自分に合う! 国公私立中学受験 志望校の選び方5ステップ
<事例>
名前: 由美子ママ(38才)
職業: パートタイム勤務
家族構成: 夫、中学受験生である息子(12歳)、小学生の娘(9歳)
背景: 由美子さんは、中学受験生の息子を持つ母親です。息子は学校の成績が平均的で、特に秀でた科目もなく、また苦手な科目もない典型的な中位の生徒です。由美子さん自身、中学受験の経験がなく、周りに相談できる人もいません。そのため、どの中学校を受験させるべきか、中学受験の志望校の選び方を非常に迷っています。
希望: 息子の性格を考えると、学業だけでなく生徒の個性を大切にし、面倒見が良い学校が望ましいと考えています。また、できれば家から通いやすい距離にある学校を希望しています。息子の中位の成績を考慮すると、あまり偏差値が高くないが、教育の質が良く、子どもの可能性を伸ばしてくれる学校を探しています。
課題: 由美子さんにとって、適切な学校選びは難しい課題です。中学受験の経験がないため、学校選びの基準やポイントがわからないことが大きな悩みです。また、息子の成績が中位であるため、どの程度の学校を目指すべきか判断が難しく、受験に関する情報収集にも苦労しています。
解決策を求めて: 由美子さんは、息子に適した学校を見つけるために、インターネットや関連書籍で情報を集めています。また、学校の説明会やオープンキャンパスに参加し、直接学校の雰囲気を感じ取ろうと考えています。息子の通っている塾の先生や他の保護者にも相談してみようと思っていますが、まだ一歩踏み出せずにいます。
最近は中学受験をする小学生の割合が高くなってきているのに加えて、東京都は私立高校を含む全ての高校の授業料を2024年度から実質無償化するので、私立の中学校に子どもを通わせたい家庭がもっと増えそうですね。
そうですね。東京都の私立高校の年間の授業料の平均は約47.5万円だから、家計はずいぶん助かります。由美子ママのように2人以上のお子さんがいればなおさらですよ。
ただ、、由美子ママのように、子どもの中学受験が初めての場合、どのように志望校を選べばいいか、難しいですよ。ネットや塾の情報がたくさんありすぎて、考えるのもイヤになっちゃう。
確かにそうですよね。ただ、順序よく考えていけば、自然と中学受験の志望校を絞り込むことができますよ。さっそく、検討しましょう!
中学受験の志望校の選び方〈5つ〉のステップ
中学受験での中学校選びのステップは、次の〈5つ〉です。列挙した後に、1つ1つ詳しく説明しますね!
- 中学受験の志望校の選び方 通学時間から通える中学校を6校以上リストアップ
- 中学受験の志望校の選び方 男女別学と共学の特色を知る
- 中学受験の志望校の選び方 入学試験の偏差値(難易度)を調べる
- 中学受験の志望校の選び方 学校の口コミを見てみる
- 中学受験の志望校の選び方 受験生向けの学校行事を調べて参加する
中学受験の志望校の選び方① 通学時間から、通える中学校を6校絞り込む
まず6校以上リストアップ(お試し・前受け受験を除く)
えっ、志望校の選び方として、お試し・前受け受験(本命校の受験の前に練習のために行う受験)以外に6校も選ばなくちゃいけないんですか?
はい。受験日程が限られていますから、実際には3校くらいしか受験できないのですが、初めて受験される方は、がんばって6校はストックしておいたほうがいいです。
なぜかというと、実際の受験で、併願作戦を立てるとき、最低でも1校は合格したいならば、次の3つのレベルから1つずつ選んでおく必要があるからです。中学校の選び方としては王道です。
- 安全校(入試本番で合格圏に余裕で入ると予想される学校)
- 相応校(入試本番で合格圏に入ると予想される学校)
- 挑戦校(入試本番で合格圏に入るかどうかはやってみないと分からない学校)
じゃぁ、3校選んでおけばいいんじゃないですか?
中学受験を経験済みの方なら、それでいいと思います。
でも、中学受験が初めての方は、どんな学校があるか、どのような学校が自分の子どもに合うか、情報が少ないですよね。
中学校選びは、たくさんある学校を比較して決めるものですから、多くの情報に接した方が後々後悔しないと思うんです。
確かにそうね!
