独学でもここまでできる!英語ゼロから話せるようになる方法

やまだ先生は、成人向け英会話教室もやっていますよね。

はい。小中高生には受験英語を教えていますが、成人の方々には実用的な英会話教室をやっています。生徒さんからは、こんなレビューをいただいてます。

【M・Fさん(40代)】毎回楽しく受講させて頂いてます。日常的に良く使う英会話をネイティブな発音で学ぶ事が出来ます。少人数なので分からない事をすぐ質問できる事が有難いです!
【M・Sさん(50代)】毎回の英会話レッスンはとても楽しくリスニングと発音指導は当たり前を覆す新たな発見があります。また文法の学び直しの機会もあり学びの宝庫。海外の懐かしのヒットソングを歌詞とともに口ずさめるのも魅力。もう一度英会話をやりたい、やり直したい、ネイティブの英語を身に付けたい。そんな願いを叶えられる素敵なschoolです。クラスはいつも明るく楽しい雰囲気なので毎回のレッスンをいつも楽しみにしています。
へぇ~。なんだか楽しそうね。

そうなんです。とにかく成長を実感していただくようなオリジナルのカリキュラムでレッスンを提供しています。
この記事では、「独学でも英語を話せる」ようになるための教材をご紹介したいと思います。いずれも市販の教材ですので、最小費用の最大効果を実感していただけると思います。

私もずっと英語で話したいと思ってたからよかった!さっそく教えてください。

受験英語では日常英会話は話せない
受験英語では日常英会話ができない理由
みなさんが実感しているように、受験英語では日常英会話ができるようにはなりません。

確かにそうね。いろいろな英語スクールに通って、たくさんお金をつぎ込んだわ。しっくりこなくて、どれも辞めちゃったけど。

日常英会話ができないことを痛感するのは、次のような場面です。
- 外国人同士の会話に入っていけない。
- 英語で映画のセリフやラジオの内容を理解できない。

確かにそうだわ。外国人同士の会話がそもそも聞き取れないから、英語のコミュニケーションが成り立たないの。

そうですね。小中高生のときに習う英語は、英語圏の人が使っているような「実用的」でもないし「日常的」でもない。だから、英語をコミュニケーションの道具として使えるようにはならないんです。
そこでまず、英語の音のクセ(英音法)を意識しましょう。

英音法を意識しましょう
「英音法」って何?

音がくっついたり、消えたりすることです。私のオリジナルプリントがありますので、ダウンロードしてください。
[ダウンロードが見つかりません]プリントをダウンロードしたら、下のオリジナル音源で、どのように発音されるかを確認しましょう。
【01-50.連結】
【51-59.脱落① 破裂音+破裂音】
【60-65.脱落② 破裂音+摩擦音】
【66-68.脱落③ 破裂音+子音】
【69-71.脱落④ 子音+h】
【72.脱落⑤ その他子音+子音】
【73-75.脱落⑥ 文末の破裂音が落ちる場合】
【76-78.脱落⑦ 子音と子音の間にあるt,k,gなどが脱落】
【79-84.同化① s+y】
【85-87.同化② t+y】
【88-92.同化③ d+y】
【93-98.はじき音】
【99-101.口語で重要な特殊変化】
【102-126.弱形】

英会話の基礎知識を固める教材3選
では、独学で学ぶ日常英会話教材を紹介しましょう。まずは、せっかく学校で習った英語の学習内容を日常英会話に落とし込む教材からいきましょう。

【1位】英語のハノン
「英語のハノン」は、先の「英音法」を英文法に当てはめて、ナチュラルに発音できるように工夫された教材です。
このシリーズには「初級」「中級」「上級」「フレーズ編」「ロジック編」とありますが、日常会話の範囲であれば、まず「初級編」と「中級編」で十分です。
付属の音源は、遅いものと早いものの2種類がありますので、自分のレベルに応じて発音練習ができます。

「ハノン」ってどういう意味?

「ピアノの練習で、指の技術向上を目的とした練習曲」で、ひたすら機械的に指の動きを鍛えるものです。
「英語のハノン」では、音源の指示に従って、どんどん発話していきます。「主語を〇〇に変えて」とか、「疑問文・否定文にして」とか、指示がきますので、それに即座に答える練習をします。

大変そうだけど、英語を「使える」ようになるには役立ちそうね!

中学レベルの英文法に自信がない方は、まず「英語のハノン」から始めると最低限の英文法を思い出すことができます。

【2位】英語のフレーズ図鑑・英語のニュアンス図鑑
次におすすめなのが、「英語のフレーズ図鑑」と「英語のニュアンス図鑑」です。
英語には似た表現方法がいろいろありますが、それらをTPOに合わせてどのように言えばいいかをとても分かりやすく説明しています。

なるほど、その時々の状況に合わせて、自分の気持ちを正確に伝えることができるようになるわけね。

そうです、まさに「日常英会話」の使い方のガイドブックになっています。
例えば、受験英語では、「must=have to」と習いますが、この2つはニュアンスが全く違います。特に、日常英会話で「~しなさい」という意味で must を使うことはまずありません。
受験英語では、このようなネイティブの使い方を教えないのは残念ですね。

【3位】YouTube「あいうえフォニックス」
次の動画をまず、見てください。

へぇ~。「Do you ~ ?」って、特に重要な部分じゃないから「ジュ」って発音するのね!

