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「がんばれば、幸せになれるよ: 小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉(小学館文庫) 」山崎 敏子 (著)


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<内容>
主人公は、わずか9年でその生涯を駆け抜けた「山崎直也」くん。難病のユーイング肉腫を患い、5度の再発と4度の手術を耐え抜いたナオ(直也くんの呼称)。勉強嫌いでやんちゃなナオが、手術を重ねるごとに精神的な成長を遂げ、家族の絆を強めた人生の実話です。

 闘病生活のすさまじさ−抗がん剤治療や遠い病院への毎日の看護通い、家族のすれ違い−もさることながら、感動を受けるのはナオ君が両親や弟を気遣う心優しい少年に成長したことです。

5度目の再発では骨髄への転移が判明し、もう手の施しようがなくなったとき、ナオ君はお父さんの死の宣告を受け入れ、最後まで元気で生きることを誓います。それからというもの、ナオ君は何か悟ったような顔つきになった、と看護婦さんは言います。

 ナオ君は、遺書のようなものを書き残しています。
 「もしナオが死んだら、おかあさんはダメな人間になりそうだから、今のうちから、お母さんの弱いところ、いけないところを直してもらいたい」。
 「人に頼まない、一度いったら何回も同じことを聞かない。おかあさんは勇気がない、勇気が大事。人のことも考える。仕事をしてくれているんだからおとうさんを大事にする。いきなり怒らないで口でまずやさしく説明する。自分がイライラしているからといって子供に当たらない。物を大切にする。お母さん同士でおしゃべりばかりしないでナオの話も聞く。子供にいっていることが自分でできていない。人の話は目を見て聞く…。(164ページ)」

 ナオ君が病気に襲われる前までは、両親の夫婦仲は決して良くはなかったそうです。しかし、家族で立ち向かう壮絶な闘病生活を通して、夫婦の絆、兄弟の絆が強まっていきます。それは、ナオ君の次の言葉が大きかったのだと思います。

 「体が強くても心が弱くてもダメ。心が強ければ大丈夫。」
 「また、お父さんとお母さんの子供に生まれてきたい。」

 純真で思いやりがあふれる、そして、本当の家族の幸せとは何なのかを考えさせてくれる物語です。この物語は、24時間テレビでドラマ化されています。タイトルは、「君がくれた夏―がんばれば、幸せになれるよ」です。


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