あと、中学受験の志望校選びで重要なことがあります。
人は、自分の特技、例えば数学に強いとか、絵がうまいとか、そういうものを人に認められることによって、自分という個性を理解することができます(アイデンティティの獲得)。
しかし、どこかの中学校に入ったからといって、それ自体が個性ではありません。つまり、「〇〇中学校に入ったからその人は〇〇だ」とは必ずしも判断できません。
高学歴の人がすべて社会で成功しているわけではなく、自分の個性を生かし切っているかどうかがその人の生き方を決めます。
「〇〇中学校に入れば親や人から認められる」という考えで志望校を選んでしまう子どもがいるんですが、そういう子どもは、その中学校に入った後も、他人の態度や評価で自分がとらえようとしてしまう傾向があるんです。
ですから、中学受験の志望校選びは、子どもが個性を伸ばせる環境があるかどうかを保護者がよくよく考えて決める必要があります。
自宅から通える範囲の中学校を探す方法①
子どもに通わせたい中学校でも、あまりに遠いと通学できないわ。自宅から通える範囲にある中学校って、どうやって調べればいいの?
通学時間からの学校検索というサイトを使って、まず、リストアップしてみましょう。
自宅から通える範囲の中学校を探す方法②
さらに、自宅から通える中学校を調べる方法には、「地図」と「路線」から探す方法もあります。
まず、「地図タイプ」には次のようなものがあります。偏差値の目安(四谷大塚、80%)をつけておきましたよ。
これは下のように使って、自宅からの経路を調べることができますよ。
【1】調べたい学校をクリック
【2】次の画面で下へスクロール
【3】Googleマップのリンクをクリック
【4】Googleマップで経路を検索
なるほど! 探したい中学校のだいたいの位置が分かっていれば、これで経路を調べられるわね。
自宅から通える範囲の中学校を探す方法③
次に、「路線タイプ」で自宅から通える中学校を探してみましょう!このタイプでは、首都圏模試センターの検索が使いやすいです。
ここでは、試しに、「JR山手線沿線の学校」を検索してみましょう! 上の画像をタップして始めましょう。
【1】「路線・駅から検索」をタップ(スマホでは下の方にあります)
【2】「路線から探す」をタップ
【3】「JR山手線」を選択
【4】下にスクロールして「駅を選択」をタップ
【5】「JR山手線すべての駅」を選択して、下の「検索する」をタップ
【6】「地図表示」をタップすると、JR山手線沿線の学校が表示されます
なるほど! この検索方法なら、数駅先の学校まで調べることができて、学校選択の幅が広がりますね。
中学受験の志望校の選び方② 男女別学と共学の特色を知る
男女別学が減少
最近は少子化の影響があって、男女共学の学校が増えているそうですね。
そうなんです。中学受験の志望校の選び方では、男女別学か、男女共学か、も大事な視点ですね。
文部科学省が実施する「学校基本調査」は次のように言ってます(学校数は本校のみ、分校を除く)・
- 国立・公立・私立を合わせ、21年時点の男子のみが通う高校は98校で、01年の203校から51.7%減少
- 女子のみが通う高校は21年に281校。01年(503校)比44.14%減少
- 男女が通う高校(01年4634校、21年4371校)も減ってはいるが、減少率は5.7%にとどまっている
女子高は4割減、男子高は半分以下になっています。
男女別学が減っているのは分かったんですけど、男女別学にもそれなりにメリットがあるんでしょ。
もちろんです。中学受験の志望校選びでの男女別学と男女共学のそれぞれの特色をみてみましょう!
男女別学と男女共学のそれぞれの特色
男女別学と男女共学の特色は、次の4つに整理できます。
- 男女別学と共学の比較の視点 社交性
- 男女別学と共学の比較の視点 自己表現
- 男女別学と共学の比較の視点 学習スタイル
- 男女別学と共学の比較の視点 緊張感
- 男女別学と共学の比較の視点 性別役割
それぞれについてみていきましょう!
男女別学と共学の比較の視点 社交性
男女共学は社交的な子どもに向いていて、異性との交流を通じて社会性を育み、多様な人間関係を築く環境を提供します。しかし、異性の存在による緊張感や恥ずかしさが生じる場合もあります。
一方、男女別学は同性のみの環境で安心感を与え、自己表現を促進しますが、異性との交流不足により社交性の発展に影響が出ることもあります。
つまり、共学は友達作りのチャンスで、異性と話す機会がたくさんあり、別学は同性の友達と深い絆を築けるよ、ってことですね!