そうなんです。受験英語では、ネイティブがどのように発音するのかを意識しませんね。そこが、日本の英語学習の問題点なんです。
「あいうえフォニックス」では、受験英語では教えてくれないことを、わかりやすく解説してくれています。親子で見ても楽しいですよ。

英語の基礎知識を日常英会話につなげる教材3選
【1位】パッと答える まちなかシンプル英会話
英会話の教材はいわゆる「表現集」が多く、暗記するのにとても苦労します。会話のキャッチボールを意識するものではなくて、実践的ではありません。
そこで、スピーキングの瞬発力を鍛えるNHKのラジオ講座「英会話タイムトライアル」が実践的な教材として有名です。
このラジオ講座のエッセンスを凝縮したのが、「パッと答える まちなかシンプル英会話」です。

面白そうね。中身はどうなっているの?よくある英会話本って、表現の羅列でうんざりするわ。

そうですよね。「パッと答える まちなかシンプル英会話」の立ち読みを見てください。

「〇〇のような場面で、〇〇のように答えましょう」とか、「英語で〇〇と話しかけられました。どのように答えますか」とか、英語のキャッチボールを意識せざるを得ない構成になってるわ。

そうですね。よく、街中で外国人に英語で話しかけられたとき、日本人って「・・・」って黙っちゃいますよね(笑)
英語をコミュニケーションの手段としてとらえることがとても大事です。

【2位】NHKラジオ「英会話タイムトライアル」
「パッと答える まちなかシンプル英会話」でコツをつかんだら、次は「NHKラジオ 英会話タイムトライアル」で腕を磨きましょう!

でも、ラジオだといつもその時間に聞かないといけないから、続かないかも・・・

そこは大丈夫!「英会話タイムトライアル 音声ダウンロード」とかで検索すると、音声ファイルをダウンロードできますよ。

【3位】Chat GTP「AI英語革命」
日常英会話がいつまでたっても身につかないというのは、練習不足が原因ですね。

でも、毎日が忙しいから、英会話スクールに通う余裕なんてないわ。

ですね。でも、時間があるときに、お金をかけずに日常英会話の練習を一人でできるんですよ。

ホント!

はい。「AI英語革命」を読めば、ChatGPTを使って日常英会話を独習する方法がわかりますよ。
日常英会話の練習では、ただ単に覚えたことを吐き出すのではなく、その時々の状況に応じた会話を心がけることが大事です。ChatGPT先生が相手だと、「ここでは何といえばいいんですか?」と日本語で質問することができますので、自分の頭を使って言い方を学ぶことができます。
ChatGPTが使いにくい方は、スマホにアプリ「AI英会話スピーク」を入れれば、同じことができます↓↓↓

これであなたもネイティブと話せる教材3選
さぁ、ここからは上級編です。覚悟をしなくてはなりませんが、ここを乗り越えれば、あなたもネイティブとの会話ができるようになります。

【1位】英語リスニングのお医者さん
英語ネイティブとコミュニケーションをとるには、「自分が何を話すか」の以前に、「相手が何を言っているか」を聞き取れることが大事です。相手が何を言っているかがわかれば、自分が何を伝えればいいかがわかるからです。
英語ネイティブの輪の中に入って、会話を楽しむことができれば、世界が広がりますよね。相手の言っていることが理解できれば、その言い方を真似することもできます。

よくある英会話本では、いろいろな表現方法を紹介しているけれど、それが実際にどのように発音されているかまでは紹介されてないわ。だから、実際の会話では生かし切ることができないのね。

【2位】モゴモゴバスター
「英語リスニングのお医者さん」をマスターしたら、「モゴモゴバスター」をやるといいです。

「英語リスニングのお医者さん」と「モゴモゴバスター」はどのように違うの?

【3位】スクリーンプレイ・シリーズ(洋画)
アメリカ人の友人ができると、「一緒に〇〇のDVD観ない?」って誘われることがあります。そのとき、食事をしながらDVDを観て盛り上がるのもいいですね。

英語の映画なんて絶対に聞き取れないわ!

そう思いますよね。でも、「スクリーンプレイ・シリーズ」の本は、英語のセリフと日本語の対訳がすべてのっています。
そこでまず、「スクリーンプレイ・シリーズ」で、英語の意味を日本語で確認しておくことができます。そのうえで、字幕なしのDVDを見ながら、どのように発音されるのかに集中することができます。

そんな教材があったのね! その手順をふめば、英語セリフの映画を鑑賞できるような気がするわ。

そうです。ただ、映画によって、セリフの言い回しの難易度が異なります。「スクリーンプレイ・シリーズ」のサイトを見て、自分のレベルに合ったものから始めるといいですよ。

英検対策
英語4技能試験といえば、英検よりもTOEICが有名ですね。ですが、英検も4技能試験として十分機能しています。
かつて英検は、作文ができなくても、ほかの技能でカバーできた時代もありました。しかし現在では、特定の技能のスコアが低いと合格できなくなっているんです。

そうなのね。自分の子どもにも英検対策は必要ね。何か、英検対策のテキストはあるの?

おすすめは「つきっきり英検」です。4級から準1級まで、2次対策もできちゃうんです。

4技能(2次)対策までこれ1冊でできるのね!

そうなんです。この本を初めからしっかり取り組んでください。

まとめ
英会話を楽しむための教材をいろいろ紹介してもらったけど、取り組むために注意することはある?

はい。一番大事なことは、付属している音源を聞きまくることです。
英会話の本はたくさんありますが、多くの本はフレーズ暗記型です。フレーズを暗記するのが全くムダなわけではありません。
しかし、挫折しやすいし、達成感も感じにくいです。しかも、ネイティブのスピードについていけなければ、英会話ができるようになったとはいえません。
この点、ネイティブのスピードについていけるようになると、達成感を得ることができます。そのためには、ネイティブのスピードの英語を聞きまくるしか方法がありません。

なるほど。まずはネイティブのスピードになれてから、その表現を真似するほうが近道ってことね!

その通りです! 挫折しそうになったら、友達を巻き込んで一緒に立ち向かうのもいいですね。
今回ご紹介した教材の使い方に疑問があれば、お問い合わせください。
