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「内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力」(スーザン・ケイン著、講談社)


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<ポイント>
外向型の子どもは、動きや刺激や共同作業を好み、報酬に敏感で、あまり考えずにすばやく行動する。また、外向型の脳は一度にいくつものことを処理するのが得意なため、社交的である。

◌ これに対して、内向型の子どもは、講義を聞いたり、休息時間を設けたり、独立して作業したりすることを好み、ひとつかふたつだけの物事に興味を抱くことが多く、それを仲間と分かち合うとは限らない。

◌ 学校では、外向型が持っている「積極性と社交性」が重視され、内向型が持っている「深みや繊細さ」はあまり価値を認められませんが、アメリカ人の三分の一から二分の一が内向型。
 もし日本人にも内向型の子どもが少なからずいるとすれば、そのような子どもたちに配慮した指導があるのではないか。

◌「集中的実践」の事例
 音楽関連の練習をする2つのグループを比較すると、優秀な成績を収めたグループは、練習時間の大半を個人練習にあてていた。なぜ、個人練習の多いグループの成績がよかったのか。ここに、内向型の強みである高い集中力が隠されている。

 理由は、何かに集中して練習しているときは、より高い知識を身につけたり、パフォーマンスを向上させたり、自分の進捗状況を検討して軌道修正したりすることが可能になることによる。こうした水準に達しない練習は無益なだけでなく、逆効果を招きかねない。向上をもたらすどころか、現状の認知メカニズム−少しの努力がかえって失敗を助長する−を強化してしまう。

 また、このような集中的実践が一人でやってこそ効果があるのは、他人がいないから集中できる、強い意欲があるということもあるが、一番重要なのは、自分自身にとって非常にやりがいを感じさせる事柄に取り組まなければならないということだ。

 反対に、自分にとってやりがいを感じないことに無理に取り組むことは、その子のためにならない。自分の感情をコントロールしようとする感情的な労働はストレスや燃え尽きをもたらす。長期間にわたって自分の性格に反して行動したことは、自律神経系の活動を亢進させ、結果として免疫機能の働きを弱める。

 以上のように、自分がやりがいを感じ、安心して集中力を発揮できる環境にあると、内向型の子どもの成績は伸びる

◌ ただし、内向型の子どもは、人との接触を恐れているのではなく、目新しさや過度の刺激によって不安を感じるもの。内向性・外向性のレベルは、調和性や親密さを楽しむ気持ちとは相関関係になく、内向型も仲間を求めている。
 親しみを感じる先生や友だちと勉強する、そのような環境に置かれると「もっとがんばろう」という気持ちになる。


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