そうですね。どちらかといえば社交的、って人は共学向きといえます。
男女別学と共学の比較の視点 自己表現
自己表現の観点から、男女別学は生徒が性的な緊張感や恥ずかしさを感じることなく、自分自身を表現しやすい環境を提供します。
一方、男女共学は異性の前で自己表現をする機会を与え、社会的な自信を育むことができますが、場合によっては自己抑制が生じることもあります。
別学では自分らしさ全開!共学は異性の前でも自分を出せるチャレンジ、ということですね!
とことん自分らしくスクールライフを満喫した人は、別学が向きといえます。
男女別学と共学の比較の視点 学習スタイル
学習スタイルの面から見ると、男女別学は性別特有の学習ニーズに焦点を当て、個々の性別に合わせた教育を提供することが可能です。これは、性別に基づく集中力や興味の違いに対応するのに適しています。
一方で、男女共学は異性間の相互作用を通じて、より広い視野と多様な学習スタイルを促進しますが、性差による学習効果の違いに配慮する必要があります。
別学は自分にピッタリの学び方ができる、共学ではいろんな視点から学べる、ってことですね。
特に、女子は男子とちがって、一つづつ積み上げていく学習法が適しているとか、先生の話をすべて聞いてから行動するとか、このような性差に注目して指導している女子校がありますよ。このような女子ならではの性質を生かしたいときは、女子校がおススメです。
男女別学と共学の比較の視点 緊張感
緊張感の面から考えると、男女別学は性的な緊張や恥ずかしさを減らし、リラックスした学習環境を提供します。これにより、生徒は集中しやすくなる可能性があります。
一方、男女共学は異性との交流を通じて、社交的な緊張感に慣れる機会を与えますが、この緊張が一部の生徒にとっては学習への障害となることもあります。
別学だと恥ずかしさなしでリラックス、共学は少し緊張するけど、それも成長の一歩!、ってところね。
共学に通う男子の中には、女子とは口がきけないっていうケースもありますよ。比較的おとなしい男子は、男子校に多いと言われています。
男女別学と共学の比較の視点 性別役割
性別役割の観点から、男女別学は性別に基づく固定観念から自由な環境を提供し、生徒が性別に縛られずに自身の能力を伸ばすことができます。
一方で、男女共学は異性との日常的な交流を通じて、性別に関する偏見を減らし、多様な性別役割に対する理解を深めることが期待されますが、ステレオタイプに影響されるリスクもあります。
別学は性別にとらわれず自由に、共学は性別の枠を超えた理解を深めるチャンス!、ですね。
女子校の場合、運動会の設営とか力仕事も女子だけでやらなければいけませんね。その意味で、リーダーシップを発揮したい女子は女子校が向いていますよ。
中学受験の塾選びの視点として5つの観点を紹介しました。中学校ごとに特色が違いますので、後で扱う「学校説明会」などで、実際のところを確認するようにしてください。
中学受験の志望校の選び方③ 入学試験の難易度を調べる
模擬試験の偏差値の比較
男女校と共学校の特色は大体わかったわ。でも、実力が見合わない学校だと、そもそも志望校として選択肢に入らないんじゃないですか?
一般的にはそう考えられてます。代表的な尺度が「偏差値」です。
志望校判定をする模試には、サピックス、四谷大塚、日能研、首都圏模試などがよく知られています。
同じ中学校でも、合格に必要な偏差値は模試によって異なります。おおざっぱですが、それぞれの模試で判定される偏差値には次のような関係があります。
- 四谷大塚 ≒ 日能研 (四谷大塚と日能研はほぼ同じ)
- サピックス ≒ 四谷大塚-5~10
- 首都圏模試 ≒ 四谷大塚+10
例えば、慶應中等部の偏差値が、四谷大塚と日能研で65だとすると、サピックスでは60、首都圏模試だと75くらいになります。もちろん、あてはまらない場合や誤差はあります。
へぇ~、そんなに違うんですか!でも、自分の偏差値が届いていないと受験したくてもしり込みしちゃいますね。
そんなこと、全然ありませんよ!
模試で出された問題と過去問が同じ傾向ではないし、そうである以上、それをもとに出された偏差値は信用できるかどうかも怪しいですよね。
受験で合格できるかどうかは、次の2点だけで決まるといっていいです。
- ベーシックな学力があること
- 過去問が合格点以上取れること
もっと言うと、塾の小テストや模試の成績とか、順位や偏差値とか、成績で席順が決まるとか、こういうのは「刺激剤」なんですね。
自信のない子どもたちは、これらの「刺激剤」に慣れてしまう、という弊害があります。
でも、自分の努力を評価するには、順位とか偏差値で子どもに現実を見させないといけないと思いますけど…
学習性無力感と偏差値
つむぎママは「学習性無力感」って聞いたことあります?
