処理の責任を押し付けてはならない。

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