聞いたことがあるような、ないような…
学習性無力感というのは、自分の行動が結果を伴わないことを何度も経験していくうちに、やがて何をしても無意味だと思うようになることです。
学習性無力感に陥ると、「次は成功するかもしれない」という期待や「再度挑戦してみよう」という意欲が失われていくと言われています。
なるほど…。でも、それが偏差値とどういう関係があるんですか?
ほかの人より頑張らないと、偏差値を維持したり、偏差値を上げることはできません。つまり、偏差値を上げるということは、常に人がやっている以上のことをやらなければならないということです。
それは当然ですよね。本人も「受験したい」って言ってることだし。
しかし、そこに落とし穴があるんです。
人が自信を持つためには「小さな成功体験の積み重ねが大事」って聞いたことはありませんか?
そうね、聞いたことがあるわ。スモールステップ、っていうやつね。
そう、スモールステップですね。
「偏差値を上げる」というのは「スモールステップ」ではなく、「ビッグステップ」なんですよ。
子どもが小さな努力をして自信をつける前に、「偏差値が低い」とか「偏差値が上がらない」とか「努力が足りない」とか言って、子どもの小さな努力を台無しにしてしまうと、子どもは努力しなくなると思いませんか。
確かに、そうだわ…
私が知っている小学校4年生の女子は、塾の偏差値が上がらないから、高額な個別指導にも通わされて、毎日勉強漬けの日々を送っています。
この子にとって、本当に必要なことは、偏差値を上げる前に、スモールステップで自信をつけさせることだと思うんです。
親や先生に「偏差値が低い」って言われても、子どもだって成績表を見れば「低い」ってわかります。目がついてますから。
なのに、「低い、低い」って言われれば、子どもだって頭にきますよ。
問題は「なぜ低いか」「どうすれば上げることができるか」を子ども自身が判断できるかどうかです。
子ども自身が判断できるためには、小さな努力を積み重ねて、それが自信に結びついていることが必要なんです。
偏差値は目標
じゃぁ、志望校選びに偏差値は関係ないってこと?
いや、だれだって偏差値は気になりますよ。
でも、中学受験の塾選びの段階で、「この学校を受験するには偏差値が足りないから受験はムリだ」と考えるのではなく、「この学校を受験するには努力が足りないから頑張ろう!」と思って成長につなげて欲しいんです。
できる子たちは、偏差値は頭の片隅に入れておくけど、あまり気にしていません。偏差値に振り回されずに、達成感のある勉強を積み重ねていくことが大事なんです。
中学受験の志望校の選び方④ 学校の口コミを見てみる
おすすめー口コミサイト
この間、私立中のことを調べていたら、「みんなの中学情報」という口コミサイトがあったわ。
保護者や生徒たちの口コミがとても多くて、参考になると思うけど。
それ、私も見たことありますよ。中学受験の志望校びの段階では、他人の口コミが参考になりますね!
そのサイトでは、こんなことが書いてあります。
- 総合評価
- 校則
- いじめの少なさ
- 学習環境
- 部活
- 進学実績/学力レベル
- 施設
- 治安/アクセス
- 入試に関する情報
- 志望動機
口コミサイトを参考にするときの注意点
ただ、口コミを参考にするときは、次の点に注意すべきですね。
- 主観的な意見が多い: 口コミは個人の経験に基づくため、必ずしも客観的な情報ではありません。
- 情報の偏り: 特定の意見や経験のみが強調され、学校全体の実態を反映していない可能性があります。
- 古い情報の可能性: 口コミは時が経つにつれ古くなり、現在の学校の状況と異なる場合があります。
- 一部のネガティブな意見の過大評価: 少数の悪い評価が全体の印象を損ねることがあります。
- 不確かな情報源: 口コミの情報源が不明瞭で、信頼性が低いことがあります。
- 子供に合わない学校の選択: 口コミだけに頼ると、自分の子供に合った学校選びができない可能性があります。
- 狭い視野による学校選び: 口コミは特定のコミュニティやネットワークに限られることが多く、広い視野での学校選びを妨げます。
- 感情に流される: 良い口コミに感情的になり、冷静な判断ができなくなることがあります。
- プレッシャーによる選択: 他人の意見に影響され、本当に望む学校選びができないことがあります。
- 情報の確認の難しさ: 口コミ情報の真偽を確認するのは難しく、誤った情報に基づいて決定するリスクがあります。
これらの点を考慮し、口コミを参考にする場合でも、公式の情報やデータ、学校訪問などを通じて、総合的な情報を収集することが重要です。
次に、学校見学について説明しますね。
中学受験の志望校の選び方⑤ 受験生向けの学校行事を調べて参加する
受験生向けの学校行事
中学受験の志望校選びでは、受験生向けの学校行事はぜひ参加したいわ。受験生向けの学校行事にはどのようなものがあるんですか?
学校にもよりますけど、次のようなものがあります。
- 学校説明会: 学校の教育方針、カリキュラム、進学実績などを紹介するイベント。保護者と生徒が参加することが多いです。
- オープンスクール: 実際の授業を体験できるイベント。教師や在校生と直接交流できる機会も提供されます。
- 個別相談会: 個々の疑問や不安に対して、教師や入学相談員が直接回答するイベント。
- 模擬試験: 実際の入試に近い形式で行われる試験。受験生にとっては入試対策の一環として有用です。
- 体験授業: 特定の教科やテーマに焦点を当てた授業を体験できるイベント。学校の教育内容を深く理解するのに役立ちます。
- 入試相談会: 入試の出題傾向や対策方法についての説明会。受験生や保護者の不安を和らげるのに役立ちます。
- クラブ活動の公開: 部活動やクラブの実際の活動を見学できるイベント。学校の雰囲気や生徒の活動状況を知ることができます。
- 校内見学ツアー: 学校の施設や設備を案内するツアー。図書館や実験室、体育施設などを見ることができます。
- アートや科学の展示会: 生徒たちの作品やプロジェクトを展示するイベント。学校の教育成果を具体的に示します。
- 音楽会や演劇の公演: 学校の音楽部や演劇部が行う公演。学校の文化的側面を感じることができます。
楽しそうなイベントがたくさんあるのね!
そうそう!
オープンスクールとか体験授業は、実際にその学校で教えている先生と接することができて、子どものやる気につながりますよ。
受験生向けの学校行事は、次のサイトでもチェックできますよ。
ただ、これらのイベントは学校によって異なる場合がありますので、具体的なイベント内容は各学校のウェブサイトや案内資料で確認することをお勧めします。
学校説明会
学校説明会チェックシート<ダウンロード>
やっぱり受験に直結するのは、学校説明会です。学校説明会に出席したときのチェックシートを準備しましたので、下からダウンロードしてください。
学校説明会チェックシート.pdf (193 ダウンロード ) 学校説明会チェックシート.docx (182 ダウンロード )学校説明会で質問したいこと
知りたいことがけっとうたくさんあるのね!こんなにたくさん質問する必要があるかしら?
- 選考方法(科目・面接)
- 昨年からの変更点(昨年のデータ)
- 小学校の調査書・欠席状況の取り扱い
- 兄姉・近親者在籍の優遇の有無
- 特定教科の足切りの有無
- 特定教科の高得点の優遇
- 複数回受験のときの優遇の有無
- 計算用紙を配布するか、回収するか
- 部分点の取り扱い(途中式の減点加点基準、答えしか書いていない場合など)
- 解答欄外の計算や裏面の計算等を評価対象とするか
- 繰り上げ合格の取り扱い(人数・点数・連絡方法・最終連絡日)、昨年度の実績
- 気分が悪くなったとき、遅刻の場合の取り扱い
- 学校の周囲の環境は安全か
- いじめにはどのように対処しているか
- 校則は合理的か
- 学校と家庭との交流の有無
- 入りたい部活動はあるか
- 部活に入っている生徒の割合
- 入試対策の特別授業の有無
- 学校内模試はどこを使用しているか
- 進路指導はしているか
- 自習室はあるか
- 本校独自の指導や行事
事前に学校のウエブサイトで分かるところは調べて、それでも分からないところだけチェックしておいて質問するといいと思います。
分かったわ。中学受験の塾選びは難しそうだったけど、何とか1歩踏み出せそう。今日もありがとうございました!
いえいえ、こちらこそ。今日も長く時間をいただいてありがとうございました!また何か分からないことがあったら、下のフォームから質問してくださいね。